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11.4 仏教の「ぶ」から始める入門講座 [稼業]

 うちは浄土真宗、真宗大谷派の門徒であり、菩提寺は隣にある。そんなこともあって門徒代表として岐阜教区第3組門徒会会員を勤めさせていただいている。といっても大した役割はなく、年に2回会合に出席するだけのことではあるが。
 そもそも何ら信心していない小生であり、宗派のモットーである“南無阿弥陀仏”を唱えたこともない。これが、おおよそ現代の宗教事情であろうから、小生でも“大役”がこなせることになるのであろう。もっとハッキリ言えば、そんな役など誰もやりたくないから、門徒皆で小生に押し付けたと言った方がいい。

 こうした状況は岐阜教区も先刻承知で、何とか門徒会会員を信心させんと画策し、この度、宗派の機関紙「同朋(どうぼう)新聞」3号分とお経の本2冊の進呈を受けた。
 同朋新聞は定期的にお常飯にみえるお庫裏様からいただいているが読んだことは今までに一度もない。

 それを初めて読むというか、眺めてみた。実にくだらない記事ばかりであり、やはり教団が自己満足的に発行しているだけのものと思わされた。
 しかし、12ページある新聞の最終ページ、つまり裏面であるが、「仏教のぶっ」と題して、表題の講座が書かれていた。これには興味を引かれた。
 そこで、読んでみたのだが3号のうち2号は、つまらない内容であったが、vol.25「道徳と宗教」だけは良かった。

 小生は、仏教の宗派では華厳宗(奈良の東大寺が総本山)の物の見方が好きだし、我が宗派の開祖・親鸞の教えは嫌いだが、その人間味が好きだ。
 それが、その記事は、華厳宗の明恵上人をケチョンケチョンにけなした上で、親鸞聖人の教えに従うと良いでしょう、という内容になっている。
 小生の立場からすれば、どちらも真逆であり、とんでもない解説だ、ということになってしまいそうだが、1つの宗派が何か一つのことにゴリゴリに固まっているわけでもないので、話の内容の中のいい部分だけをつまみ食いすればいいのだ。
 これは実に面白い、と感じたところであり、“信心すべき”と誘導している部分を「中略」とすれば、これぞ現代の道徳と言える内容になる。

 早速これを当店の「生涯現役新聞」の記事としよう。最近、記事作りに苦労しているから大いに助かる。有り難い。場合によっては、別立てメインブログ「薬屋…」の記事が不足したら、そちらでも取り上げてみよう。
 それにしても、これはどの宗派にも言えることではあろうが、折角いい記事を書いても最後は入信を進めるところへ繋いでいっては大多数の反発を買うことになるのであり、つまるところ宗派自らが門を閉じているということになるのであって、どうしてこのことに教団が気が付かないのだろうかと不思議である。 
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