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1.1 例年どおり静かに過ぎていく元旦の一日のはずが…地震だ! [日々雑感]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 1日の始まりは午前0時から、ということになっているが、江戸時代は前日の日没から1日が始まる。このほうが何かと便利が気がする。
 もっとも、現代は昔よりうんと小忙しくなっているから、日没になっても続きの仕事があって“さあ、これからが勝負だ!”と残業さえするし、1日の最後の食事はたいてい暗くなってからとなる。いっそのこと、夜が明けたら1日が始まるとしたほうがいいくらいだ。
 しかし、まあ、年末年始ぐらいは、日頃の小忙しさから解放されて、江戸時代に戻ってはいかがなものだろうか。大晦日の日没から元旦が始まるとするのである。
 我が家はそうした元旦を楽しんでいる。
 日没を過ぎると間もなくして、我が夫婦に娘を交えて3人での祝宴が始まる。江戸時代は御節料理を食したのだが、うちは御節料理はあるかなしかの状態で、メインディッシュは牡蠣フライと海老フライになる。年に1回しか食べられない御馳走だ。
 食事が済んだ頃にNHKで紅白歌合戦が始まるが、これは騒がしいばかりで観ていても面白くなく、今年は静かな旅番組を見た。そして11時頃からはクラシックコンサートを観る。音楽そのものは興味ないが、最後の1曲は午前零時にピッタリ終わるように演奏するカウントダウンコンサート。これが見どころ。今年はコンマ何秒かのはみ出しがあったが、まずまずの出来であった。これが面白くて、毎年最後の1曲だけは観ることにしている。
 さて、元旦の1日が4分の1過ぎたところで、例年どおり氏神様へ初詣に出かける。コロナ前は午前零時から食事の振る舞いや御神籤がいずれもタダで楽しめたのだが、コロナが去っても元に戻らず、お神酒だけとなって盛り上がりに欠ける。よって、参拝者が減ってしまったし、焚火に当たる時間も短くなってしまい、着いたのは0時20分頃であったが、参拝者はちらほら。神社と自治会の役員さんばかりが大勢黙って焚火周りに集まり、皆さん手持ち無沙汰もいいとこで、これじゃあ居心地が悪い。お神酒をぐいと飲み干して早々に退散。
 うちへ帰って、小腹が空いたところで、お客様からお歳暮でいただいた讃岐うどんでもって、年明けうどんを食す。これも恒例行事。あとは風呂に入って寝るだけ。
 夜が明けて随分してからゆっくり起きだし、お昼頃に雑煮を食す。これも恒例行事。
 そして、毎年初仕事にしている、たばこと切手印紙の棚卸、収入と仕入れ集計、そして最後に売上原価と売上高の突合。たばこは千円強の誤差で済んだが、切手印紙は数万円の誤差が出た。“なんでだ?”である。集計を全部チェック。そうしたら、切手の棚卸高の計算ミスを発見。再突合したら数百円の誤差で済んだ。やれやれ、これでホッとした。初仕事は何とか日暮れ前に、つまり元旦が過ぎ去る前に完了。

 こうして、例年どおり静かに過ぎていく元旦の一日のはずであったのだが、夕刻前に軽くグラリグラリとしだし、それがだんだん大きくなり、けっこう長く続く。“ああっ、地震だ~!” どこかでかなり大きな地震が起きたに違いない。これだけ揺れるのは神戸の地震以来だ。ネット速報で、能登でM7.4の地震が発生し、当地では震度3と出ているが、震度4に近いのじゃないか、と思わせる揺れであった。その後、軽い余震も2度感じた。
 冬場の暖かすぎる日には“こうも暖かいと大地震が来やせんか”という挨拶言葉が当地ではよく聞かれるのだが、まさにそのようになってしまった今日、元旦である。
 少々不謹慎だが、この挨拶言葉は、正月の真面目な儀式唱歌の替え歌に端を発しているようである。明治24年の濃尾地震の2年後に発表された千家尊福作詞・上真行作曲の「一月一日」という歌があり、「♪年の初めのためしとて 終わりなき世の目出度さを 松竹立てて門毎に 祝う今日こそ楽しいけれ」という歌詞になっている。この替え歌として、当地では「♪年の初めのためしとて 尾張名古屋の大地震 門松ひっくり返って大騒ぎ 祝う今日こそ 悲しけれ」(前のほうと後ろのほうは様々なバージョンがあるようだが)といったものがよく知られている。子どもの頃、正月に皆で面白がって歌ったものである。
 こうして、最後の最後には、静かには過ぎ去っていかなかった今年の元旦。被災地の方は大変だろう。大した被害が出ないことを祈るのみ、である。

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。


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<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
5品思い出す。1品はなし。4/5で80点

※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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