SSブログ

5.21 初夏の奥飛騨新平湯温泉「山ぼうし」湯治旅行(その2) [湯治旅行/宿泊旅行]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 昨日今日と、当店の連休に合わせて、女房と奥飛騨へ新緑のドライブを兼ねて湯治に出掛け、新平湯温泉「山ぼうし」で泊まったことを昨日書いた。
 昨日は食い物について書いたが、今日はそれ以外について記す。
 何といっても一番は温泉である。これが主目的であり、去年の8月の記事と大半が重複するが、再び書こう。
 泉質は単純泉と書いてあり、どってことないが、かすかに硫黄らしき臭いがする。これは奥飛騨温泉どこも似たようなものだ。少々物足りないが、掛け流しということだけで満足するしかない。
 源泉はたしか71度で、湯温は41度に調整とある。昨年は一般に湯温は高めであったが、今回はもっと高めであった。42度ぐらいでなかろうか。
 宿に着いてしばし休憩してから、女房と浴場に向かう。男女別の露天風呂付き大浴場の他に、貸切浴場が2か所ある。貸切であるが面倒なことはない。「予約不要、時間制限なし」で「空いていたら、どうぞ」である。 
 貸切風呂がどちらも空いていたので、まずは見てみる。去年、両方とも入ったが記憶は薄っすら。手前のほうは、露天風呂は数人がゆったり入れる大きさで屋根付き。五右衛門風呂風の1人しか入れない浴槽もある。奥のほうはというと、2人入れる内風呂と数人がゆったり入れる露天風呂があり、屋根なしである。こちらのほうが若干広めで屋根もないからより露天風呂らしく感じる。よって、奥のほうに女房と2人入ることにした。
 内風呂も露天風呂もかなり熱め。ちょっとだけ入って、すぐに上がり、淵の岩にて腰を下ろして体を冷ます。ときおり風が吹いて気持ちいい。寝湯したり腰湯したり、そして風で体を冷ましたりの繰り返し。1時間15分であがる。
 夕食後、ひと眠りし、大浴場へ行く。時刻は午後11時すぎ。露天風呂はちょうどいい温度(気持ち高め)だったが、内風呂は貸切浴場と同程度の湯温。冷水シャワーが十分冷たかったから、温冷温冷の繰り返しで、1時間ほどして上がる。部屋数は10室で満室であったが、入ったときに1人が間もなく出る状態であったし、出たときに1人入ったきたから、ちょうど1時間、貸し切り状態。
 朝は、貸し切り風呂のもう1方が空いており、女房と入る。五右衛門風呂風の浴槽は熱くて入れない。岩風呂のほうはちょうどいい温度であった。でも、長くは入っておれず、淵の岩に腰掛けたりして、ゆだらないようにする。実に爽やか。やはり標高だけのことはある。女房は30分ほどで上がったが、小生は1時間ほど温泉を楽しむ。
 こうして、いつもどおり3回の入浴を楽しむ。それにしても、湯温はかなり熱めで、少々往生した。
 禁煙化が進んでいる昨今。この宿は、喫煙室となる囲炉裏部屋があり、ここで紫煙をくゆらすことができ、なかなかおつなものである。部屋は古民家風の作りになっているほか、天窓があり、朝、天井の一部がが明るくなり、これもまたいい。
 1泊1人1万8千円程度だから、そんなに高いものではないし、値段以上のものがある。実にいい宿だ。
 帰りに、すぐ近くにある福地温泉の朝市へ立ち寄り、ワラビをどっさり買い込む。灰汁抜き用の草木灰が1斗缶にどっさり置いてあり、お好きなだけ持って帰っていいサービスがあり、いただいていく。レジへ行くと、どこかの旅館の女将さんであろうか、昨日で期限が切れたお菓子を朝市のお客さんに差し上げて、といって帰ったばかりのときであり、早速レジの人から、そのお菓子をいただく。ラッキー!
 往きは東海北陸道を使ったが、帰りはせせらぎ街道を走り、新緑を楽しむ。やまふじの花が真っ盛りでいたるところに咲いており、これも見ものであった。清見の道の駅で、豆腐や赤かぶを買う。
 昨日の出発は正午ちょっとっ過ぎで、今日帰りついたのは午後1時半。まあ、いつもこんなものだが、帰ってから少々百姓もでき、有り難いことである。
(2020年5月30日追記)
 この記事へのアクセスが多い。2年ぶりにこれで3度目となるが「山ぼうし」へ今月湯治に行ってきた。その記事はこちら。
 →5.17 初夏の奥飛騨 新平湯温泉「山ぼうし」湯治旅行
 →5.18 初夏の奥飛騨 新平湯温泉「山ぼうし」湯治旅行(その2)
 
<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
宿食で脳トレ休み。

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
コメント(3) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 3

チョナン

湯治紀行、いいですね。
新平湯温泉「山ぼうし」って旅館は、実に日本的でいいですね。
「わびさび」ということばが髣髴とします。
こういう温泉にもう何十年入っていないだろうか。
ガキの頃は、米沢の高湯温泉とか小野川温泉などに子供会でいったもんですけどねえ。
懐かしいです。
どろんこさんの湯治紀行、常に楽しみにしております。
きのうの記事の「そば」も食ってみたいですね。
またの湯治紀行文、期待してます。

by チョナン (2018-05-28 11:44) 

どろんこ

チョナン様、コメント有り難うございます。
泊まった宿「山ぼうし」は全体が古民家風で、解体した古民家の部材をけっこう使っています。よって「実に日本的」な感じがし、落ち着けます。やっぱり、温泉宿はこうしたたたずまいがグッドです。
定宿になっちゃいました。こんど行ったときには、“お湯がちょっと熱すぎるよ”と注文を付けることにしましょう。
次回の湯治は、お盆過ぎを予定。お楽しみに。
by どろんこ (2018-05-28 16:29) 

Trip-Partner スカウトチーム

平素より楽しくブログを拝見させて頂いております。
弊社はTrip-Partner(https://trip-partner.jp/ )という新しい旅行情報メディアを運営しております。 弊社はどろんこ様のような内容に富んだ日本国内情報の記事を扱い、読者に読んで納得感が有る様なメディアにしたいと思っています。
もし宜しければどろんこ様の記事を弊社のサイトに投稿して頂きたいと思いまして、ご連絡差し上げました。 報酬は1記事3000円~5000円を考えています。
もしご興味ありましたら範國(ノリクニ)宛(japan-director@trip-partner.jp)にメールを頂けますでしょうか? その際メールにブログのURLを記載頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します。

by Trip-Partner スカウトチーム (2020-02-04 15:25) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。