<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 今回の奥飛騨温泉湯治旅行は昨年と同じ新平湯温泉「鄙(ひな)の館 松乃井」であったのだが、昨年は接待係は男性ばかりのようであった。だが、今年の部屋係は若い女性であった。
 昨年の部屋係の好青年(千葉から故あって見知らぬこの地で働くことになってまだ日が浅いと言っていたのを記憶している)がどうしたか気になった。昨年同様に風呂上りのお茶のサービスをしている若い男性に聞いてみると、いろいろあって辞めてしまったが、元気に働いているとのことであり、安心したが、少々残念であった。
 2人の青年のことを覚えていたとは、我ながら記憶力はいいと自慢できるほどではあるが、家族風呂についてはすっかり記憶から抜けていた。
 係の女性に、家族風呂があるから利用するなら申し出してくれと言われたが、女房は覚えていたようだが小生には全く記憶がなく、女房は即座に断ってしまった。
 小生もそれに同意した。どうせ狭いだろうから、大浴場で十分だ、家族風呂へは行かなくていいや、である。
 ところが、去年の日記を見てみると、事細かに書いてあった。それを見て、おぼろげながら思い出した。風呂はけっこう大きかったが、湯温調整がうまくできておらず、いい印象がなかったのをどれだけか思い出せたのだが、女房はその記憶がちゃんとあって断ったのであろう。
 それ以外にも部屋の設備など女房はかなり記憶していたが、小生はその半分も覚えがない。よぼど気になることしか記憶に残らないからであろう。
 真冬の奥飛騨温泉には、もう10年にはなろうが毎年同じ時期に行っており、ここぞという宿が見つかったら固定しようと夫婦で思っている。その候補として今回の宿が昨年あがったものの、今年は寒くて往生した。昨年もけっこう寒かったが、今年は宿側に落ち度が2、3あり、寒さで震え上がった。来年もこの宿に、となると躊躇する。なかなか固定宿は見つからないものである。

 帰りに高山で立寄る固定した店がある。古い町並になっている上三之町の外れの味噌屋さんである。ここの味噌は美味しいが、目当ては店番をしているお婆さんである。その店に入ったが店番は誰もおらず、呼べど叫べど全く返事がない。やっとお爺さんが足を引きずりながらやってきて、婆さんが今トイレに入っているから少し待ってくれという。しばらくしてお婆さんがやって来て、今年も元気な笑顔を見せてもらえた。毎年、この80過ぎのお婆さんの顔見たさに立寄る。来年また来ます、お元気で、と別れを告げて帰路につく。
 それにしても上三之町界隈はスゴイ。ここは日本か?である。昨年もだいぶ目に付いたが、今年は8割方が中国人の観光客だ。朝鮮語も1回聞えてきた。外国人はほとんど全部が若い人だから、中国人ならちょっと見ればだいたい見当がつく。若い日本人を探すのに苦労するほどだ。
 彼女らは日本人か韓国人か? 傍耳を立てていると日本語を話し出した。何だ日本人か。この繰り返しであり、とうとう韓国人は、少々離れたところから聞えてきた1グループ以外、発見することは出来なかった。
 そして、昔は白人がけっこう目に付いたが、今年はほんのチラホラであり、彼らはもう高山へは来なくなったのであろうか。古い町並を訪れる観光客も随分と様変わりしたものだ。
 何度も来ている上三之町であるからして、古い町並には目もくれず、ひたすら観光客の国籍調査をしまくった散策。何やってんだかねえ、小生は。

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
昨年は飛騨牛のステーキ、今年は飛騨牛のすき焼きをメインとした宿の料理でした。来年行くとすれば飛騨牛のシャブシャブ。飛騨牛はうまい。その他の料理も皆うまい。

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。