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7.25 人類は宇宙人になるんだろうか(その1:宇宙人はいるか#3) [人類の未来はどうなるか]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 前回の記事「人類は宇宙人になるんだろうか(その1:宇宙人はいるか#2)」で、「フェロモン作用」と「言葉を発する」の2点から、「我が銀河系だけでも100種類の宇宙人が存在する、そう考えてよかろう。」程度に可能性を減じなければいかんでしょうね、と書いた。
 今日はその続きである。

 宇宙人というからには、我が地球上の人類と同等あるいはそれ以上の文明を築き上げている存在と捉えねばいかんであろう。
 ところが、現生人類は3、4万年前まではチンパンジーとさほど変わらぬ生活をしていたのであり、科学技術も彼らがすることに毛が生えた程度のものであった。
 前期旧石器時代の最も古い文化は、オルドヴァイ文化でおよそ250万年前から160万年前まで続き、石器は片面だけを加工したものであった。次に生じた文化は、アシュール文化で、両面加工した石器の登場である。この文化は20万年前まで続いた。通算して230万年の長きにわたり前期旧石器時代は延々と続いたのであり、石器を作る技法の進歩はわずかでしかなかった。アメリカの考古学者A・ジュリネックの言葉を借りると、それは「想像を超えた一様性」だという。
 20万年前というと、それは現生人類の誕生と時を同じくするが、それでも3、4万年前まで(中期旧石器時代)は石器の技法はどれだけも進展しなかった。それが、後期旧石器時代(3、4万年前から)に入ってから、突然に何かに目覚めたかのようにして、すさまじい技術発展への道をひた走り出したのだから、現生人類というものも摩訶不思議な存在である。16、7万年の間、現生人類は何を遊んでいたか、と言いたくなる。
 現生人類は、1万年前には「史上最高の名石工」という形容詞が与えられるほどに、現代の工業技術をもってしても同じものを作ることができない精巧な石製の道具の数々を残している。この時点で現生人類が獲得した「拇指(ぼし:親指)対向性」機能のもと「握力把握」(例えば棒をしっかり「握る」)と「精密把握」(例えば小さな豆を「つまむ」)をいかんなく発揮して、石器の黄金時代を築き上げたのである。実にご立派、褒めてつかわす、といったところだ。
 しかし、まだ文明社会には入っていない。だが、案ずるなかれ、1万年前からは忙しくなる。中石器時代、新石器時代、青銅器時代、鉄器時代(3400年前のヒッタイトが始まり)へと次々と時代は移り変わり、技術革新はものすごい勢いで進展していくのである。特に鉄器がそうさせた。そして、青銅器時代あたりから文明が開化した。古代都市文明が花開いたのである。これは1万年前あたりから始まった農耕・牧畜とリンクしており、古代都市文明なるものは、大きく発達させた農耕を基盤としているのである。ここから先は説明を要しないであろう。絶え間なく技術革新が進んで今日に至っている。
 3、4万年前に現生人類はなぜに突如として目覚めたのか。その原因なるものについて自説を持っているが、その説明は省略しよう。とにかく現生人類は3、4万年前に目覚めたのであるが、客観的に見て、目覚めるのがいかにも遅すぎる、10数万年間も何をもたもたしていたのだ、と言いたい。
 さて、ここで視点を宇宙人に戻そう。宇宙人も、幼稚なものであれ石器を発明したならば(地球人は随分と手間取ったが)、いずれは(ただし、何か起爆剤が必要だが)石器を高度化させ、その勢いで金属器の発明へとつながっていくのは、必然であろう。そして、文明も開花すれば、さらなる技術革新も必定であり、この段階まで来ると、もはや高度科学技術文明への道は止めようと思っても止まらず、科学技術は勝手に発展していくに違いない。我が地球上の人類がやってきたのと同様に。
 もし、宇宙人が現生人類より一歩先に進んでいれば(大いに有り得ること)、科学技術は幾何級数的に発達するから、今現在進行しつつある我が地球の情報技術革命であるが、これがとことん行きつく先まで進みきり、我々が容易には想像できない情報社会になっていることであろう。さらに、新たな(想像できない)技術革命が起きている可能性が大であり、そのまた上の技術革命までもが起きていると考えねばなるまい。
 冒頭で、「我が銀河系だけでも100種類の宇宙人が存在する、そう考えてよかろう。」と言ったが、その過半は、とっくの昔に地球人のはるか上をいく技術革命を成し遂げていると考えたほうがいい。
 そうした宇宙人から見れば、地球人は野蛮な土人としか見えないであろう。
(今日はここまで)

