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5.31 鯛の兜煮で思い出す、今は亡き料亭の大将 [グルメ]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 一昨日いただいた天然真鯛。初日は刺身、2日目は塩焼き、3日目の今日は兜煮である。今年は1匹(ただし頭は食べないからと、2個おまけでもらう)だけだから、貴重な食材であり、よ~く味わっていただいたところである。
 この3種類の料理のなかで、小生が一番好きなのは兜煮である。頭の付け根(首のあたり)に肉がけっこうあり、鯛はここの肉が一番うまいのではなかろうか。人によっては目玉の周りのヌルッとした部分を好むが、小生も食べるものの、さほどうまいとは感じない。
 兜煮はさっと焚くだけの方法と良く煮詰める方法の2種類あるようだが、小生は後者のほうを好む。そして、ゴボウを一緒に炊くとゴボウがとてもおいしくなる。
 ゴボウが入った、この兜煮。懐かしく思い出す。今は亡き、近所の料亭のご主人、彼を呼ぶときはいつも“大将”と言っていたが、宴会を行ったとき、ときおりこの兜煮をサービスで出してくれていた。小生が幹事をするときは、“大将、兜煮付けてよ~”と催促したものだ。もっとも、鯛の頭は市場でいつも出ているものではなく、あったりなかったりだったそうだが、お願いしたときはいつも付けてくれていた。
 ところで、この兜煮、グロテスクだとか、食べられる部分が少ないとかで、食べない人もけっこういる。そうしたことから、宴会のときは、料理全部をその場で食べきれず、残した料理と兜煮をパック詰めして持って帰るのだが、そのとき他の人からも兜煮をもらって2人前、時には3人前いただいて帰ることが多かった。これを翌日に食べるのである。
 懐かしく思い出すなあ、あの大将。小生が地元団体の会計なり長をやっているときは、必ず大将の料亭を使ったし、仕出し弁当のときも同様だ。そうしたこともあって、個人的には法事のときしか使わないが、中元と歳暮は欠かさず持ってきてくれたし、お客様へ渡す粗品ドリンク(10本入りの廉価なもの)を大量注文してくれたりもした。
 その料亭も、今はコロナで大変だ。大女将はまだ健在だが、代替わりしており、若い衆は相当苦労しているようだ。数年前、わりと若くして亡くなった大将だが、生存中は法事の団体を上手に呼び込み、けっこううまくやっていたようだった。長生きしていたら、コロナでそれも無しになり、代替わりもできたかどうか。コロナ前であって良かったんじゃないか。人間、惜しまれて死んでいったほういがいいなあ、と、しみじみと思った次第。

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。


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<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
4品思い出す。正解。100点

※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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