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5.26 カラスの子の救出作戦 [日々雑感]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 2日前に記事にした「5.24 ビワの木を防鳥ネットですっぽり覆う」で、もうカラスに突かれることがなくなったビワの実である。実はまだ青い。
 ところが、である。今朝早く、ビワの木の近くにある畑へ行ったら、カラスが2羽、屋根に止まり、ギャーギャー鳴いている。いつもと違う危機的な状況を思わせる鳴き声だ。
 ビワの木が目に入り、その淵に何か黒いものが見えた。あれあれ、カラスが防鳥ネットに絡みついているではないか。近づいてみると、少々小振りのカラスだから、きっと子カラスだろう。じっとして動かない。絡んだネットから脱しようと、もがけどもがけどより絡みついてどうしようもなくなり、万策尽きてぐったりしているのであろう。
 カラスに触れても、じたばたせずおとなしい。まず片足の絡みをなんとか外してあげる。次に、首回りに取り掛かる。何重にも絡んでいる。外そうとすると、首を絞めるようになってしまう。もう片足は、これまたすごい巻きつきようだ。
 この間、2羽のカラスの喧しいことといったら、ありゃしない。そりゃあそうだろう、我が子がとうとう殺されると感じただろうから。
 “そうわめくな。これから救出してやるから。”と言うも、残念ながら言葉は通じない。
 ネットが一部ダメになってしまうが、ここは、ハサミでネットを切るしかない。でも、首に絡んだネットを切ろうとすると、カラスが必至の抵抗を見せる。目と目が合う。
 “じっとしてろ。今助けてやるから。”と言えども、やはり言葉は通じない。
 殺される!!と思ったのだろう、くちばしで小生の手を突きにかかる。
 そこで、カラスの頭を靴で軽く押さえて、首周りのネットを切る。ついで、羽(ここはわずか)と片足の絡みも切り取る。こうして、やっと救出作戦が終わる。
 ところが、この子カラス動かない。たぶん今朝絡みついてから1時間も経っていないだろう。朝5時過ぎの発見だったから。そっと抱きかかえて、ネットから1m先へ置いてやる。そしたら、カラスはひっくり返って少々羽を動かすだけ。
 ネットの絡みから脱しようと体力を使い果たしている上に、つい先ほど殺されそうに感じただろうから、心身ともに疲れ果て、飛ぶことは元より動くこともままならないのだろう。
 ここは、そっとしておいてやったほうがいい。
 その場を離れ、早朝仕事に取り掛かる。里芋の株周りの草叩きと土寄せだ。
 いくばくもせず屋根にいた2羽のカラスの鳴き声が止んだ。飛べなくなっていた子カラスのほうを見ると、もういない。どこかへ飛んでいったのだろう、見回しても姿を発見できず。ということは、元気を取り戻したということだ。
 やれやれ、である。
 こうしたことが再びあってはかなわん。そこで、肥料袋を切り裂いて長い短冊を作り、ネットのあちこちに結び付けておいた。鳥脅しである。これでたぶん鳥は近づかないだろう。

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
5品思い出す。1品は別のもの。4/6で65点

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
コメント(3) 
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コメント 3

mmm

きっとカラスの恩返しがあります.
by mmm (2021-05-27 08:42) 

天安

ネットを切ってまで助けてあげたんですね。感動です。
コメント①の方も言ってますが、カラスさん、恩返しをしてくれるものと信じます。
命というものは、尊いものですものね^^。
うれしいです。
カラスにかわって、感謝の意をお伝えしたいです。
しばしぐったりしていたんでしょうけど、
きっと、親ガラスに連れられて、どっかへ飛んで行ったんですね。
ありがたいことです。

by 天安 (2021-06-01 11:58) 

どろんこ

mmm さん、天安さん、コメント有り難うございます。
カラスから言わせれば、次のようになりましょう。
“どうしようもないネットを張りやがって、我が子は絡まるし、そろそろ色付いてきたビワというご馳走がお預けとなってしまう。そもそもビワの実は、ビワの木が自ら産み出し、わしらカラスが種を飲み込んでどこかへ運んでもらえるのを楽しみにしておる。人間は果肉だけ食って種はゴミ焼却炉で焼き殺してしまう、どうしようもない動物だ。”となりましょう。
よって、恩返しどころか、ビワの実を突く新たな手を考えているやもしれません。ここのところ、毎朝、カラスの子が再びネットに絡んでいやしないかと気になり、ビワの木を眺めているのですが、30mほど離れた民家の屋根に毎朝のように親ガラスが1羽とまっていて、その視線は小生なりビワの木のほうを向いているやに思われ、ビワを巡って当分の間、緊張関係にあります。
“1個たりとも食わせてやらんぞ!”
“いやいや、ビワが熟すにまだ10日はあるから、それまでにいい方法を考えて、必ずや突いて食ってやる。”

by どろんこ (2021-06-01 12:38) 

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