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10.14 久し振りのカラオケ、盛り立て役に徹する [湯治旅行/宿泊旅行]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 K製薬会社の招待で1泊2日で行ってきた氷見温泉。会社は大判振る舞いしてくれたのであろう、少なくとも1人4万円はかかっただろう。もっとも参加会費は1万円、2人出席の場合は2人目は2万円取ってはいるが。時期的にいろんな行事とガチ合うから参加者はさほど多くなかった。そのためかバスは超豪華。観光バスは通常40数人乗りだが、今回は3列シートで27人定員。こんなのは初めて。2回の昼食も豪華で、好みのアルコールも自由に注文できた。そして、2日目の行程に錫の鋳物づくり体験もあったが、これもけっこうな料金がかかっていた。
 海が間近に見える温泉であったが、曇天・小雨模様であったし、浴槽もあまり広くなく、泉質は塩水と、さほどでもなかったし、少々あわただしかったから湯治としては中途半端。でも3回の入浴とも30分は入れたから、まあまあ満足。
 さて、懇親会の後、例によってどこかの部屋で深夜までの勉強会が行われるものと思っていたが、今回はカラオケ大会となってしまった。この旅行には行ったり行かなかったりで、数年から10年前に3回ぐらい懇親会の場でカラオケがあったような気がする。でも、今回はホールを貸し切った形のカラオケである。

 小生はカラオケは好きではない。よって、まともに歌える歌は数少ない。演歌2曲、デュエット1曲、若い人の歌1曲、この4曲しか持ち歌はないし、できれは歌いたくない。ところが、小生が歌うとけっこう受けるようである。この会ではネクタイをねじり鉢巻きにして歌ったことがある(小生の記憶では1回だが、営業マンが言うには2回はあるという)からだろうし、デュエットでは相手の女性に嫌がられずにセクハラすれすれの演技をするのだが、これも受けるようである。
 そうしたこともあってか、カラオケ大会が始まったら早速小生に指名がきた。2番目に歌わされる。そうなると、持ち歌の若い人の歌をわざと少々音程を外し、歌詞を変え、面白おかしく歌うしかない。これで、場がどれだけか盛り上がり、ヘタな人も歌いやすくなる。と言っても、今回は全員が全員、歌がうまい人ばっかりだったが。
 さて、お後は、タンバリン、マラカスで歌っている人を満足させるに徹する。盛り立て役一番の女性Oさんがタンバリンを持ち、小生は3本あったマラカスのうち2本を使ってリズムを合わせる。ところがこのホールのマラカスは粗悪品であり、あまり音が出ないから強く振らないとらしい音が出ない。おかげで翌日左手手首に少々鈍痛を覚える。
 そうこうしていると、営業マンがデュエットを歌えと言う。そこで、しゃあないからと持ち歌をリクエスト。曲が始まる。相手は誰だ。さっとOさんがマイクを持つ。ああそうか、数年前に行った、セクハラすれすれの演技に付き合ってくれ、それを記憶していて、これで場を盛り上げようという彼女の魂胆、ツーカーの仲、といったところか。今回は少々演技法を変えて、ダンスはワルツ主体とし、最後は緞帳の後に隠れ入り、緞帳をドスンと動かして何かあったようににおわせ、拍手喝さい。営業マンもこれを期待してのデュエット指名であった。
 こうなると、終わり頃にもう1曲歌わねばならない。営業マンも知っている、小生のハチマキ姿。タオルを2本用意している。小生が1本、営業マンが1本。これを頭に巻く。ネクタイなりタオルなりハチマキをして歌うと、まずは観客の注目を浴びる。それの間接的な効果もあるが、10年近く前、目茶うけした演技がある。とんでもないパワハラである。森進一の演歌を歌いながら、独特の節回しに合わせて小生が営業マンの後から迫るのである。最後には浴衣をまくしあげパンツをずりおろし、営業マンのケツを観客に陳列。こんとき彼は何度もかなり抵抗したのだが、最後にはあきらめた。ケツ丸出しの姿。これはうけた。完全なパワハラ。今どき、これは許されないであろう。
 さて、曲が掛かるまでに10分はある。そこで、彼と打ち合わせ。小生の提案、今回は前回の逆をやろう。小生がケツを丸出しにする。2人で相談して大筋の進行を決める。曲の一番の途中で小生が彼を誘い、彼を求めようとする演技を小生が静かに始める。間奏のときにフロアから舞台に上がる。そのときに小生は浴衣の後ろをまくり上げ、ステテコが見えるようにする。パンツははいていないからずり下げればケツ丸出しとなる。
 ことは順調に進み、曲の2番の最後のほうでステテコをずり下げてくれた。ここで失敗。浴衣も下がってしまった。マイクを持ちながら浴衣をまくしあげてケツ丸出しにする方法はサッとはできそうにない。こうなったたら真正面を向いて一物を一瞬パッと見せるしかない。えいやッとばかりそうした。そして、ステテコがずり下がったまま舞台からフロアにピエロ歩きで降りる。曲が終わるとき、森進一の真似をして深々とお辞儀する。
 拍手喝さいであったかどうかは定かでないが、こうした男色物は滅多になかろうから、うけたに違いなかろう。一物の陳列はやり過ぎだが。
 しかし、もうこんなことはやりたくねえなあ。まして担当の営業マンが代わったし、彼は真面目そうな雰囲気の人間だから、男色物の演技に向かないし。
 でも、女性とのデュエットはなんべんやってもいい。機会があったら、またOさんと違った演技で場を盛り上げたいものだ。

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
温泉での宴会につき、脳トレ休み

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
コメント(2) 
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コメント 2

天安

今回の湯治旅行はどろんこさんの画期的な一面が出た異色のものがたりですね。
これ、韓国だったら、炎上モノです^^。
日本はこの点、ちょっとおおらかなところ、ありますよね。
女性とのデュエットは一度観覧したい気持ちがどばーっと押し寄せてきました。
実に愉快なひとときをお過ごしでした。

by 天安 (2019-10-17 18:10) 

どろんこ

天安さん、コメント有り難うございます。
宴会というものは、飲んで騒いで大笑い、これが日本文化の真骨頂ではないでしょうか。
小生はそう思っていますから、自分でやれることなら何かやって場を盛り上げよう、と考えながら宴会に臨んでいます。
「セクハラすれすれの演技」と書きましたが、演技は完全なセクハラ。でも、あくまで演技につき、女性の体に触れるのは最小限で、決して相手に不快感を与えないようにしています。そして、間奏のときなどに、次なる演技を耳打ちし、演技の流れをスムーズにする、というもの。
こうした即興劇はかなりかなり精神集中を要しますから、終わった後、どっと疲れます。
年を食ったし、もうこんなことは…と思いながらも、女性とのデュエットなら、思うような演技ができなくても、少なくとも自分だけは楽しめますから、ご指名があったら、またやりたいものです。
by どろんこ (2019-10-18 08:30) 

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