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8.29 おふくろの記憶力増強トレーニング [おふくろ]

<一日一楽日記>
 まだまだ元気な96歳のおふくろ。内臓はどこも悪くなく、食欲は旺盛である。弱った所といえば、足の運びが遅くなって、そのせいか、とんと出歩かなくなったことが挙げられるが、日常生活に全く支障がないから、助かっている。
 心配なのはボケである。昨年の夏に、まだらボケが時々出て、この先どうなることかと気を使わされたが、それ以降は持ち直し、今年の夏も乗り切った。
 一人住まいのおふくろであり、耳がひどく遠くなって、時折来てくださる隣の従兄弟と会話が通じない。人と会話するのはボケ防止になるから、その機会をなるべく作らねばならない。
 女房が毎日その日のおかずを届けに行ったときには、女房がおふくろの耳元に拡声器を当てて、その機器に付いているマイクから拾った声でもって、何とか会話し、おふくろの頭を働かせている。
 小生といえば、どうしても聞きたいことや伝えたいことを筆談でやっているのだが、せいぜい1か月に1度ぐらいなものだ。これでは、いかんだろう。
 そこで妙案を思いついた。これは記憶を呼び戻す良いトレーニングになろう。おふくろは、長年、百姓をやってきたから、農作業の段取りや野菜栽培のノウハウを熟知しているはずである。その大半は既に小生に伝授されているものの、その確認の意味も込めて、いろいろ話をさせればいいのだ。
 先日、ネギの本伏せの時期とやり方について聞いてみた。昨日と今日は、十六豆の種に2種類あるがその違いはいかに、ということについて聞いているところである。
 しかしながら、記憶が薄れたのか、質問と答がうまくかみ合わないことが多い。再質問をメモし、明日教えてくれと伝えておく。そのメモを真顔で眺めているから、おふくろはきっと懸命に記憶を呼び戻そうとしているのだろう。
 これによって、どれだけかはおふくろの記憶力増強トレーニングになるに違いない。小生の<2日前の日記>と同じだ。
 これから冬野菜の種蒔きが始まる。大根はいつ蒔くのだ、種が2種類あるがどう違うのだ。ハクサイはいつだ、などなど聞こうとすれば幾つでもある。
 連日のように質問攻めしてやるのは何だか面白そうだ。
 
<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング)
全ておぼろげ。答え合わせ:ちゃらんぽらんで、まるで今日のおふくろのようだ。オール間違い。0点。

※ 2014.6.3投稿記事で「白澤卓二著:100歳までボケない101の方法」の一つを紹介しました。
<2日前の日記を付けよう>
記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば、2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことなら、かなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。

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