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8.31 科学技術の大発展がもたらすもの(その2) [人類の未来はどうなるか]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 「科学技術の大発展がもたらすもの」第1回は「世の中便利になれば余暇時間が増す?」を書いたが、今日は第2回「情報の洪水」と題し、思いのままを綴ることとする。

情報の洪水
 小生のメインブログ「薬屋の…」で、ちょっとした解説記事を書くに当たって、随分と何冊もある蔵書の中から関係部分を探し出したりして書くことが多いのだが、それだけでは情報が足りず、ネット検索して、これはという情報が見つかれば、それを織り交ぜて記事にすることが多い。それが、年々ネット情報に頼ることが多くなった。
 ネット検索していると、そりゃあスゴイ。よくもまあこんなに情報があるのかと感心させられるというか、あっけにとられる。
 ところが、ネット情報は玉石混交(「玉石混合」だったっけ? これも検索で一発で分る)というか、誤った情報がいかにも多すぎる。どれが正しいのやら、さっぱり分からなくなることもある。また、正確にはどうなのかを調べようと思っても、似た情報というものは、ある所が発信源で、それを流用しているものが多かったりする。こうなると、もう何ともならない。念のためウイキペディアはたいてい覗いてみるのだが、通り一遍、無味乾燥といった解説が多く、役に立たないし、政府の方針に沿ったバイアスがかかっており、間違った内容がけっこう多く、いただけない。
 やはり正確な情報を得ようとするならば、ちゃんとした本を買い、有料の文献検索サイトを利用することだが、そこまで熱心に取り組む勇気は小生にはもうない。
 小生が立てているブログは今9本あり、店のホームぺージを加えると10本にもなり、その情報量となると、何十冊かの本と同量となろう。よくもまあこんなに書いたものだとあきれる。いかにもやりすぎ、といった情報量である。大した内容ではないのに。
 どんなホームページもブログもニュースのサイトも、おしなべて小生が立てているものとたいして変わりないだろうから、情報の洪水もいいとこだ。
 検索エンジンもどんどん改良されているようだが、なかなか思ったようなものが引っかからない。どうでもいい情報の中に個性的な情報が埋もれてしまうような感じがするが、そうした個性的なものが浮かび上がるような検索エンジンに改良してもらいたいところであるも、そう事はうまく運ばんだろう。ここのところは、“上手な検索の仕方セミナー”なんてなものがあって、それに参加して勉強せねばいかんだろうが。
 ここまでは文字情報についてであるが、最近は画像(特に動画)が爆発的に広がってきている感がする。画像はウソをつかないと思いきや、巧妙に捏造されたりしてるから、とんでもないがさネタをつかませられたりするから、甚だ危なっかしい。
 情報全体について言えることは、何らかの色が付いていることである。政府方針、業界方針に乗っかっていたり、売らんがため、営利のため、という情報が多すぎる。

 ここまでは情報を得ようという能動的な面での諸問題についてであるが、受動的な情報取得については、また違った問題が生ずる。
 マスメディアは、情報を早く伝える順番から言うと、昔はラジオ・テレビ・新聞・週刊誌であった。この中で内容が十分吟味され、かつ、迅速性があった報道が新聞であり、けっこう信用が置けたものである。何日か遅れざるを得ない週刊誌は、その内容は奇をてらったり、面白おかしなものに変質させたものが多かった。
 近年は、最も早く情報を伝えてくれるのはネットニュースとなり、それも各社争って早く報道しようとする。よって、正しくない報道がなされたり、誤解を生む内容だったりし、正確性は犠牲にされる。
 何時間か後に放送されるテレビとなると、映像で勝負だとばかり、どぎつい画面であふれかえり、視聴者を釘付けにする。今やテレビは斜陽産業となり、ネットをやらない中高年をターゲットにするから、コロナがいい例だが、こうした脅し路線をひた走る。
 新聞はもっと遅れるから、昔の三流週刊誌並みとなった。これも斜陽産業につき、営利面でやむを得ないかもしれない。こちらも中高年がターゲットだ。
 その点、じっくり構える週刊誌のほうが、今では昔の新聞並みに内容が良くなったやもしれぬが、やはりネットに押されて苦戦しているようだ。
 こうして、まともな情報を受けられなくなってしまいつつある昨今である。

 もう一つ新たな受け身情報がある。それはSNSの普及に伴って現れた。前にも書いたが、専業主婦間で毎日やりとりされ、彼女たちは忙しくなったようであるが、これは一部高齢者を除いて万人に当てはまろう。毎朝、膨大な量のメールをチェックせねばならないし、日中も時折スマホを覗かねばならんだろう。そして、やたら送られてくるメールの全てを無視するわけにもいかず、お義理でけっこうな数のメール返しもさせられよう。
 きっと、どうでもいい内容のメールをそうも送るな、と言いたいことだろうが、これも友達付き合いで我慢するしかなかろう。
 加えて、移動通信システムは1980年代に始まったアナログ携帯電話の第1世代移動通信システムから順次高速化・大容量化が進み、早や5G(第5世代移動通信システム)に移り変わろうとしている。5Gは「高速・大容量」「低遅延」「多数端末との接続」が売り物というから、今普及しているSNSはその多くが移動通信であるがゆえ、その質と量は格段にアップしよう。
 この移動通信によるSNSが一番困る情報の洪水ではなかろうか。5Gさらには6G、7Gと進むにつれ、これがよりひどくなり、将来においては“情報の洪水”というよりは、“情報の氾濫”と言ったほうがいいかもしれぬ。そして、“情報で溺れ死ぬ”ということにもなろう。
 第1回で書いた「世の中便利になれば余暇時間が増す?」にも、これは大きく影響すると考えられる、困った問題である。
(今日はここまで) 

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
6品思い出す。うち1品は別のもの。2品はなし。3/7で740点

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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