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6.5 頑張る95歳のおふくろ [おふくろ]

 毎年、うちの隣にある公園西側のフェンス際に、おふくろが畑で育てたコスモス苗を移植している。皆に花を愛でてもらうための勤労奉仕。
 例年、4月に入ると、おふくろが各種タネを入れた缶からコスモスの種を取り出し、種蒔きしていた。
 しかし、今年は時期が来ても種を蒔く素振りが全くない。
 しびれを切らして、4月半ばに小生が“もう、タネを蒔かんとあかんわ。”と、缶からタネを取り出し、おふくろに渡すと、“もう蒔かなあかんのか。”と言う。
 やる気がない感じがしたが、その数日後、おふくろが種蒔きした。
 そして、6月に入り、コスモスの苗が随分と大きくなってきた。例年よりも移植がずっと遅れている。今年95歳になったおふくろであるから、もうコスモスの移植は自分ではできず、小生にやってくれと言うのではないかと思っていた。
 ところが、今朝、フェンス際を見てみると、部分的に移植してあるではないか。おお、おふくろ頑張ったな、である。
 しかし、畑には少ししか苗が残っていない。これでは苗が不足するだろう。今年は、生え損なって疎らにしか苗ができなかったからだ。
 “苗が足らんと思うがどうや。”と問えば、“やってみな、わからん。”との返事。
 そこで、きっと今日にも、昨日の続きに移植するだろうから、休耕田で一人生えしているコスモスを掘り起こし、フェンス際に置いといてやった。
 “あそこにコスモスの苗を置いといたから、植えろ。”と言ったら、おふくろはさっそく取り掛かってくれた。
 まだまだおふくろがやる気を起こして頑張る今年のコスモスの移植。
 来年も今年と同様に頑張って、公園にコスモスを飾ってほしいものだ。
 
  
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