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5.31 おもしろがる癖をつけよう [稼業]

 「みやざき中央新聞」という“おもしろく、楽しく、ためになる”新聞があることを過去記事で紹介したことがある。これを定期購読している。月に4回発行されるから、もう来たか、と感ずることが多い。1週間は早く過ぎるものである。
 その新聞が届いたら、小生も女房も直ぐに読むようにしているのだが、忘れることもたまにはある。今回がそうだ。その新聞を今読んで、これはおもしろいと感じたのが、表題の記事である。
 大阪出身の作家、中谷彰宏さんが対談の中で話しておられることの一部分を紹介されたものであるが、傑作なのは中谷さんが子供の頃に南海と近鉄の試合を度々観にいった中で経験された出来事。それを以下に引用しよう。

 南海が負け始めると、一人のおっさんが悔しいもんだから、新聞紙を破って紙吹雪にしたんです。そしたら、近くで怖そうなおっさんが食べていた焼きそばの上に紙吹雪がかかったんですよ。これ、東京だったら喧嘩になりますよね。大阪は違うんです。「こらぁ、ワシの焼きそばの上に青のり掛けたのは誰や」って怒ったんです。もう周りの観客はそのおっさんに拍手喝采です。試合そっちのけなんです。
 要は、大阪人は本気で怒ることは恥ずかしいことと思っていて、緊張状態を如何に笑いに転じられるか。そういう人が大阪では賞賛されるんですね。

 これを読んで、思わず吹きだしてしまった小生です。そして、大阪人の度量の大きさに敬服したところです。中谷さんの話は続きます。引き続き引用。

 目標を掲げて、それに向かって突き進むだけだと、成功したか失敗したか、勝ったか負けたかばかり気になって、ストレスになる。結果がどうのこうのではなく、途中のストーリーを楽しむことが大事。本当のおもしろさというのは実は本筋以外のところにあって、それを如何に見つけられるか。その視点をもっていると、人生はもっとおもしろくなる。
 おもしろいことを楽しむのは当たり前だ。しかし、人生、おもしろいことばかりではない。どんな状況でも芸人がネタを探すように、「何かおもしろいことはないかな?」と、おもしろがる癖をつけようではないか。人生、楽しんだもん勝ちやで。

 ということです。小生も、こうした記事がけっこう多い「みやざき中央新聞」を毎週楽しみにしていて、“おもしろがる癖”を付け始めています。そして、それに先立ち、このブログ「“一日一楽”ブロキチおやじ日記」を付け始め、楽しいこと、おもしろいこと、うれしいことを探す癖が自然とだんだん付いてきた気がします。
 人生、やっぱり楽しく過ごさなきゃ損する、と思い始めたこの頃。大阪人風に言えば、“おもろいことをせんとあかんでぇ”となりますかな。
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