<2日前の夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
7品思い出す。うち2品は別のもの。5/9で55点

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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7.24 人類は宇宙人になるんだろうか(その1:宇宙人はいるか#2) [人類の未来はどうなるか]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 前回の記事「人類は宇宙人になるんだろうか(その1:宇宙人はいるか#1)」では、「哺乳類型宇宙人は幾らでも誕生しうる。なんせ我が銀河系には恒星が2000億個もあるのだから、恒星1億個に1個ぐらいは地球型惑星で生物が高度に進化してもおかしくない。よって、我が銀河系で2000種類の宇宙人が存在する、そう考えてもよかろう。」で終った。
 今日はその続きである。
 ところで、哺乳類型宇宙人の他に、節足動物型宇宙人も考えられよう。地球上で大きく進化した動物の両翼は脊椎動物と節足動物であり、節足動物のなかで社会性を大きく進化させた白アリは驚異的な存在である。彼らは、どでかいアリ塚(空調完備の百万都市)を設計図どおりに作り上げるし、なかにはキノコ栽培をして自分たちの食糧を確保している種さえいる。この白アリ様動物がもっと進化した地球型惑星も我が銀河には当然にあろうが、ここまで広げると、それこそ訳が分からなくなるから、節足動物型宇宙人の検討はやめとこう。
 哺乳類型宇宙人は地球上のどの哺乳類に似ているであろうか。我が地球上の、頭のいい哺乳類はサル、イルカ、ゾウ、イヌ、ウマ、ブタなどいくらでもいる。これらどの種類であってもヒトと同様な知能を持ち得るが、道具を使いこなすとなると、指が発達(長くなる)していないことには、どだい不可能である。やはりサル以外には高度な科学技術を発達させるのは無理であろう。
 サル(霊長類)はその多くの種に「拇指(ぼし:親指)対向性」がある。つまり、拇指を他の4本の指と向かい合わせることができる骨の構造と筋肉を大なり小なり持ち備えているのである。これによって「握力把握」(例えば棒をしっかり「握る」)と「精密把握」(例えば小さな豆を「つまむ」)ができ、道具を操るに適した手指を幸運にも持っている。これは、長く樹上生活をしてきたお陰である。
 その能力はヒトがトップであり、2位がヒヒやマカク(ニホンザルの仲間)で、類人猿は大きく水を開けられた存在だ。類人猿は手がかなり自由に使え、手と足は別の目的に使う生活をしているが、拇指の腹と人差指の腹をくっつけることができず、「拇指対向性」は大したものではなく、よって「握力把握」も「精密把握」もけっこう苦手である。ヒトはドライバーを拇指を含む2、3本の指で握ってネジを回すことができるが、チンパンジーは拇指の自由が利かず、これができない。米粒を拾うにも苦労する。その点、ニホンザルはドライバーを回せるかどうか知らないが、拇指と人差指を使って器用に米粒を拾える。これは生活環境と食習慣の変化によって生じた違いなのである。
 チンパンジーは拇指以外の4本指でのぶら下がり生活が卓越し、拇指を使わずとも果物などがもぎ取れるから、「拇指対向性」が発達していない。その点、ヒトは立派なものだ。2位のヒヒやマカクを追い越してトップに立ったのだから。でも、いきなりではない。人類初期の猿人などは、手の骨の化石からしてチンパンジーに近いのである。それが時代とともに順々に現生人類の手の骨格へと変化してきた。これも生活環境と食生活の変化によってであろう。
 こうしたことから、宇宙人は、我が地球の霊長類に類似した樹上生活者が地上に降りて進化した、ヒトに類似した体形をしている可能性が高いと言わざるを得ない。
 ところで、我が地球におけるヒトの最大の特質は「裸のサル」であることだ。裸になっても何の御利益もなく、かえって不都合なことが多いから、宇宙人は毛むじゃらかもしれない。そして、頭も小さいかもしれない。ヒトの頭は単に幼形成熟しただけで脳味噌がその分増えたが、チンパンジーの脳ほどの大きさがあればヒトと変わらぬ脳神経細胞数を有しており、頭は使えば使うほど神経細胞から樹状突起が数多く生成され、シナプスを通して他の神経細胞と網の目の神経伝達回路を形成するのだから、脳味噌はヒトのように大きくなくても済むのである。逆に、現生人類は、頭が大きくなりすぎ、重たくて不自由な生活を強いられている、といったほうがよかろう。
