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6.28 通い婚による夜這い生活 [学び]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 源氏物語に登場する光源氏は通い婚。平安貴族がそうでしたが、明治になっても庶民特に農民は通い婚が普通でした。
 これは、動物生態学で言えば、双系複雄複雌群でして、霊長類ではヒトだけです。オス・メスともに生まれ育った群から出ることはなく、オスが近隣の群に単独または複数で時折入り込み、メスとの接触をもつというものです。
 最後の氷河期が終わりを告げると海面が上昇し、日本列島は大陸から隔絶され、その後に始まった大陸における他民族の侵略・虐殺・略奪という嵐を全く経験しなかったがために、日本列島は長く平和が続き、原初の婚姻形態がつい最近まで続いたのです。
 もっとも武士の登場そして戦国時代の荒波により、こうした社会を経験すると世界的に皆そうなってしまうのですが、武士はじめ支配階層は父系一雄一雌(ペア社会)に変わります。大陸では庶民も完全に戦争に巻き込まれましたから、庶民(奴隷が先行)も全部が父系一雄一雌に急変します。もっとも富裕層は、父系一雄複雌の形態を変則的(正妻と妾)に取ったことは皆さんご存知のとおりです。
 なお、明治維新後は、夜這いによる乱婚が一般的に行われている実態があることは対外的にまずいため、双系複雄複雌群の婚姻生活の実態は隠され、明治時代の日本民俗学においても、政府の意を汲んでそうした事実はないとされてきています。このあたりのことについては、赤松啓介著「夜這いの民俗学」や高群逸枝著「女性の歴史」をお読みいただきたいです。
 “まさか、そんなことはない”と皆さんお思いでしょうが、太平洋戦争開戦後に、徹底的に日本人を分析した米国によって、これがばれてしまいます。小生の一論文で次のように紹介しました。
 『日本における夜這いの風習については、戦前は日本政府がこれを隠していたが、太平洋戦争の始まりとともに、米国の文化人類学者ルース・ベネディクトが米国移民日本人の調査を通してその存在を明らかにし、1946年にその著書「菊と刀ー日本文化の型ー」の中で、“田舎では”との注釈付きではあるが、その実態に触れている。ただし、赤松啓介氏は、実例を幾つか上げて“都市でも”夜這いの風習はごく自然にあったことを明らかにしている。』
 そうした書物を読んで、“日本はつい最近まで男女の交わりに関して男にとっては天国であったに違いない。何せ夜這いができ、女はそれを許してくれたんだから。”と、うらやましく感じたところです。
 さて、戦中にもあり、地域によっては戦後しばらくまで続いた通い婚ですが、急速に消滅しました。敗戦により婚姻形態がアメリカナイズされたといったところです。欧米並みに庶民も父系一雄一雌になってしまったのですからね。
 ところで、小生は、昨年の8月までは、店の2階の居室で女房と一緒に寝起きし、父系一雄一雌の婚姻生活をしていましたが、おふくろが他界したことにより、それからは、夜寝るときには自宅へ一人行っています。なぜならば、生まれ育った広々とした昔造りの木造家屋で、一人大の字になって寝るのは実にいいものだからです。
 安眠、熟睡、朝の目覚め爽やか!
 随分と前置きが長くなりましたが、本題に入ります。これより昨日の“一楽”を書かねばなりません。
 昨晩は、自宅で一人寝るのを久し振りに止めたところです。で、…あとは書かんでもいいでしょう。

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
5品思い出す。1品はなし。他に3品。4/8で50点

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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