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10.2 楽しいじゃがいもセール [稼業]

 十数年前から11月(最近は10月)の月初めの当店セールで、じゃがいもを景品にし、お客様に楽しみにしていただいている。
 景品の出し方は、始めた年から一緒で、“ツボ振り”ゲーム方式としている。サイコロを2個入れたアクリル・ケースをお客様にカチャカチャッと振っていただき、レジカウンターにポンと置いていただく。早い話が“チョウハン博打”だ。
 そこで、ピンゾロ(1の目の揃い)だと北海道北見産の男爵芋が40個!(3年前からケチって30個に)、1の目以外のゾロ目は20個、それ以外は出た目を足した数で端数切り上げ(5と6は20個、それ以外は10個)と、大判振る舞い。なおかつ、お買い上げ金額に応じて最大4回のチャレンジ!
 よって、多い人は、70個や80個にもなる。でも、小振りの芋(LMサイズ)で、1個110g程度(3年前までは100g、昨年に篩い機を変えて目を粗くしたようだ。)で、仕入れ単価は1個110gで11円から16円程度だから、たいしたことはない。なお、今年は豊作のようで10kg1050円でわけていただけた。うれしーい!
 昨日からセールを始めて今日も来店客が思ったより多く、レジカウンターは、まさに“賭博場”と化した。“〇〇さん、ピンゾロ出して!”と声かけしながら、“うーん、残念、切り上げて10個。” たまには“やったあ、ピンゾロで30個だわ。”と、お客様と応対するのは、とても楽しいものである。

 ここで、内緒の話をしましょう。スーパーなどの商法として、生鮮野菜は日持ちしないから利を少なめにしてなるべく早く売ってしまいますが、じゃがいもなど“泥もの”は日持ちするので利を多くしています。よって、当店では、市場に出入りしておられる方にお願いして大量に仕入れています。こうすれば廉価で手に入り、お客様には高額な景品となるのですから、実に都合がよいのです。そして、男爵は男爵でも北見産は見た目にいいし、味もいいですから、「北見男爵LMサイズ」と指定して仕入れています。Lサイズ、LLサイズと大きな芋となると、同じ10kgであってもケース単価がアップしますし、当然に数もウーンと少なくなりますから、市場に出回る最も小さいLMサイズとしているのです。これ以上小さい芋はデンプン用と聞きましたが、昨年は不作のせいかスーパーに随分と小さな芋が出ていました。でも、うちはこれ以上小さな芋にしないで頑張ってます。
 こうしてブログしたからには内緒の話にはなりませんなあ。ハハハ。
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