何人かの同業者との間でDMを交換させていただいているが、その中でN薬局さんのDMをけっこう使わせていただいている。
 DMの一部をパクルのである。
 先日届いたDMの中に興味あるものが載っており、それは表題の本の一部を抜粋されたものだった。これはいい、使える、と感じ、残してある。
 101もの方法がある中の1例の紹介であるから、これ以外にも参考になるものがたくさんありそうで、面白そうな本ではなかろうかと思われ、早速、アマゾンでネット注文した。
 例によって、古本であり、価格はたったの「1円」。ときどきこうした価格の古本がある。費用は送料だけで、2百何十何円となっていた。何だか得した気にさせられる。
 さて、その本が今日届き、早速に読み始めたものの、ネット注文の場合によくあることだが期待はずれの内容であり、これなら30分の斜め読みで終わって資源回収ボックス行きかと残念に思っていたが、さにあらず。
 ガーン、と強い衝撃を受けた。101の方法の54番目「2日前の日記をつけよう」である。
 「記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。」とある。
 例として、「2日前に食べたものをを思い出すのはどうでしょう。前日のことなら、かなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると、途端にあやしくなりませんか。」とも書かれている。

 さてさて、2日前の我が家の食卓、何が並んでいたか。毎日、3種類程度のおかずを女房が作ってくれるので、直ぐには思い出せない。
 ここのところ定番となっている買い置きの昆布の佃煮、わさび漬、赤カブの塩漬は食事の最後にたぶん箸を付けたであろう。
 しかし、女房の手作りのメインディッシュは何だったのか、サブディッシュは何だったのか。他にもう1皿はあったような気がするが…
 いくら考えても思い出せない。65歳の高齢者になって9か月経つ小生。まだ、頭は柔軟と思っていたが、2日前の食事内容が浮かんでこないのである。
 いかん、いかん、これはいかん。
 早速、明日から「2日前に食べたものを思い出す」という記憶力向上トレーニングを毎日行うことを決意した次第。
 新本の価格(756円)以上に価値のある本であった。

 それにしても、一昨日の食事は何だったかなあ…。何とかして思い出したいのだが…。今晩、寝るまで考え続けることになりそう。女房に聞けば分かるだろうが、そのようなことを聞くと叱られそうだからな。