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4.24 数学の思い出 [学び]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 数学は中学校のときに突然好きになった。
 1年生のとき、数学が飛び切りできると評判の先生から提示された問題を解いて、その先生に見せたところ、いつもだったら“これでよし”とか“ここの部分が間違っている”とか瞬時に言ってくださるのだったが、そのときだけはじっと黙り込んだまま微動だにせず、小生の答案に見入っておられた。“どうしたんだろう先生は?”である。自分ではとてもよい解き方が見つかって自信をもって正解であると思っていたのだが、なんか大きな勘違いをしてメチャメチャな答案になってしまったんだろうかと不安になった。しばらくたって、先生は無言で答案を返してくださった。ということは、これで正解であったのだろう。ほっと胸をなでおろした。しかし、先生の反応はいつもと違う。なんかおかしい。
 このところまでははっきり覚えているのだが、実は設問の解き方に2通りあって、別のオーソドックスな解き方の他に、小生が見つけた面白い解き方もあったのである。これがいつ判明したのかは覚えがないが、先生は小生の解き方を思いつかなかったから黙り込んだとしか考えられない。そのとき“やったあ、俺は先生に勝った!”と有頂天になった。
 これ以来、数学が好きになり、“この問題、他にも解き方があるんじゃねえか?”と、楽しんで数学の問題に取り組むようになった。
 高校に入ってからは、年にたしか3回あった実力試験で学年1番になってやろうと張り切ったが、それはとてもかなうものではなく、やはり上には上が何人もいた。
 大学に入って教養課程で数学があったが、最初に出てきた「行列式」が何とも理解できなくて授業についていけなくなり、“ああ俺の頭もたいしたことねえなあ”と早々にギブアップ。それからは授業にも出ず、単位を落としたような気がする。でも、ひょっとして大学紛争のどさくさで単位が転がり込んできたかも。ここのところは記憶がほとんど消えてしまっている。
 でも、数学は面白い。大学時代に進学塾で採点のアルバイトをしていたが、数学の講師の先生が急に欠席され、ピンチヒッターとして小生が小学6年生の臨時講師を仰せつかった。鶴亀算などの問題の解き方の解説である。ぶっつけ本番であったが、これはけっこう面白い。次から次へと説き方を解説していったのだが、最後の最後にチョウ難問の、ハタと困った設問に出くわした。解き方が全く分からない難しい問題。焦る。そこで、“誰かこれが分かる人、手を上げて”と言ったら、頭が良さそうな女の子が手を上げてくれて救われた。そして、彼女が黒板にすらすらと解き方を書いてくれた。じっとそれを眺めていたのだが、小生には理解不可能。自信満々の顔をした彼女であったから、きっとこれで正解であろう。そこで、“よくできた。みんな分かったか。でも、別の解き方もあるぞ。みんな「X」を使った解き方も勉強しているだろ。「X」を使うと、こういう解き方になる。…”と、うまくごまかしたことをはっきり覚えている。
 この女の子は、小生が中学1年のときと何だかオーバーラップする。いろいろと懐かしく思い出す数学のお勉強である。

 今、数学の教養書を断捨離中であるが、何度読んでもワクワクするところがあり、それを紹介しようとして、そのプロローグを書き始めたのだが、けっこう長くなってしまったので、むかーし昔の「数学の思い出」だけで今日の一楽としたい。

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
5日前、3日前、2日前がごっちゃ。0点

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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