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11.22 早朝の野焼き [百姓]

 10年ぐらい前になろうか、ダイオキシン問題が大きく騒がれ、そのとばっちりで田畑や土手の野焼きまで大きく制限されてしまった。その後、環境ホルモンという新語まで登場させたダイオキシンなるものは、当初危惧されていた人体への悪影響は大したことがないことが判明したにもかかわらず、その研究成果は伏せられてしまい、依然として野焼きは制限されたままになっている。
 その後、たばこに対する嫌煙運動と重なって、少しでも野焼きの煙がたなびいてくると、それ消防署だ、役場だ、警察署だ、と通報されて、せっかく出来た灰が消防車の放水によって使い物にならなくなる。そんな経験もさせられた。
 しかし、ヘビースモーカーでもある小生は、頑固一徹、野焼きを毎年継続実施している。自宅前の畑の枯れた野菜や雑草に庭木の剪定クズ、そして隣の公園の草刈りで出た膨大な雑草や枯れたコスモスを処分するには、自宅前の休耕田での野焼きが一番であり、そして、出来た灰は貴重な肥料となる。灰はミネラルのかたまりであり、微量ミネラルの補給は灰に勝るものはないからである。以前は、自宅前の休耕田の雑草を刈り取ったものも全部一輪車で運び集め、野焼きして灰を作っていたのだが、一度当局へ通報されてしまい、それ以降、これは止めにしている。
 さて、明日は雨だから燃やすチャンスは今日ということになり、本日早朝、野焼きを決行。新しい方法というよりは旧式の方法であるが、今までは煙がたなびかないよう、1か所に集めて少しずつ燃やしていたのであるが、今回は、休耕田のコスモスの畝に、あらかじめコスモスの残骸を置き、その上に湿っぽい細かな雑草などを積んで乾かしておいたので、これをそのまま燃やし、来年植えるコスモスの肥料にしようと画策したところである。
 風は北風で微風。最高のコンディションである。煙は公園とその向こうの寺へたなびいてくれ、民家へは行かない。気を付けねばならないのは、休耕田と公園の間に道路があり、ときどき車が通る。煙が濃すぎると視界の妨げになり、事故を起こしかねない。よって、一気に火を点けるのではなく、様子を見ながら少しずつ点火していった。
 ところが、下の方はまだ少々湿り気があり、完全には燃えきってくれない。突いてみても一部が燃えるだけで、直ぐに消えてしまう。でも、概ね半分以上は燃えてくれたことであろう。コスモスへの肥料としては、これで十分ではなかろうか。
 燃えなかった分は、12月に庭木の剪定クズを野焼きするときに、再度燃やすなり、かき集めて剪定クズと一緒に燃やすことにすればよい。
 こうして、無事に野焼き作業が終わり、来年のコスモスが元気に育って綺麗な花をいっぱい付けてくれないかと今から期待しているところです。
 
 
 
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