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5.17 奥飛騨温泉郷福地温泉「山里のいおり 草円(そうえん)」の湯治旅(その2) [湯治旅行/宿泊旅行]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 昨日今日の1泊2日で奥飛騨温泉郷福地温泉「草円(そうえん)」へ湯治に出かけたのだが、宿のことについて少々追記し、宿以外のことについても今日の日記につづっておく。
 小生はヘビースモーカーであり、近年、宿屋はどこもかも禁煙室になりつつあり、閉口している。奥飛騨温泉郷でベストスリーに入る人気旅館(福地温泉「長座(ちょうざ)」、新平湯温泉「山ぼうし」、福地温泉「草円(そうえん)」)のうち、「長座」は随分前に全館禁煙となり、特定の場所でのみ、つまり喫煙室でしか紫煙をくゆらすことができなくなった。禁煙室の名はたしか「燻処(いぶりどころ)」であったと思う。このネーミングはなかなかおつなものでいいのだが、玄関ホールにある囲炉裏端(薪を燃やし、ホールにけっこう煙がたなびいていて、きな臭い)まで、最初は禁煙にされてしまった。しばらくたって投宿したときは、囲炉裏端は喫煙可能となったが。
 でも、「草円」は全室喫煙可である。もっとも、「山ぼうし」のように気軽にたばこが吸える囲炉裏部屋があるわけではないが。「草円」の場合、灰皿がいい。陶器製でしっかりした蓋ができるようになっている。もみ消さずに、そのまま入れて蓋をすれば吸い残しは直ぐに消えてしまうからある。もっとも、締め切った部屋でたばこを吸うと煙草臭が室内あらゆる所についてしまうから、常に窓を開けて煙が外へ出るようにしてたばこを吸ったが。
 館内に自動販売機はなく、代わりに「“手動”販売機」が3箇所にあった。氷水で冷やされた(あるいは冷蔵庫の)飲み物を勝手に取り出し、その商品の個数を書き、ルームナンバーを記入しておけばいいのである。チェックアウトのとき、回収された購入表をもとに清算するのである。タダ飲みする御仁も少しはいるだろうが、自動販売機の設置経費を考えれば、このほうが安上がりだろう。宿でまず買ったことのない販売機の飲み物であるが、「“手動”販売機」の面白さにつられて1本買ってしまった次第。
 ルームキーはたいていの宿は1つしかないのだが、この宿は2つ。入浴に出かけたとき、女房も長湯するから、部屋の前で待ちぼうけさせられることがままあるも、キーが2つだと時間を気にせず部屋に帰って来られる。これは有り難いサービスだ。

 湯治に出かけたのは昨日の正午。小雨がずっと降っていた。少々運転しにくいが、雨に打たれた新緑はまあまあの眺め。コロナ過ということがあって、東海北陸自動車道は空いており、マイペースで走ることができた。
 高山から奥飛騨へ向かう一般道で、途中、自家用車で出かけたときには必ず立ち寄る蕎麦屋さん。高山市丹生川町日面にある「明郷(みょうごう)」。高山では、高山市街地(上二之町)にある「恵比寿」が有名だが、「明郷」も負けず劣らずうまい蕎麦を食わせてくれる。うまい蕎麦はザルで食うに決まっている。何度来ても、いつもうまい。最近は頼まなくても、頃合いを見計らって蕎麦湯を持ってきてくれるから、これまた有り難いサービスだ。
 帰りもずっと小雨模様。いつもどおり帰りは高山から郡上八幡へ抜ける「せせらぎ街道」を走る。ここは新緑の眺めがとてもいい街道だ。少し離れた山々は雨や霧でかすんでしまうが、直ぐ近くの山の新緑はきれいに見えるし、新緑のトンネルになっている個所が随所にあり、その通り抜けが最高に気分いい。
 土産物としては真っ先に「ワラビ」であり、福地温泉の朝市に行ったが、タラの芽はあるもワラビはなし。そこで、せせらぎ街道を過ぎたあたりの明宝の道の駅に行ったところ、ちゃんとあった。そして、ここでいつも買う「母袋 燻り豆腐」をゲット。燻製の豆腐だが、味はチーズといった感じ。これが小生の好物。他に、変わり種の豆腐も購入。そして、明宝ハムの本拠地ゆえハムやソーセージが全種並んでいるから、今回初めて買ったのだが、一番高いハムをゲット。どんな味がするのか楽しみだ。
 以上、雨、雨、雨の2日間であったが、夫婦2人とも大満足できた湯治旅であった。
 まあ、しかし、雨の中、片道3時間の車の運転はけっこう疲れるものだ。この歳(72)ともなると、これが限界の感がする。

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
宿食につき脳トレ休み

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
コメント(3) 
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コメント 3

天安

雨のうたれながらの運転旅でしたか。ちょっと危ない気もしますが、適度のスピードで走るなら乙な道中となりますよね。奥飛騨、雨の旅。かなりロマンティックですね。ついたばかりの餅もいただけて、よかったですね。夫婦そろって行けるのが、すばらしいです。露天風呂では雨にあたりましたか?
by 天安 (2021-05-19 15:47) 

どろんこ

天安さん、コメント有り難うございます。
高速道路は制限速度80キロですが90キロで走り、遅いトラックをたまに抜くだけで、たいていの車は100キロ超で走っていますから、どんどん抜かれます。よって、車間距離もたっぷり取れ、極めて安全。軽自動車ゆえ、このような走り方となります。
でも、雨だと、絶えず前方注意で走りますから、新緑を楽しむ余裕は落ちます。その点、助手席の女房は、雨に打たれた新緑もこれまた風流と喜んでいました。けっこう標高の高い所を走りますから、今が新緑真っ盛りゆえ、良きドライブとなります。

露天風呂の雨についても記事にしたかったのですが、長くなるので書きませんでした。たいていの露天風呂は半分は屋根で雨除けがなされているのですが、ここは一切なし。陣笠が置いてあり、女房はそれを使うも小生は使わず。
水面に跳ねる雨粒を眺めているのもいいものです。加えて、水跳ねで泡ができ、しばらくすると泡がはじける、その様を見ているのも飽きない。
寝湯すれば顔に雨が当たり、ひんやりして気持ちいい。
露天風呂の雨は実に風流ですぞ。小生は雨の露天風呂が大好きです。もっとも、雪が舞う露天風呂はその上を行きますが。
by どろんこ (2021-05-20 07:10) 

天安

やっぱり、露天風呂で雨を楽しまれましたね。
どろんこさんの感覚が、わたしとかなり相似形です^^。
羨ましい限りです。
自分も露天風呂で雨を浴びたような、清々しき気分です。
「水が跳ねて泡ができ、しばらくすると泡がはじける、
その様を見ているのも飽きない」
こういうことですよね。
なんともうれしき露天風呂の雨物語でしょう。
元気でいつまでも運転を続けてあちこち行かれることを
祈っております。
by 天安 (2021-05-20 12:00) 

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