今年は5メートルほどの畝に4畝作付けした里芋。既に1畝掘り、ときどき食卓にあがる。これは今年初めて栽培した「石川早生」という品種で、まずまずの豊作であったが、味のほどは、少々粘りが少なくイマイチの感がする。
 今日、2列目を掘った。これは昔から繰り返し栽培している在来のものだ。柿の木の際で日当たりが不十分だが、思わぬ豊作で、また、小芋の粒が揃っており、小さな屑がほとんどない。いかにも美味しそうな姿をしている。こんなことは記憶にない。
 さて、里芋料理はいろいろあれど、小生の好物はイカをたっぷり入れた煮物である。これの食べ方にもこだわりをもっている。
 初日はイカを中心にして食べる。2日目は、火を入れてから食べる。イカは味が落ちているが、里芋には味が染み込んで、より美味くなっている。そして、汁が里芋のとろみでこってりしてくる。これを熱いご飯にかけて食べるのである。抜群に美味い。2日で食べ切れなかったときは、3日目にそうする。
 今日収穫した里芋は陰干ししてあり、これが乾いたら、早速、女房にイカ入りの煮物を作ってもらおう。楽しみだ。