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2.19 韓流100話(その21)「おはようございます」 [韓流100話]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 10月27日に紹介しました木口政樹さんの著「おしょうしな韓国 ほのぼの韓流100話」から、ビックリさせられるお話を、気まぐれ的にちょい出しして紹介します。今日はその第21回です。
69 おはようございます
 (筆者の故郷)米沢の美風の一つは、早朝などに道行く人とすれ違ったりした場合、お互いに見ず知らずであったとしても自然に「おはよう」の挨拶が出てくることであろう。…
 (筆者が韓国へ行ってすぐに)結婚して早々の頃。ギョンジュ(慶州)でのこと。早朝6時に起きて近くを散歩した。…妻の実家から歩いて5分もすると…シラギ(新羅)1000年の歴史が呼吸する場所に出る。…結婚する前からギョンジュの地に行ってあちこち歩きまわりたい。そんな気持ちが強くあったものだから、初冬の朝の散歩もなんら苦にならない。11月の6時はほとんど真っ暗である。道行く人の顔もわからない。人影がゆらゆらと歩いているだけである。…こんな早朝に散歩している人の多いのにまず驚いたが、すれ違いながらお互いに声をかけないことにも驚いた。わたしはつい無心で「アンニョンハセヨ」と言いながらすれ違っていた。相手は無言。だれも言葉をかえす人はいなかった。得体の知れない人に言葉をかけたり返したりする習慣がないのである。東京だったら同じだろう。韓国へ来るまえ、東京で10年余り生活をしてほとんど東京人になっていたはずなのだが、なぜかわたしはギョンジュがわが生まれ故郷のように感じていたのだろう。我知らず「おはよう」の挨拶をかわしていたわけである。家に帰って妻に話した。
 「そりゃそうよ。散歩しながら声をかける人なんていないわ」
妻はそういうのだった。そうか、散歩で声をかけたりしてはならないんだ。そんなことをしたら変な人と見られるおそれがあるんだ。わたしはそう理解した。その後はなるべくたやすく声をかけたりはしないようになった。マンションのエレベータでも、廊下でも、安っぽく声をかけたりはしない。
 ところで今チョナン(天安)に住んでいる。近くにテジョサン(太祖山)があって、毎朝登っている。…あるおじいさんはすれ違いがてら大きな声で挨拶をかけてくる。「おーす」とでも言っているように聞えるのだが、たぶん「アンニョンハセヨ」と言っているのであろう。思わず25年前のギョンジュの出来事を思い出した。声をかけたりしてはいけないのではなかったか。…しかし時と場合によっては、それは許されるのだ。自由にしていいんだ。特にこういった山の中で、それも早朝、顔もうっすらとしか確認できないような早朝に人とすれ違ったりする場合、なるべく声をかけたりしたほうがいいのだ。しかしわたしの、「声をかけない」習慣が習い性となってしまい声がすなおに出ない。これにも驚いた。子供の頃には、村の人とすれ違ったら条件反射的に挨拶をかえすのがわが村の習慣だった。それが今はマイナスの習慣が身についてしまい、声を出そうにもなかなか出てこない。おじいさんと会って3回目ぐらいにやっと出るようになった。おじいさんが「アンニョンハセヨ」と言うと、わたしも「アンニョンハセヨ」とかえす。美しい場面である。…
(引用ここまで)

 見知らぬ人とも挨拶を交わす、特に朝そうするととても気持ちがいいものですね。
 うちの休耕田、ここの道路沿いにはコスモスを少しばかり生やしており、朝、その手入れで休耕田にいると、通りがかった人(たいていは散歩)が「おはようございます」と声をかけてくることがある。声をかけてきたら即座に挨拶を返すと心しているのだが、声をかけてくれる人は、まあ3、4人に1人だろうか。案外少ないものである。
 こちらから声をかければいいのだろうが、なんだか照れくさいし、作業中でもあって面倒だ。こちらから積極的に声をかけるのは集団登校の小学生に対してだけだ。そうしたことからお昼過ぎに休耕田で作業していると、学校帰りの子供からまれに「こんにちは」と挨拶されてビックリし、「…こんにちわ」と少々間が抜けた挨拶返しになってしまう。
 ここらは田舎のような街のような土地柄であり、村と都会がごちゃまぜの地域であるから、こういうことになろうか。
 ところで、山登りすると、すれ違った人とは必ず挨拶するのが日本の慣わしとなっている。なかなかいいものである。しかし、上高地までもがそうなっているのには少々閉口する。河童橋から明神池までの往復は平坦な単なる散歩道であり、ひっきりなしに観光客とすれ違う。女房はそうした人全部に挨拶するし挨拶返しもある。小生はそうもそうもいちいち挨拶していると“口がだるくなる”とばかり、だいぶ途切れてからすれ違いがあるときだけに声をかけることにしている。でも、例外がある。それは外国人に対してだ。その反応が面白い。欧米人はにっこり微笑んではっきりとした言葉で例外なく挨拶を返してくるのだが、中国人グループは挨拶を返さないことが多い。国民性の違いもあろうが、日本を訪問する欧米人たちはきっと日本が好きで来たのであり、日本人と挨拶を交わすと気持ちがいいのではなかろうか。でも、中国人は…。
 そんなことを思ったりする。

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
5品思い出す。うち1品は別の物。4/6で65点

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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