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12.6 イヤミに切り返す言葉 [学び]

 齋藤茂太さんの著 “「あなたと会うと元気になる」といわれる人の共通点” の1節に次のものがあります。表題からしても、楽しい内容ではありませんが、2か所出てくる切り返しの言葉が面白かったですから、ご紹介することにします。
 なお、この言葉は小生の頭の中にはっきりと残っており、お出でになったお客様が女ばかりの職場でいじめにあっておられましたので、その処世術としてお話したところです。

 イヤミをいわれたぐらいで、いちいち落ち込みなさんな
 イヤミを言われたら「イヤミ返し」するぐらいの気力を持ってほしい。
 ある家の嫁は結婚したばかりのころ、たまに会う姑のイヤミにしゅんとなったり、いらいらしたり…で、腹が立ってしかたがない。
 (中略)
 なぜ、姑はイヤミばかりを言うのか。折にふれて考え、はっと気がついたことは、「心のさびしさ」だった。
 (中略)
 それから数年後、子どももでき、肝っ玉が少し座ってきた嫁は、イヤミに落ち込まなくなった。何かいわれても、「私、下手だから、お義母さんやって」と笑い飛ばす。それにつれて、イヤミは減ってきたそうだ。
 イヤミというのは、相手が落ち込んだり、怒ったりするから「やりがい」があるという面もあるのだろう。いちいち反応していたら、相手は増長するばかりだ。イヤミをいわれても、
「何が気に入らないのか。遠まわしにいわれても、バカだからわかりません」
 と、切り返す言葉を吐けるくらいに強くなろう。そうなって初めて、姑と嫁は対等になり、信頼できる家族になっていくのではないだろうか。

(小生、94歳になる姑と還暦を過ぎた嫁の間に挟まれて苦労しておりますが、最近、少々嫁のイヤミ返しが上達してきて、何とかなってます。ホッ。)
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