 ヒトの最大の特徴は「直立二足歩行」することにあると言われるのが一般的だが、チンパンジーはそれにけっこう近いし、類縁のボノボとなると、よりヒトに近く、何も完全な直立姿勢がとれなくても、手の自由が効けば指先の器用さをアップさせる面で何の問題もない。よって、宇宙人は映画「猿の惑星」を思わせるようなチンパンジー型の姿かもしれない。
 このように考えると、どの地球型惑星であっても立派な宇宙人が誕生し得るとなってしまうが、そうは問屋が卸さない。ヒト以外の霊長類は大人数が“三密状態”にされると正常な神経ではおられず、長時間そうされるとオスは気が狂うであろう。
 “三密状態”が平気でなければ、高度文明社会は築きようがなく、現在のヒトの狩猟採集民のもう少し小規模な群形態で、時折隣接群と接触する程度の社会しか形成しえない。
 これはなぜかというと、霊長類(哺乳類全般がそうだが)のメスは定期的に発情し、そのとき排卵フェロモンをまき散らす。すると、オスはそれを嗅ぎつけた途端、発情のスイッチが入る。こうなるとオスは、いたたまれなくなって遊びも食事も何もかも放り投げてメスと交わることしか考えられなくなってしまうのである。通常の臭気は嗅上皮で嗅ぎ取り、大脳皮質で情報処理するから、理性的な対応がとれるのだが、フェロモン匂は鋤鼻器で嗅ぎ取り(臭いとしては感じない)、視床下部(原始的な脳で食欲中枢や睡眠中枢もここにあり)で情報処理するから、反射的・情動的な無意識的行動に走らせてしまうのである。何が何だかさっぱり分からないがメスに強く引き寄せられてしまう、という心境にオスをさせてしまうのが排卵フェロモンなのである。こうなると、文明社会のように男女が寄り集まって仕事をするなんてことは全くもってできなくなる。職場で一人の女性が排卵期に入ったら、男ども全員、一切仕事が手につかなくなるのである。屋外が仕事場ならまだしも、室内が仕事場であれば“三密状態”で排卵フェロモンが充満するのだから、男ども全員が気が狂うといっていいであろう。
 幸い現生人類は、メスが発情しなくなり、オスメスともにフェロモン匂を嗅ぎ取る能力をほとんど失ってしまっている。だから、“三密状態”で仕事ができるのだし、オスメス詰め合わせの満員電車にも平気で乗れるのである。でも、排卵フェロモンがゼロになったわけでもないし、フェロモン匂を嗅ぎ取る能力もゼロになったわけではない。個人差も当然にしてある。よって、フェロモン匂を嗅ぎ取る能力がけっこう残っているオスは、満員電車の中で痴漢に走るのも無理からぬことになるし、ストーカーになりやすい。
 よって、文明化した宇宙人も、当然にして現生人類と同様に、メスは発情せず、オスメスともにフェロモン匂を嗅ぎ取る能力をほとんど失ってしまっていなければならない。
 これは奇跡的な退化現象であるから、チンパンジー程度の宇宙人は幾らでもいようが、文明社会を築き上げたヒトのような宇宙人の存在はグーンと少なくなろう。もっとも、鳥類はフェロモン機能を完全に喪失しているも大繁栄しているから、迷惑千万のフェロモンに振り回されているのは地球上の哺乳類だけかもしれないが。
 文明化の条件として、もう一つ、言葉が発せられることが挙げられよう。
 言葉を発するには、随意呼吸ができ、口呼吸ができること、この2つが自由に行えないと不可能なのである。チンパンジーに“はい、息を止めてぇ…、はい、息を吐いてぇ”と、いくら訓練しても全くできないのである。彼らは随意呼吸ができないのだから。チンパンジーは、人間の言葉が理解できるのだが、悲しいかな言葉を一言も発することができないでいる。ヒトが容易に口呼吸できるのも、チンパンジーとは随分違った喉の構造に変化しているからである。
 どうやって、ヒトはこの機能を獲得したのか。この機能を持つ陸生動物は霊長類にもいないし、哺乳類にもいない。鳥類の一部にいるだけだ。ところで、脊椎動物で一番進化しているのは鳥類で、小さな脳ながら知能は随分と(ヒト並みと言ってもいいだろう)高いし、器用にくちばしを使うし、道具を使うことも知っている。しかしながら、手は羽になっていて全く使えず、悲しいかな、彼らには文明化への道は閉ざされている。
 言葉を話す能力の獲得も奇跡的なことで、これなくして文明化はあり得ないとすると、宇宙人の存在はますますグーンと少なくなろう。でも、チンパンジーは教えられれば手話ができ、仲間同士で手話で意思疎通することもあるのだから、随意呼吸ができない、口呼吸ができない宇宙人であっても、そのうち手話を開発しているかもしれない。
 
