SSブログ

4.9 断捨離読書をしていて思わず噴き出してしまう箇所があった [学び]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 先日、人類進化論“アクア説”を紹介したイギリスのシナリオライター、エレイン・モーガン女史のことに触れた。さて、彼女が著した「女の由来」、この本も間もなく捨ててしまうが、読んでいて思わず噴き出してしまう箇所があった。その箇所だけはどこかに残しておきたいと思い、この日記に書くこととした。さすがにテレビドラマの脚本を書かれていた彼女である。人を笑わせるのはお手のものなのだろう。
 話は子育ての大変さに関してのことである。以下部分引用。

 私自身は…三歳ぐらいまでの幼子が視線にはいってくると、思わずじっとそちらを見てしまう。そしてふと気づくと、私の視線はスケベ男がトップレスのブロンド娘を眺める時のようにとろけそうになり、口元も同じようにだらしなくゆるんでいるのだ。
 このように、多くの人が間違いなく、母であることを喜びと感じている。それなのに一部の女性解放主義者たちはいったいどうして、激しい不平と怒りの声をあげるのだろう?
 ヴィクトリア朝時代の人々が性交をおぞましいものだと考えたように、そうした人たちは本当に、子育てをおぞましいものだと思うようになってしまったのか? 女には性的快感などないという神話をようやく打ち破れたと思ったら、今度は、一部の女は母としての喜びに快感など感じないという事実に直面しなければならないのか? じつにお上品なレディでさえ、夫とベッドをともにするという、同じようにおぞましいはずの仕事のために人を雇おうとしないのに、子どもの世話のためならいそいそと他の女を雇うのはいったいなぜか?
 …(誰にとっても子育ては大変で、幼稚園に通う頃になると、言うことをきかなくなり、子どもは)家庭内の批判勢力となる。よほど風変りな母親でないかぎり、こうしたことには我慢がならないはずだ。
 ただし、そのような目にあった結果、すべての女が母性本能を完全に捨て去り、子育てを厭(いと)うようになったというわけではない。例えば、トップレスのブロンド娘によだれを垂らさんばかりに見入る、例の男の場合を考えてみよう。もし、彼の行く先々に絶えず2、3人のトップレス娘がついてまわり、仕事場にも一日中入りびたって、「こっち見て!」とひっきりなしに叫び、互いにけんかをし、簿記の“お手伝い”をし、トイレにもついてきて、会議中も邪魔をし、彼のやりかたを批判し、5分と間をおかずに「ちょっとジッパーあげて」、「編み物をほめて」とせがみ、かたときも離れることがなければ、半年ほどのちには、彼はけっしてトップレス娘をとろけそうな目で眺めたりはしなくなるはずだ。だが、だからといって、彼は必ずしもホモや不能になったわけではない(大酒飲みになる確率なら、けっこう高いかもしれない)。
(引用ここまで)

 いかがでしょうか。ここまで凄い表現ではないものの、面白おかしい箇所があちこちに随分とある。そうしたことから、本書の評価は、ニューヨーカー誌が“ぺちゃくちゃしたお喋(しゃべ)り”と評したように、さんざんなものになったようだ。よって、彼女は2作目の「人は海辺で進化した」を著すに当たって反省し、本書の改訂版のあとがきで、次のように述べている。

 この本(第2作)の執筆にあたっては、女性解放という視点からではなく中性的に議論を展開し、新たな諸研究の成果なども盛りこんだ。文体も「ぺちゃくちゃしたお喋り」とかけ離れたものにしようと気を配った。
(引用ここまで)
いかがでしたでしょうか。少しでもお楽しみいただけたのであれば幸いです。

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
5品思い出す。うち2品は別のもの。3/7で40点

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。