SSブログ

4.26 プランターに入れた草花を差し上げたら、お返しが [稼業]

 昨年のことであるが、庭に咲く紫色が鮮やかな草花(名前は分からない)をプランターに入れて店頭で飾っていた。花の期間は2週間ほどだが、その間、実に綺麗な花を付けてくれている。
 そしたら、あるお客様が、“とっても綺麗!欲しいわ。”と、おっしゃった。
 小さな球根を付ける草花であり、株分けして増やすことができるのを知っていたから、“株分けして来年差し上げますわ。”と返事しておいた。この素敵な紫花のプランターの数を増やして誰かにもらっていただきたいと思っていたから、小生とて有り難いことである。
 地上部が枯れた晩秋にプランターから取り出して倍の数のプランターに球根を植え直し、養生しておいたら、春には新しい葉っぱを伸ばし、遅れて花芽の茎を伸ばしてきた。
 そこで、昨年約束した方に、“そろそろ咲きそうだから、ついでのときにお立ち寄りください。”と昨日電話したら、早速お出でになり、たいそう喜んでくださった。 
 そして、今日、“ちょうど前を通りかかったから、ブラウス一つお好きなのを選んで。”と、女房に話かけられた。衣服の卸をなさっている方である。
 お言葉に甘えさせていただき、女房が気に入ったブラウスを一ついただくことになった。
 そのお客様は、“いただけることをすっかり忘れており、よく覚えていてくださったわね。”とおっしゃったから、よっぽどうれしかったのでしょうね。
 傍から見れば、プランターとブラウスの物々交換ということになるのではあるが、当事者同士にとっては、互いに「贈与」であり、贈った方も贈られた方も、贈り物をしたことで喜びを感じ、贈り物を受け取ったことでまた喜ぶ、という“喜び”の増幅を堪能できるのであるから、実に楽しくなる。
 「贈与」というものには、えてして“義理”が付きまといがちであるが、「純粋贈与」というものには“大きな喜び”が付いてくるのである。
 今日は、それをあらためて感じさせられたところである。
 どんな花か?花が咲いたら写真で紹介しましょう。

(5月6日撮影)
DSCN0137.JPG

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0