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7.12 今日一日一人隔離状態で読書にふける [学び]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 夕べ遅くに生中継が始まったウインブルドン男子決勝。今日は丸一日暇だから、眠くなるまで見てやれ、とばかりテレビ観戦した。場所は英国であり、スタンドは超満員の観客で埋まっている。ほとんど全員がノーマスクでである。しっかりマスクしているのはスタンドの所々にいる大会関係者らしき人物だけだ。また、会場外の大画面に見入る群衆も、三密・ノーマスクで映し出された。さすがコロナ対策が進んでいる英国だ。
 そして、今日のお昼過ぎにネットニュースで、英国で行われたサッカー・ヨーロッパ選手権の決勝は6万人もの観客を入れ、たぶん試合終了後の映像であろうが、街には大勢のファンでごった返していた。超過密・ノーマスクで、コロナ以前の姿に戻っている。もっとも、スタジアムへの入場はワクチン証明がないと入れないそうであったが。
 これを見ていると、間もなく始まる東京五輪が情けなく思える。ウインブルドンやサッカー・ヨーロッパ選手権の上を行くビッグイベントの五輪であり、これを無観客にするなんて何を考えていたんだ、ということだ。1年も延期したんだから、万策を尽くしてどの会場も満員にしなければならないし、特に開会式は趣向を凝らした素晴らしい仕掛けが見られるはずであるんだから、これを無観客にするなんて 愚の骨頂(ぐのこっちょう)。
 それがどうだ。どこもかもあらかたが無観客に決まってしまった。政府の無策ぶりは甚だしいかぎり。まあ、無策でもいい。日本はコロナの感染者数も死亡者数も欧米に比べて少なくとも1桁下なんだから、「コロナなんて単なる風邪だ。せいぜい、この夏が越せるかどうか怪しい、棺桶に片足を突っ込んだよぼよぼジジババが死ぬだけでどってことない。かえって財政負担になる不良在庫が一掃できてスッキリする。」と本音を吐いて、「五輪でコロナの第5波が思わぬ大きさになったが、たいした広がりは見せていない。どってことなかった。」で済ませればいいものを。
 
 なんてことを思いながら、今日一日何もやるべき仕事がないから、遅寝遅起きで8時半に目覚め、一人静かに無人の休業日の店内で、全くの隔離状態で読書にふけった。三密完全回避だからコロナ対策の優等生であり、政府からお褒めの言葉をいただいてもいいくらい。

 で、読書のほうは、ここのところたて続けに注文した4冊目が昨日届いたから、それを一心不乱に読みふけった。先日ご逝去された立花隆氏の著「サピエンスの未来」である。学術的解説の講演録で400ページの大冊であり、加えて左ページの片隅に「注」の解説がしょっちゅう出てきて、これまでていねいに読んでいたら、今日1日で半分しか読めなかった。
 よって、まだ感想を言える状態にないが、立花隆氏自身の意見がちっとも出てこないのである。“知の巨人よ、じゃあ、お前はどう思うんだ。そこが聞きたい。”のであるが、あまりにも控え目な氏である。もっとも、これはといった数多くの学者たちの意見がうまくまとめられており、それを読者にふんだんに提供してくれるのだから、さすがに知の巨人だ。自分であれこれ探し出して一つ一つ著書を読むという手間をバッサリ削除し、100分の1、いや1000分の1の労力でエキスだけを知ることができる。これほど有り難いことはない。
 もっとも、こうした紹介の仕方は、諸学説の取捨選択を通して必ず主観が入り、ある一方向に誘導することになるのであり、立花隆氏自身の意見がちっとも出てこなくても、知らず知らず氏の思う壺にはめさせられてしまうのだから、氏に言わせれば“私の意見は君が読み終わったときに感じた印象だ。”ということになるのだろう。
 本の読み方というのも実に面白いものである。本書の冒頭のほうで、氏は「お勉強してしまってはダメで、自分の頭で考えることが大切だ」と言っておられる。その点、小生はアマノジャク的な本の読み方をするから大丈夫だと思っているが、けっこう立花隆氏のファンになりそうな気配もしてきて、彼の思う壺にはまってしまうかもしれぬ。
 いずれにしても立花隆氏の著「サピエンスの未来」は興味津々、引きずり込まれていく。どうだろう、6時間ぐらいは連続して本を読んだのだが、こんな長時間ずっと1冊の本を全然飽きずに読み続けたなんてことはちょっと記憶にない。はめられたか?

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
5品思い出す。1品は別のもの。1品はなし。3/6で50点

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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