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4.29 旬のタケノコを食す [グルメ]

 今が旬のタケノコ。中華料理などで、旬でない時期に水煮して保存されたものが使われるが、タケノコ本来の味が全くしない。
 タケノコほど旬とそうでない時期とで、その味が大きく違ってしまうものはなかろう。「筍」という漢字は、そうであるからこそ、こういう字にしたのではなかろうか。
 さて、女房がスーパーに並んでいたタケノコを手に入れ、昨日、タケノコご飯を作ってくれた。年に2、3度は食したいものだ。昨日が第1回目。
 まずまず納得のできる味であった。たぶん前日に収穫されたものが店頭に並んでいて、それを買い求め、早速ゆでて調理したものである。
 通常の場合、これしか方法はない。もう少し良い方法は、朝取れのものが店頭に並んだ場合である。より新鮮だから味がその分良くなる。
 最高にうまかったのは、もう20年近く前のことだが、谷汲村に住んでいる竹林を持つ友人からいただいた「ゆでタケノコ」である。これを調理して作ったタケノコご飯の味は忘れられない。
 後日、その友人にお礼を言ったら、そりゃ違うさ、と返事が返ってきた。
 地元では、朝収穫したら早速ゆで上げるとのこと。アク抜きに何をどの程度使い、ゆでる時間は何分なのか、といったことは聞かなかったが、そこは長年の経験でもって最適の条件で行っておられることだろう。
 何年か前に、谷汲の門前で、たった今掘られたばかりというタケノコを買い、家に帰って早速に女房がゆでたが、そのタケノコは確かにスーパーで売っているものより美味しかったものの、谷汲の友人からいただいたものに比べれば、ガクンと味は落ちる。
 どうやら、ゆで方に違いがあるようだ。友人からいただいたときの話では、大鍋に何本ものタケノコを入れてまとめてゆでたうちの1本を持ってきたと言っていたから、これが大きく影響しているのではなかろうか。
 タケノコご飯を食べるときは、いつもこうしたことどもを思い出す。
 そして、昨年、信州の昼神温泉へ5月半ば過ぎに家族で行った帰りに買い求めたタケノコはかなりうまかった。今年もまた行くことにしているから、いいタケノコをゲットしたいものだ。
 今から湯治旅行が楽しみだ。
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