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2.24 料理をする気になったおふくろ、やるじゃないか! [おふくろ]

 耳が遠くて筆談でしか会話できない95歳のおふくろ。店から200mにある自宅で一人住まい。
 小生と女房は店の2階で寝起きしているが、週に2回小生が自宅に泊まりに行くし、女房も毎日おかずを届けに行くついでに少しばかり話もしている。
 さて、今日のお昼前のこと。おふくろに飲ませるボケ予防の漢方薬や健康食品を作りに行ったら、冷蔵庫から取り出した生ハムか何かを小生に見せて、“これ、どうやって食べるんや?食べ方が分からん。”と聞いてくる。
 この言葉を翻訳すると、“料理は面倒だから、嫁さんに料理してもらって、おかずを届けてくれ。”ということになるのだが、最近は、毎日お昼に女房がおかずを届けに行くから、なぜに小生に言葉をかけたか、イマイチ分からず、この翻訳は間違っているのかもしれない。
 よって、店に戻ってから女房に、“何や知らんが、食べ方を教えてほしい、と、おふくろが言ってたから、教えてやってくれ。”と頼んでおいた。

 選手交替し、女房が行ってきたら、次のようであった。
 物はベーコン。使用期限は昨年の9月。正月に冷蔵庫を点検し、腐ったものなど綺麗に片付け、そのときはベーコンはなかったが、冷凍庫の中の物はそのままにしておいたとのこと。
 となると、お盆に大阪の妹が来たときに、妹がスーパーで買ってきて、それが手付かずで残って、おふくろによって冷凍庫に仕舞い込まれたに違いない。
 最近、おふくろがそれを取り出し、冷蔵庫に移し替えたのである。そして、先日1袋4パックのうち、1パックをどう料理したのか知らないが食べたとのこと。
 女房が、期限が過ぎているから捨てた方がいいと言うも、腹をこわさなかったからもったいないので食べると言うので、調理法を教えてきたとのこと。

 料理嫌いのおふくろであり、最近は味噌汁も作らなくなってしまったのだが、どういうことか料理を始めたのである。
 驚きである。今回はおふくろの言葉を翻訳する必要はなかったのだ。
 昨年の7月に、まだらボケを起こし、少々心配していたのだが、1週間前のゴミ出しといい、今日の出来事といい、まだまだやる気十分のおふくろ。
 有り難いことである。
 このようであれば、ボケる可能性は少なかろうというもの。
 有り難い。今日は、ベーコンに感謝、である。

(3日後追記)
 お昼前のこと。女房がおふくろに今日のおかずを届けに行ったら、あのベーコンをおふくろが冷蔵庫から取り出して、再び“これ、どうやって食べるんや?食べ方が分からん。”と聞いてきて、女房が再度説明したら、翻訳言語のとおりの返事が戻ってきたとのこと。なお、この前は料理せず、そのまま食べたという。
 「おふくろが料理を始めた!」=これは、ぬか喜びに終わってしまった。
 別立てブログの「腹立ち日記」に書きたいくらいだ。クッソー!!
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 木村

親孝行の息子さんを持って幸せな親御さんだと思います。私の師匠の中島正さんもたしか95歳です。先日も電話しましたがとても元気な様子でした。耳も問題なく聞こえます。記憶力は私以上です。1年ほど前にも本を出されています。私は自分の父親は故人ですが実の父親より、頼りにしています。実の母親も故人ですが近くに母親より優しい人がいます。その人も95歳くらいです。近くにおられるので3月には伺う予定です。
自分の親ではない、両親がいて生き甲斐が増します。私もこのように長生きしたいと切に思います。そうすることにより、私の壮大な夢が実現できるかもしれません。お年寄りは宝です。今後も大切にしたいと思います。

by 木村 (2014-02-24 18:33) 

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