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8.26 濁河温泉で満天の星空を楽しむ [湯治旅行/宿泊旅行]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 昨日今日の1泊2日で出かけた海抜1800m、御嶽山七合目(六合目ともいう)にある濁河温泉「湯元館」での夏の湯治。
 8月20日から早々にやってきた秋雨前線が居座り、ずっと雨模様の予報であったが、我々が出かける25、26日の両日の直前の予報が晴に変わった。
 久しぶりに雨の中、霧の中での運転を強いられるかと諦めていたが、予報どおり両日とも晴に変わった。有り難いことである。
 標高も高くなると樹木の芽吹きが遅れるからであろうか、今の時期にあっても新緑とさほど違わない若々しそうな樹木の葉っぱであった。それを間近で眺めながらのドライブはなかなかいい。晴れていればこその眺めである。
 初日は晴れていてもけっこう雲があり、その流れ行く姿を露天風呂から眺めるのもなかなかいいものであった。その雲も露天風呂から上がる頃には随分と少なくなってきた。
 さて、夜10時頃、宿の露天風呂に入ったら、空にはどうやら雲がなさそうで、眼鏡なしでも星々の輝きがけっこう目に飛び込んでくる。
 ちょうど天頂辺りに、はくちょう座が見え、白鳥の頭の所の1等星がまばゆい。そして、こと座のベガ(織姫星)も見える。夏の大3角形のもう一つが彦星だが、これは樹木が邪魔になって見えない。内風呂からの明かりが眼球に入って他の星が見えにくいから、手でさえぎって眼球に明かりが当たらないようにしたら、何かもやーっとしたものが見えてきた。最初は雲かなと思ったが、長々と伸びているおり、いや雲じゃない、位置からするとあれは天の川だ。久しぶりに見た天の川。
 こうなると、もっとはっきりと星空を見たくなる。風呂からあがって、宿の玄関から外に出た。ここにも照明があり、きれいには星空が見えない。でも、駐車場にある大きなワゴン車の近くへ行ったら、照明が隠れ、星空がきれいに見えた。
 濁河温泉には、そう幾つも宿があるわけではなく、照明は宿以外にはないし、標高も高いから、星の光は平地よりもよく届き、うんと明るく見える。眼鏡越しではあるが、満天のまばゆい星々がいっぱい目に飛び込んできた。こんなにも星ってあったんだっけ?である。天の川もよく見える。
 去年来たときは、月明かりがあったり雲が少々出ていたりして、星空を見るには条件が良くなかったが、今年はスゴイ。
 さーて、こと座のベガ(織姫星)は分かった。彦星を探すと、すぐにあれだと分かった。しかし何座だったか、そして1等星の名前は? ハクチョウ座の1等星の名前は? 思い出せない。去年もそうだった。そこで、去年も帰ってから調べたのだが、1年経つと、すっかり忘れてしまっている。
 もう一度、今年調べる。こと座のベガ(織姫星)は覚えているが、彦星はアルタイルで星座名はわし座。はくちょう座α星はデネブ。これが夏の大3角形。
 来年また見ても、横文字の名前は憶えていないだろうなあ。
  
<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
宿でとてもおいしい懐石料理。脳トレ休み。

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
コメント(4) 
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コメント 4

天安

天頂辺りにはくちょう座が見え、、、からはじまる星を見る文章、とてもリズム感がよくて何回か読み返しました。夏の大三角形ですか。
いいですよね、こういうことば。美しいです。ベガ、デネブ、アルタイル。もちろん今ネット検索してはっきり認識した次第です。星の名前でわかるのは、北斗七星と北極星と南のほうのさそり座のアンタレスと、あ、冬のオリオン座とすばる。これが限界でしたが、今回語彙を三つ増やせてとてもうれしいです。

by 天安 (2019-08-28 09:35) 

どろんこ

「とてもリズム感がよくて何回か読み返しました。」とのお褒めのお言葉。感謝感激です。
短めの文章を並べるといいようですね。ひとつ勉強になりました。
こうした文章になったのは、満天の星空に感動したからだと思います。
あの星空を来年も見たい、何がなんでも。
そういう思いを強くしたところです。
小生、子どもの頃は天文少年でして、1等星の名前は全部覚えていたのですが、あれから60年近く経つと、横文字は単なる記号ですからすっかり忘れてしまいます。
「こと座のベガ(織姫星)」だけは一生忘れないでしょうが。
琴(こと座)を奏でる美しい女性(織姫星)にふらふらっと近づいたら、“あんたなんか嫌い。近づかないで、このベガ(バカ)!」と見事にふられましたゆえ。
by どろんこ (2019-08-28 14:35) 

天安

どろんこさんは、子どものころ天文少年でしたか。すばらしいです。
そういう子ってときどきいますよね。
化学少年とか鉄道少年とか。
わたしはそういうちょっと学問的なカテゴリにはぜんぜん入らなくて
田んぼのどてを走ったり田んぼのなかにはいってどじょうをとったりという
まさにどろんこそのものでした。
小学校の同級生に化学少年がいまして、
やつは、いろんな実験のことを知っていて、
これとこれを混ぜると何ができるんだとかいうんですけど、
わたしはそういうことには当時まったく関心がなくて、
右から左と聞いてました。もっと耳をかたむけるべきでした;;
子どもの頃の純粋な心で天文を愛する。
こんなすばらしいことって、ないとはいいませんが、
尊い出来事だと思います。美しいです。
by 天安 (2019-08-29 08:02) 

どろんこ

つい「天文少年」と書いてしまいましたが、それほどのめり込んだわけではないです。「尊い出来事だと思います。美しいです。」なんて褒められると恥ずかしくなります。
たしか教科書か図書館の図鑑だったか、アンドロメダ大星雲の写真を見て、まだ目がいいことでしたし、田舎でしたから星がよく見え、肉眼でそれが確認できました。
それがきっかけで、オリオン星雲を見つけたり、スバルを見つけたり、なんかやってました。
“あんなにちっぽけで、薄ぼんやりしてるのに、とてつもなくどでかいんだんあ”とビックリ仰天、これは面白い、といったところでしょうか。
今から思うと、自分が理系に進んだのも、これが大きく影響しているようです。
by どろんこ (2019-08-29 10:38) 

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