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8.2 ヒトの形質変化は将来どのように進むだろうか(その1) [人類の未来はどうなるか]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 7月16日の日記に「新たな研究テーマに孤軍奮闘立ち向かおうとしている小生である。どんなテーマか? それは、人類の未来がどうなるのか、についてであるが、まだまだ頭の中で何かがもやもやしているだけといった状態」と書いた。
 テーマをもっと絞り込みたいし、絞り込まねば答えも出てこない。これは分かっているも、最初から特定の事項に絞り込むと、周りが見えなくなってしまうから、今の段階では最大限広く構えないと前へ進みそうにない。
 そこで、カテゴリーを一つ「人類の未来はどうなるか」を立て「人類は宇宙人になるんだろうか」を書き始めたのだが、やはりどうでもいい記事になってしまった。
 今日から気を入れ直して、別の観点から探りを入れることとする。

ヒトの形質変化は将来どのようになるか(その1)
 ヒトはチンパンジーから進化したのではなく、ヒトとチンパンジーとの共通の祖先から進化したのであり、その分岐時点の姿形・形質はどのようなものであったか、それは不明である。ヒトのまあまあ古い化石は出土しているが、チンパンジーの古い化石は一切出土していないから、分岐時点やその後の相当期間の両者の姿が皆目分からないのである。それでも、古い人の化石は現生チンパンジーにわりと似ているから、チンパンジーはずっと変わっていないとみなしても、さほど間違いなかろう。
 これを頭において、ヒトの形質変化は将来どのように進むだろうか、想像たくましく思い巡らしたままに述べていこう。

