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12.11 次々と廃業される薬屋、お陰でうちはどれだけかは繁盛 [稼業]

 薬屋というものは、昔の八百屋と同様に淘汰されてしまうのかもしれない。
 八百屋はスーパーマーケットの出現によってほとんど姿を消してしまったが、薬屋もドラッグストアの出現によってどんどんその数を減らしている。
 当店も、セルフ販売医薬品は毎年確実に売上を減らしてきている。こうした商品の比重が高いところは既にほとんどが淘汰されて、もうどれだけも残っていないことだろう。
 でも、医者にかかっても改善しない症状を訴えられる方は、相談薬局で漢方薬や健康食品をお求めになり、これに対応でき、こうしたものに比重を置いているところは生き残っている。
 しかし、こうした店も相談に十分対応できる方が高齢化し、後継者難で廃業せざるを得ないところがぼつぼつ出てきた。
 そうなると、廃業に当たって、今までのお客さんに、代わりの店を紹介されることになる。中には、わざわざ当店にご連絡いただいたところもあり、早速当店への案内図をお持ちして、そこのお客様をこちらへ誘導してもらったこともある。
 最近、近隣で相次いで2店が廃業されたようで、3、4キロ先にある店であるが、お客様に当店を紹介され、そのお客様が今日もいらっしゃった。
 こうして、わりと遠方の固定客様が順次増えていく。
 お陰で当店の固定客様は増えることはないがどれだけも減らない。
 有り難いことだ。
 しかし、これに甘えるのも限界に来た。今後廃業される相談薬局も数が少なくなってくると思われるからである。
 これからも生き残っていくには、さらに相談能力を磨かねばならない。そんなことを思いながら、今日お出でいただいたお客様に感謝しているところである。
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