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4.25 黄金比は大自然を支配している [学び]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 昨日の数学の話の続きだが、10何年か前に、友人から数学の教養書をいただいた。彼の親戚の方が高校の数学の先生で、そのとき校長をやっておられたのだが「黄金比の謎 美の法則を求めて」という本を出版された。その本がいただけたのである。
 この本は「である体」で書かれているが、くれた友人が「とても美しい文章で感心する」と言う。文筆力に長けた彼がそう言うのだから、きっとそうであろうが、小生には「である体」であるも「ます体」のようなソフトタッチな文章としか感じられなかった。
 この本を読むのは今回で少なくとも3回回り目だが、今回気が付いたのは、文章に優しさがあり、読んでいると、温かく包み込まれてしまうような何か不思議な感覚を覚えた。この本は、そうした文学的な流れの中で、突然ハッとさせられる数学の摩訶不思議さ、それは数式であったり図形であったりするのだが、随所に登場する。そして、その数式や図形の美しさに惚れ惚れさせられる。
 “美し~い”と、しばし恍惚とする、といった感じだ。まあ、これが黄金比のなせる技かもしれぬ。黄金比とは縦横の比率が1.61803398…という中途半端な数値だが、長方形にすると“最も均整のとれた美しい図形”として人の目に入ってくるというものである。これが五角形と関連し、フィボナッチ数列と関連し、そして植物の枝葉の出方と関連し、その発展形として自然の造形とも密接な関りがある、というから驚かされる。
 人が自然の造形を美しいと感じるのはなぜか。著者は遠慮して遠回しにそれとなく語っているだけだが、何事も端的に捉えたくなる小生には、それはヒトの感覚器官が共鳴するからだろうと思う。その共鳴の本質は黄金比の入れ子構造にあるのではなかろうか。
 自然の造形もヒトの感覚器官も数学に支配されている、というか、それらの成り立ちはともに同じ数式や図形が元になって形造られている、それが大自然の仕組みであり、だから自然とヒトは一体性がある、なんだかそのような気分にさせられる。
 環境を守れ、自然を大切にしろと、この世の中やかましいが、そんなこと言わなくても、自然も人間も同じ数学の公理公式で形造られていて一体不可分なものなんだ、と言ったほうがよさそうだ。
 数学はやっぱりいいもんです。
 
 今日の一楽の表題は「オイラーの等式に驚かされる」として書き始めたのだが、またまたプロローグで終ってしまった。「数学における最も美しい定理」とか「人類の至宝」と呼ばれる、複素数の世界の「オイラーの等式」。近いうちに紹介したい。

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
6品思い出す。うち1品は別のもの。他に1品。5/8で60点

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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