 思いつくままに、ここまで、宇宙人の存在の可能性を綴ってきたが、可能性としてはけっこうありそうだ。前稿「その1:宇宙人はいるか#1」で、「我が銀河系だけでも2000種類の宇宙人が存在する、そう考えてよかろう。」と書いたが、本稿で「フェロモン作用」と「言葉を発する」の2点から、だいぶ狭まり、「我が銀河系だけでも100種類の宇宙人が存在する、そう考えてよかろう。」程度に可能性を減じなければいかんでしょうがね。
(今日はここまで)

<2日前の夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
6品思い出す。うち1品は別のもの。他に1品。5/8で60点

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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7.23 人類は宇宙人になるんだろうか(その1:宇宙人はいるか#1) [人類の未来はどうなるか]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 7月16日の日記に「新たな研究テーマに孤軍奮闘立ち向かおうとしている小生である。どんなテーマか? それは、人類の未来がどうなるのか、についてであるが、まだまだ頭の中で何かがもやもやしているだけといった状態」と書いた。
 テーマをもっと絞り込みたいし、絞り込まねば答えも出てこない。これは分かっているも、最初から特定の事項に絞り込むと、周りが見えなくなってしまうから、今の段階では最大限広く構えないと前へ進みそうにない。
 そうしたことから、まずは脳トレを兼ねてインド哲学の勉強を少々深めてやれば、何かとっかかりができやせんかと思ったが、ある程度の脳トレにはなったものの、それ以上のものは何も生まれ出ない。主目的の脳トレにしたって、あまりに理解困難な難問続きで、正直言ってチンプンカンプンで、小生の脳回路はから滑りして、大した脳トレになっていない。軽い準備体操ができただけ、といった状態だ。
 さて、これからの論文づくりの進め方だが、思い付いたことをどこかに記録しておくといい。別立てブロブに下書きとして保存する方法を取ろうと思っていたが、それよりも、このブログに書いてみる方が面白かろうと考え、カテゴリーを一つ「人類の未来はどうなるか」を立てて、今日から始めることとした次第。
 どうでもいい記事が多くなろうが、自分勝手に好きな方法を取るのが一番だろう。
 読者の皆様には迷惑となろうが、そうしたタイトルの記事は読み飛ばしていただくことで、ご容赦願いたい。