 骨格変化
 チンパンジーは、かなり前かがみの姿で、手の甲を軽く地面に付けて“二足歩行”する。通常“四足歩行”と言われるが、これは、人間はあらゆる面において優秀な存在であると、チンパンジーを差別してかかるからである。“四足歩行”と言いたいのなら、前足と後足を概ね同じような使い方をして歩く、つまり前足の掌を地面に付けて歩くのを見届けてからにしてほしい。
 チンパンジーと類縁のボノボ(コンゴ川で2百万年前にチンパンジーから分断隔離された)は、より軽く手の甲を地面に付けるだけとなり、手の甲を地面に付けずに歩くことも多いのだから、“二足歩行”なんてものはヒトの最大の特徴なんていうふざけた言い方は止めてほしいものだ。
 ただし、“直立二足歩行”となると、これは現生人類の特徴だ。人類初期の猿人などは、その骨格からして、まだ完全な“直立二足歩行”姿勢になっていない。人類が進化するに従って、だんだん直立するようになった、といったところだ。人類化石の骨盤変形がそれを語っている。
 この先、この姿勢はどうなるか。
 随分と“直立二足歩行”に馴染んできており、現時点での難点は腰痛を起こしやすいことと膝・足首を痛めやすいことであるが、これはいい方向に改善されていくのではなかろうか。もっとも、哺乳類は四足を概ね同じように使うことを前提に完成された骨格を獲得済みの動物であるからして、そうたやすく克服はできないだろうが。
 次に、手足の長さだが、人類初期の猿人は長さが逆でチンパンジーに類似していたが、だんだん逆転し、今の手短足長のスタイルになった。これは生活環境への適合としか言いようがない変化である。ところが、文明が高度化するに従ってますます肉体労働をしなくなったから、これが極度に進んで肉体労働から解放されたら、将来的には“足は短くてもいい、手も短くていい”となりはしないか。食糧も消化にいいものばかりとなれば、内臓もきゃしゃなものであって済み、体全体が縮小していってもおかしくない。
 もう一つ、体の小型化の要因がある。動物の島嶼化(とうしょか)現象である。インドネシアのフローレス島が有名だが、他の孤島においても認められ、孤島は他の島や大陸と隔絶されているがゆえに天敵となる猛獣がおらず、ために動物が小型化するというものである。フローレス島で発見された小人原人のホモ・フロレシエンスは、1万数千年前の火山噴火で残念ながら絶滅してしまったが、身長は1メートル程度、体重は20~30キログラム程度で、チンパンジーよりかなり小型であるも、脳の大きさはチンパンジー並みであった。なお、この島では小型のゾウの化石も発見されている。こうしたことから、地球上の王者となったヒトであり、天敵なるものの存在はなくなったのだから、大いに小型化が可能なのである。
 だがしかし、逆に、これはオスに顕著であるのだが、同性のライバル同士が激しく張り合う社会集団においては、体をだんだん大きくしていくのである。今日の人間社会においても、オスは体が大きいことに優越感を感じ、小生のようなチビはいつも劣等感にさいなまれていた。これからの社会、“生き馬の目を抜く”、”他人を蹴落とす”という、えげつない競争社会で生き抜くことをますます求められるようになっていく傾向があり、男どもの体格は向上していくかもしれない。というより、「その可能性は大である」と言ったほうがいいであろう。
 というのは、類人猿のオス・メスの体格の差(性的二形性)を見てみると、ヒトはチンパンジーとどっこいどっこいであるも、平和的な生活をしているボノボより差が大きいのである。オス同士がメチャ張り合っているゴリラとなると性的二形性は倍の開きがある。つまり、ゴリラのオスはメスの2倍(体重で)大きい。
 逆の可能性もある。群社会において、メスの権力がオスを上回っている場合、メスのほうが体が大きいのである。人間社会においても、戦後においてウーマンパワーがどんどん高まり、男どもはそれにたじたじとなり、将来、身も心も萎縮してしまって、女社会となるようであれば、性的二形性が逆転する可能性もある。
 願わくば、人類は平和を取り戻し、同性間、異性間のいさかいをなくし、天敵の動物もいないのだから島嶼化して体が縮み、男女とも身長は157cm以下(小生がそうだから)の小型の動物になってくれるといい。
 小生、中年以降、体は小さいほうが何かと都合がいいと思うようになった。体を動かすのに小回りが利くし、疲労度も少ない。食事量も少なくて済む。ちょっと計算してみよう。現在の若者の平均身長は小生のちょうど10%増しだ。すると、体重は33%増しとなる。随分と違ってくる。無駄は削減すべし、である。
 ここで、大型と小型で基本的にどういう差が出るか、計算してみよう。身長が2倍になると、表面積や断面積は4倍になり、体重は8倍になる。肺での酸素吸収は肺の表面積に比例するから、大型は小型に比べて4倍の酸素吸収量となるが、8倍の重量の細胞に酸素供給せねばならず、供給効率は半分に落ち、息切れしやすくなる。同様にして、足の筋肉の断面積は4倍となり、4倍の力が出せるが、8倍の重量を支えねばならず、運動効率は半分に落ちる。両者合わせて4分の1になり、動きはのろくなり、持久力も大幅に落ちる。加えて、大型はこうした不利な状態で、食糧を体重に見合う8倍の量を摂取せねばならず、都合32倍もの非効率さを生むのであり、思いのほか、大型化は日常生活において不利な状況に追い込まれるのである。
 一つ書き忘れたが、人種間に体の大きさの違いが歴然としてある。基本的に、白人は大きく、黒人は小さい。白熊と黒熊も同じ原因だが、動物全般に、寒い地方で何万年と住み続けていると、体を大きくして体表からの熱放散を相対的に少なくするし、紫外線防御が必要なくなるだろうからか脱色する。動物の場合は体重に倍半分ほどの開きが出てくるのが普通だが、ヒトの場合は火を利用して暖房するからであろう、体重は5割増程度に留まっている。将来的には極寒の地で寒空に曝される機会は大きく減ずるから、白人は体を小さくしていく方向にあろう。
(本日はここまで)

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
5品思い出す。うち2品は別のもの。3/7で40点

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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