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7.28 米づくりは昔風のやり方がやはり一番なんだなあ [百姓]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 ヤーコンの種芋を差し上げた九州の方から「人と自然にやさしい米づくり」(佐野正幸著:海鳥社)という本をいただいた。なんでも友達の友達が書かれたとのことで、小学生にも読める(絵が中心)ようにしてある。今の子供たちに、こうした米づくりがあるんだということを知ってもらいたいという願望があとがきに述べられていた。
 その農法は、冬から春に田んぼを草ぼうぼうにして、それでもって肥やしにするというのが基本となっており、レンゲと牧草を意識的に生やしておられる。当地岐阜でも昔は田んぼといえばレンゲ畑の様相を示していて、これが良き有機肥料となっていた。また、山端の地では、山から取ってきた落ち葉を田んぼに投入して腐らせ、これが良き有機肥料になっていたと聞く。
 今どきの農法は、せいぜい稲刈のとき自動的に刻み藁にして田んぼにばら撒くだけで、春先に耕運するからレンゲも絶えてしまった。施肥はもっぱら化学肥料だ。これでは丈夫な稲はできないから農薬も必須(この本の農法は無農薬)となる。こうした近代農法では、味のほどは品種改良された高級ブランド米とてぱっとしない。
 小生が県庁時代の同期生は、レンゲいっぱいの田んぼで米づくりしており、味がいいと好評のようである。やはり田んぼには草がいっぱい生えなければいかんのである。
 おいしい有機米を出してくれる旅館がままある。今までに飛び切りおいしいご飯を出してくれた所が2つあったが、どちらも山端であり、たぶん山から取ってきた落ち葉をたっぷり入れ込んで米づくりしている近隣の農家から米を直接仕入れているのだろう。
 なお、この本に紹介されている米づくりは、田植えも遅く稲刈も遅い。当地でも昔は今より1か月遅かった。稲がすくすく育ち稲穂が十分に実るには、やはりあわてないほうがいいのだろう。米づくり以外にも野菜にしろ芋にしろ、何もかも早生(わせ)品種の早期栽培で、どこよりも早く出荷し、新米もそうであるが初物を高く売ろうという魂胆があるのか、本来の旬よりかなり早く市場に出回るようになっている。これでは味が犠牲になろう。
 生産者からの直販がブームになってきている今日であり、若き農業者がこうした農法を取り入れて、おいしい米づくりをなさることを大いに期待したい。
 なんせ、本当においしいご飯はおかずなしでどれだけでも食べられるんだから。そうした米は通常の倍の金額を払っても手に入れたい。需要はたっぷりありまっせ。

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
6品思い出す。2品は別のもの。4/8で50点

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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