 本件に関して、フッと思い付いたこと「人類は宇宙人になるんだろうか」、これを思いのまま綴ってみることとしよう。
<人類は宇宙人になるんだろうか(その1:宇宙人はいるか)>
 地球にやってきた宇宙人の遺体が、どこかの米軍基地に秘密裏に保管されているという、真偽のほどは不明だが、まことしやかに報じられた記事を見たことがある。
 人類と同程度あるいはそれ以上の知能を持った地球外生物がいる、という可能性は大いにあると言えよう。わけても我が地球における哺乳類霊長目ヒト科と類似した宇宙人は、大いに誕生し得る。
 我が地球のような程よい大きさの岩石型惑星ができ、恒星と程よい距離を保って周回するようになれば、生命発生は自然と起きるに違いない。原子番号6、7、8と並んでいる炭素、窒素、酸素及び原子番号1の水素は物理的化学的に互いに親和性が良く、結合して有機物を作りやすい。この4元素は岩石型惑星であれば十分に揃っているであろう。そして、生命エネルギーを回すには同族の2つのペア元素(ナトリウムとカリウム、マグネシウムとカルシウム)が必須となるが、これも揃っていようから、生命は誕生しうる。
 ただし、マグネシウムに比して、カルシウムがその後多く存在するようにならねば脊椎動物は誕生しえない。地球環境(海水)は生命誕生後、だんだんカルシウムが多くなってきたと思われる。余計なカルシウム、いらないカルシウムであり、脊椎動物はその捨て場として体の芯に溜め込む方法を取った。これが骨となり、随分と便利な使い道を見つけ出し、海から陸に上がるのにたいそう役立ったのである。そして、陸上生活する上にあってはカルシウムは不足するくらいになった。
 このあたりの出来事は、岩石型惑星の火山噴火の程度に左右される。初期の惑星の海水は濃度が薄い。この状態つまり“母なる海”で生命は誕生する。その後、海水はどんどん濃くなる。余計なものとして、まずナトリウムが多くなりすぎるが、生命体はナトリウム排出機能を獲得し、生命維持を図ることができたのだが、ナトリウムは水によく溶けるからいいものの、カルシウムは炭酸化されて水に溶けにくくなり、排出機能が不完全だと、生命体の外か内に沈着させるしかなくなる。この段階で、“母なる海”は聖水ではなくなり、“巨大なドブ”と化し、現在に至っている。陸生動物は淡水環境にいるからミネラル不足になりやすいが、海水を飲むような動物がいないのは、ドブの水には毒性のある重金属などが幾種類も溶け込んでおり、海水には毒があることを知っていようからであろう。
 こうしたことから、地球という岩石型惑星と、我が太陽以外の恒星を回る岩石型惑星とでは、海水のミネラルバランスが、惑星誕生初期ではわりと類似していても、その後の違いがだんだん生じてくるであろうから、生物進化の道もだいぶ変わっていくであろう。
 カルシウムが少なければ昔描かれた火星人のような姿になるかもしれないし、あまりにカルシウムが多ければ内に骨格、外に鎧といった亀人間のような姿になるかもしれない。
 いずれにしても、時代が進むにしたがって生物は多細胞化し、巨大な動物が誕生し、神経節は脳となり、脳が機能分化して大脳皮質が出来上がり、わけても前頭葉の発達でかなりの思考力を身に付けるのは間違いないであろう。
 ここらあたりまでは、現生魚類を見ていれば予想がつく。だけど、惑星環境の激変で海洋生物が陸揚げされないことには大きな進化は望みえない。現生魚類だって、いったん陸揚げされて軟骨が硬骨になり、肺を獲得したものの再び海に戻ったから浮袋は肺の名残りとして存在しているのである。海に留まり続け得たのはサメの仲間だけ、というのが我が地球の脊椎動物の姿なのである。
 こうした惑星環境の激変(単細胞生物の多細胞化、オスメスの分化も何らかの惑星環境の激変がなければ生じなかったであろう)が、幾度か生じないことには、哺乳類なんぞは生じ得ない。哺乳類なるものは、一面空恐ろしい生き物である。魚類はメスが卵をドバドバッと吐きだし、雄が精子をジャバッと射出するという極めて簡単な子造り方法である。ところが、哺乳類に至っては胎児という生き物がメスの体の中でメスの栄養を奪い取って大きくなり、生まれ出たら今度はメスの皮膚にかぶりついて乳(最初は血液だったと思われる)を吸いまくるという、まさにエイリアンさながらの生き様を示すのだから。
 かような実におどろおどろしい哺乳類なるものは、その生まれ育ちからしてこうなのだから、その社会は同種間での殺し合いが日常茶飯事となるのもうなずける。
 できることならば、かような動物の発生は地球だけであってほしい、太陽系以外の地球型惑星ではかような進化はあってほしくない、というのが正直な気持ちだが、惑星環境の激変(哺乳類誕生の場合は急激な大寒冷化)があれば、卵殻をまとった生き物である受精卵(爬虫類時代)は“凍死しとうない!”と卵殻を脱ぎ捨て母体にかじりつくであろうから、胎生にいとも簡単に変化してしまう。これが哺乳類の誕生であるゆえ、太陽系以外の地球型惑星でも、陸生脊椎動物が誕生していれば、かかる進化は必定だ。
 我が地球も生き物であり、我が地球以外の地球型惑星も生き物であり、恒星も生き物だ。よって、環境激変は幾らでもあり得るから、哺乳類型宇宙人は幾らでも誕生しうる。なんせ我が銀河系には恒星が2000億個もあるのだから、恒星1億個に1個ぐらいは地球型惑星で生物が高度に進化してもおかしくない。よって、我が銀河系だけでも2000種類の宇宙人が存在する、そう考えてよかろう。
(今日はここまで) 

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
6品思い出す。うち3品は別のもの。他に1品。3/10で30点

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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