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5.3 銀杏の盆栽が店員代わり [稼業]

 亡き親父は盆栽が好きで、自宅に銀杏の盆栽もあった。
 これを自宅に置いといても、見てくれる人はほとんどいないから、店頭に観葉植物として飾ったほうがいい。
 特に、当店の場合、銀杏葉エキスの健康食品に力を入れているから、お客様の目にとまり、店員代わりになる。
 よって、ここ10年(いや10数年か?)、葉っぱが青々してきたら店に持ってくることにしている。今年は、数日前に持ってきた。なかなかいいものである。

DSCN0275.JPG

 毎年のことであるから気が付かなかったのだが、今朝、よくよく見てみると、枝がほとんど見えない。葉っぱの着きが多く、また、1枚1枚が大きい感がする。
 年によっては、葉が小さく少なく、いかにも盆栽という感じがしたことを思い出した。それに比べると、今年はうっそうと生い茂っている。丸で違う。
 年によって、けっこう違いがあるものだと改めて思わせられた次第。
 小生は施肥を全くしないのだが、おふくろが気紛れ的に施肥をしたのかもしれない。あるいは、気候に左右されるのか。
 ところで、この盆栽は不思議なことに枝がほとんど伸びない。ほぼずっと同じ大きさだ。店頭に飾るのにちょうどいい大きさだから助かる。
 親父はいい盆栽をこしらえておいてくれたものだ。
 毎年、銀杏の盆栽を店に持ってくると、しばらくの間は毎日亡き親父のことを思い出す。あの世へ逝ったのは平成12年4月27日。
 “俺の命日を過ぎたら、銀杏の盆栽を店に持って行け。”と言っているかのよう。
 あれから、もう14年が経った。月日が経つのは早いものである。
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