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8.30 美味しいイチジクはどうすればできる? [百姓]

 数日前に10個ほども収穫できたイチジクであるが、その後はパッとせず、もう峠を過ぎたかとがっかりしていたのだが、昨日数個、今日は10個以上も収穫でき、色付いているものが多いから、明日以降もかなり収穫できそうだ。
 今日のお昼に女房がそれを食べ、“どうして家のイチジクは美味しいの?”と聞いてきた。“特別なことはしてないぞ。”と返事したものの、栽培を任せられている小生にとっては、うれしい限りである。

 そこで、なぜ家のイチジクは美味しいのかを考えてみた。
 先ずは若木であること。10年来の老木が虫食いで枯れ、残った幹の根元から小さな脇芽が伸びていたので、それを伸ばしてやって数年経っただけの元気あふれる若木であるからだろう。
 次に、肥料をたっぷり入れ込んであること。木の周りに溝を掘り、堆肥、有機肥料、化成肥料を3年おきぐらいに入れている。堆肥や有機肥料で甘味が増すに違いない。
 何よりも美味しい原因は、栽培とは無関係で、完熟の朝取れをその日の内に食べるからだろう。

 ところで、イチジクについて、最近知ったのだが、根の張り方が浅いから、雑草などで木の周り全体を覆うと良いとのことである。幸い家のイチジクは雑草が生えており、大きいものを刈り取る程度にし、その場に置いているから、うまい具合に根は守られていよう。
 そして、昨日知ったこと、というより今まで勘違いしていたのだが、植物の3大栄養素「窒素、リン酸、カリ」の効能である。「窒素は葉肥え、リン酸は実肥え、カリは根肥え」だ。小生は、リン酸とカリを逆にして覚えていた。お恥ずかしい限りである。
 となると、イチジクにとって「リン酸は実肥え」であるのだから、リン酸の多いものを施肥してやれば良い。それにぴったりなのが「鶏糞」である。鶏糞にリン酸が多いのは前から知っていた。
 その鶏糞を最近使い始めた。今年から化成肥料を使わないことにしたから、それに代るものとして鶏糞を少々使ってみようと思ったのである。それを芋に施肥した。(これは勘違いで、やるならカリだ。)
 肥料バケツに残った鶏糞を袋に戻すのは面倒だからと、直ぐ近くにあるイチジクの根の周りに振り撒いておいた。1か月ほど前のことであるから、これが今すぐに効くわけがないのだが、来年以降の施肥の方法に、いい勉強になった。
 今冬には、イチジクの木の周り全体を少々掘り、鶏糞をたっぷり撒いて土を被せ、雑草で覆っておこう。そうすれば、今年よりもっと美味しいイチジクが採れるのではなかろうかと、捕らぬ狸の皮算用。
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