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12.11 食事はおいしそうに食べるべし [学び]

 齋藤茂太さんの著“「あなたと会うと元気になる」といわれる人の共通点”の1節に次のものがあります。

 食べよ!されば開かれん
 ある家庭に招かれて食事をしたときのこと。奥様は料理好きということで、たくさんの手料理が並んだ。なかなかおいしそうだと思って食べ始めると、
「これには胡麻が入っていて、どこそこから取り寄せて……」
 奥様が話し出した。(中略)と、食材の由来から、それが健康にどんなによいのかをひととおり話した。
 知人である夫は、そんな話題は何回となく聞かされているのであろう。(中略) 奥様は、私に「集中攻撃」だ。
 実は私もおいしければ何でもいい派である。おいしく食べるのが健康のもとだ。
 さて、そのときの料理はおいしかったかというと、奥様の話を聞きながらであまり印象に残っていない。
 食事をすすめるときには、講釈はいらない。
「おいしいから、食べてみて。うちの定番料理です」
 とすすめてくれれば、こちらから、
「おいしいですね。何を使っているのですか」
 と聞きたくもなってくるものだ。
 若い知人が、恋人の家に食事に呼ばれた。初めて恋人の父親に会うので緊張していたが、知人はラクビー選手というだけあって大食漢である。「おいしい、おいしい」と恋人が恥ずかしくなるくらい元気よく食べまくったそうだ。
 父親は一回で、彼を気に入ってしまった。「実にうれしそうに飯を食う奴だ」というわけだ。きっと見ているほうがうれしくなる食べっぷりだったのだろう。
「食べよ、されば開かれん」だ。喜んで食べるだけで、人は人を元気にする。

(小生、見合い結婚ですが、たしか結婚を申し込む前だったと記憶しているのですが、女房の実家で家庭料理のもてなしを受け、「うまい、うまい」を連発。ほんと、うまかったです。これで、きっと好印象を相手の両親に与えたのでしょうね。そして、めでたく結婚。今日に至ります。今では、まずくても「うまい、うまい」を連発。こう言えば夫婦仲は実にうまくいきますぞ。)
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