今年は5月末に早々に梅雨入りした。いや、“梅雨入りした模様”とのこと。
 チョウ高価なスーパーコンピュータを使って気象解析しているのだから、“梅雨入りしました”と断定的に発表してほしいものだが、情けないことに自信なさそうな表現を使うのが気象庁の毎年のやり方。
 スパコンがあてにならないのは、お天道様が気まぐれだからなのかもしれない。今年の梅雨のように。
 今年のお天道様は、思い出したように1週間に1ぺんぐらい雨を降らせられる。
 こうした場合、雨の日以外を「梅雨の中休み」と言うのだが、これが長引くと「空梅雨」と言う。
 でも、今年は「空梅雨」と言うよりは「梅雨の中休み」が頻繁に訪れるといった感がする。
 ところが、これに別の表現をされた方がある。
 同業者が毎月自分で新聞(瓦版の類)を出されており、先日届いたのだが、今日それを見て、思わず吹きだしてしまった言葉が見出しに書いた「梅雨のズル休み」。
 “お天道様も「ズル休み」するんだぁ。”
 傑作な表現である。