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10.14 懐かしく思い出す 高校3年生 悪餓鬼トリオ [日々雑感]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 昨日、 高校時代にやったプロ野球日本シリーズのトトカルチョについて記事にしたが、その後、記憶をたぐってみるに、やはりあれは高校3年生のときであった。
 我がクラス(男子のみ)は、先生方に学年で一番評判の悪い不良少年クラスとされていたようだった。なんせ悪餓鬼が3人もいたから、その影響をクラス皆が受けていたからだ。
 トロカルチョを仕組んだ奴よりも、もっともっと不良ぶりを発揮した御仁がいた。次時限の授業の先生が気に食わないからと、教室入り口の戸に黒板消しを挟んでおいて、先生の頭に落としてやろうと目論んだのである。残念ながら頭に当たらず、先生の目の前に落下しただけであったから、先生は怒らず、事なきを得たが。もし、頭に当たっていて先生が怒ったら、どう対処しようと、あいつは考えていたのであろうか。たんなる悪戯(いたずら)で済んでしまうとでも思ったやもしれぬが、小生にはその真似はとてもできぬ。この御仁の悪戯は他にもあったろうものの、残念ながら記憶に残っているのはこのときの1回だけである。
 その彼は、クラスのリーダー的存在で、皆を引っ張ってくれていたし、いつも皆に笑いを誘い、クラスを明るくしてくれる、実に面白い奴だった。

 3人目の悪餓鬼は、実は小生である。先生方に学年一評判の悪いクラスにしてしまった真犯人が小生であった。2人の先生をひどく怒らせてしまったのである。
 一人は英語の先生。この先生は、予習してくるようにと口やかましかった。真面目に予習するとなると、これだけに1時間はかかろうというもの。皆が閉口していた。そこで、小生は、全く予習なしで授業に臨んだ。先生に順番に当てられていって、自分の番になると、ぶっつけ本番であるから、しどろもどろになる。先生から“ちゃんと予習してこいよ”と幾度も言われた。これを見かねて、隣に席してした奴が、“三宅、少しは予習してこいよ”と言う。それに返す言葉、“大学受験の本番は予習なんてできんぞ。授業が大学受験の本番と思って集中して英語に取り組めばいいんじゃ” 
 これをクラスの皆が聞いていて、なるほどと感じた輩が多かったのだろう、次回の授業から、小生同様にしどろもどろとなる奴が多くなった。これが何回か続いたのち、その先生はついにキレた。“俺をバカにするのか!”と、すさまじい剣幕で怒鳴りつけられ、延々とお説教された。
 次の授業からは、多くの脱落者をだしたものの、小生は言い出しっぺであり、ここで折れてはなるものかと、予習なしを貫徹。全神経を集中して授業に臨み、しどろもどろが続くも、幸いにも、運も味方したのだろう、なんとか乗り切ることができた。おかげで、ずっと悪かった英語の成績がその後上向いていった。不思議なものである。
 もう一人の先生は保健体育の先生。期末試験で、明日が保健体育の試験があるという日に、誰かが、“三宅、保健体育の試験勉強してくるか?”と聞く。“大学受験にない科目なんて、勉強してくる必要がどこにある”と返答。これを皆が聞いていて、ほとんど誰も勉強してこなかったのだろう、我がクラスの成績は、群を抜いて悪かったようである。
 この先生もキレた。試験後、最初の保健体育の授業では、全員が立たされ、英語の先生と同様に“俺をバカにするのか!”と、すさまじい剣幕で怒鳴りつけられ、授業終了まで延々とお説教が続いたのである。
 このときばかりは怖かった。なんせ格闘技の元国体選手の先生であるゆえ、迫力が違う。もし、“言い出しっぺは誰だ!”とでも言われたら、正直に手をあげねばならぬ。どう対処しよう。黒板消しの悪餓鬼のような肝が据わった奴とは違い、小生は小心者だ。
 でも、英語の先生の一件が先生方全員に知れ渡っていたのであろう。保健体育の先生は、このクラスは悪餓鬼が何人もいて、どうしようもないと認識していたのであろう、犯人捜しをしようとは全然しなかった。後から思ったのは、“あの先生は単純バカだなあ、ちゃんと犯人がいるのに”である。かように記憶している。

 ところで、我がクラスの担任の先生は、こうした数々の悪事を知っていたにもかかわらず、誰にも一言も注意なさらなかった。悪餓鬼トリオによってクラスのまとまりが良く、いつも皆がにこやかで、皆の成績も上がっていることをよく知っておられたからであろう。この先生とは思い出深いものがあるが、長くなるから別の機会に書くこととしよう。
 こうして、懐かしく思い出す高校3年生の我がクラス。他の先生方には、不真面目なあのクラスからは皆たいした大学には進学できないであろう、と思われていたであろうが、蓋を開けてみたら、一流処へ大勢が進学できていたのであるから、傑作である。

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。


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<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
6品思い出す。正解。100点

※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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