9.2 たまに世話したら、とてもいい気分

　小生は、世話好きな人間ではないのですが、たまに世話したら、とてもいい気分になりました。「ありがとうございます」と言われて、“うれしーい！”となっちゃったのです。
　うちの畑は、自宅前に約４００㎡（うち樹木が半分）と須賀前に約４４０㎡あります。薬屋稼業の傍らに百姓をやるのですから、少々広すぎます。なんせ耕運機を持たず、全て人力での農作業ですからね。還暦過ぎの“老体”にはこたえます。
　そこで、須賀前の畑の約４０㎡を最近隣地に住まわれるようになったＴさんに家庭菜園として貸しています。ところが、今年はＴさんが夏野菜を栽培されませんでしたので、雑草が生い茂り、ついでのときに２、３度草刈機で雑草を刈ってあげたのですが、根はビッシリ張っており、人力で起こすのは大変です。
　そこで、うちのお隣さんが耕運機を持ってみえますので、今朝、これを借り、軽トラに積んで運び、耕してあげることにしました。ついでに、鍬で畝立ても。なお、耕運機でも畝立てできるのですが、その使い方が分からず、畝立ては小生が人力でやりました。
　これが終わってから、ピンポーンと呼び鈴を押す。
　畑を指差し、事の次第を説明したところ、Ｔ奥さんが深々と一礼され「ありがとうございます」と言われて、“うれしーい”となっちゃったわけです。
　そんなことから、作ってあげた５mほどの畝６畝のうち１畝に、うちの畑で今日種蒔きしたビタミン大根の種が余ったので、種蒔きもしてあげました。
　再度、ピンポーンと呼び鈴を押す。
　畑を指差し、再び事の次第を説明したところ、再びＴ奥さんが深々と一礼され「ありがとうございます」と言われて、再び“うれしーい”となっちゃっいました。
　ひょっとすると、小生、世話焼き人間に変身してしまうかも？