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7.17 急速に進む日本沈没 代わりに急上昇 台湾と韓国 [学び]

1<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 最近見たネットニュースで次のものがある。
 世界の一人当たりの購買力平価GDP(USドル)ランキング
 一人当たりの購買力平価とは「GDP ÷ 人口」を元にして各国の物価水準の差を修正し、より実質的な比較ができるようにしたもので、これによると、台湾は日本の1.4倍、韓国は日本の1.09倍と、すでに日本を追い越している。
 もう一つ、最近見たネットニュースで次のものがある。
 世界主要7カ国(G7)と韓国の平均賃金(年収)の過去20年間の推移
 これによると韓国は日本の概ね1.09倍と、すでに日本を追い越している。台湾はこれに入っていなかったが、上の表とさほど変わらないだろう。
 要するに、つい先日まで、日本はアジアで圧倒的に所得が高いと思っていたのが、バブル崩壊以降の低成長、いや横ばい推移によって、先進各国が年々差を広げていくとともに、以前は中進国と言われていた台湾と韓国がじりじりと追い上げてきて、今では逆転してしまい、日本が中進国に転落し、近い将来、日本に代わって台湾と韓国が先進国の仲間入りをするという状況になったのである。日本から台湾や韓国に出稼ぎに行くという時代の到来だ。
 誰がこんな日本にした!
 それは団塊世代(小生はまさにそれ)であり、団塊世代は総懺悔せねばならぬ。
 しかし、団塊世代は今年から後期高齢者。団塊世代に残された道は、ただ一つしか選択肢がない。老人医療・介護のお世話にならぬことだ。そのためには生涯現役でハタラク(傍を楽にする)しかないのである。そして、はよう死ぬことである。ピンピンコロリと。

 ところで、台湾と韓国がこれほどまでに経済成長できた原因はいかに。
 それは、日本が台湾と朝鮮を統治し始めたとき、統治に必要な施策は何か、それは「農業基盤整備と教育の2つだ」と考え、これらに力を入れたからではなかろうか。
 当時の欧米の植民地支配では決して行わなかった、というより、この2つを行なったら、原住民を豊かにし、学を付けさせるのだから、反抗してくるに決まっている。だから、欧米支配の地域では、豊かな土地は欧米向け農作物のプランテーションにしてしまい、原住民の学校は破壊した。
 植民地支配では決してやってはいけないこの2つの施策を、逆に日本はした。
 そのように捉えている小生だから、昨日の日記に書いたように、低開発国への支援はこの2つに限ると思っている。

 さて、先進各国に取り残された国は、実は日本の他にもう1国ある。それはイタリアだ。でも、イタリア人は、それでもって自分たちが不幸だとは感じていないようである。日本人の生き方は、以前は経済力ベースでアメリカ人に追いつけ追い越せであったが、これからは文化力ベースでイタリア人に追いつけ追い越せでいくといいのじゃなかろうか。
 イタリア人を見習って、明るくいこうじゃないか。そのための“一日一楽”!

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。


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<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
2日前と3日前がごっちゃ。0点

※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
コメント(4) 
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コメント 4

天安

>生涯現役でハタラク(傍を楽にする)しか

傍(はた)を楽(らく)にするですか。
いやあ、そうですよね。
はたらく。
わたしも、大学に勤めたころは言語学、日本語学などを
教えてましたが、定年してからは化学を教えてます。
言語学からはかなり距離のある学問ですが、
趣味でやってきたというか、結構化学っておもしろいですよね。
(数学のほうがもっとおもしろいのですが)
化学っていう分野は、生活と一番密着した学問だと思います。
頭の体操にもいいし、毎日、化学をすこしずつ自分も勉強し、
勉強した内容を学生に教えるという自転車操業をやってます。
ハタラクを実践してます。
by 天安 (2022-07-20 17:14) 

どろんこ

天安さん、コメントありがとうございます。
どんな学科でも教えられるって、すごいですね。
小生は大学は理系でしたが、専攻は合成化学科でした。どこを選ぶか、迷いはなく、好きな化学系で一番入りやすい学科にしたところです。
もっとも授業に出たことは滅多になく、卒業学部は何ですかと聞かれれば“全共闘学部”ですと言ったほうがいいくらいでして、化学知識は高卒並みと、お恥ずかしい状態で卒業してしまいましたが。
化学は理論より実験が先行し、やってみなきゃ分からないという、いわば錬金術みたいなもので、そこに面白さがありますよね。大学では、実験だけは出席しないことには単位がもらえませんから、出席して遊びまくりました。懐かしく思い出します。
今、量子化学の上っ面をほんの少々齧っていますが、これは実に興味深いです。天安さんも一度入門書などお求めになってはいかがですか。
by どろんこ (2022-07-20 17:53) 

天安

どろんこさんの専攻が、なんと、化学でしたか。
数学もおもしろいけど、化学もやればやるほど
おもしろさを感じます。
実はわたしも、大学での専攻は電子工学科でして、
4年の卒業研究のときに、数学の教授が電子工学と機械工学から
1人ずつ(2人)とって数学でわたし、卒業論文の発表をやりました。
その教授はわたしらの卒業と同時に定年退官されました。
懐かしい思い出です。
(大学院のときに、専攻を言語学にかえました。)
なので、大学の教養のときに、量子化学ってやつを
ちょっとかじってます。(教科書を買わされて、、)
sp軌道とかなんとかあったのを覚えてますが、
なんとなくふわふわした感じで実体をとらえることができずに、
「いやあ、これで化学なのか」
と不思議に思った記憶があります。
数式はあることはあるけど、数学のようにびしっとそれを実感として
とらえることができませんでしたね。
たぶん、今でも量子力学ってやつは、実体を、実感をもって
捉えることが難しそうに思います。
どろんこさんは、量子化学をちょっとずつやってるんですね。
えらいです(なんていったら傲慢かな;;;;)
量子力学や量子化学、そして最近では量子生物学も
存在してるみたいですよね。
すべてが、量子の世界になってきてます。
これはうれしいことですが、量子力学を理解するのが
(数学的に)なんとなく困難で、結論だけを知りたいなって
思うわたしです;;;;;。
by 天安 (2022-07-21 15:07) 

どろんこ

天安さんもまだまだ好奇心旺盛な青年でいらっしゃいますね。
それにしても、電子工学科で数学を卒論にするとは、勇気がありましたね。小生の場合は、友人の勧めで卒論を、趣味的に齧っていた経済学でやろうかと思ったのですが、そうなると経済学をかなり勉強せねばならず、あきらめました。
量子力学にも興味がお有りの天安さん。
ここ半年ばかり、趣味的に量子論を齧ってみました。その面白い部分を結論的に紹介したのが、小生の下記論文とブログ記事です。
一度お目通しください。
・5場の量子論から迫る記憶と心の在り処
 http://emuchuu.blog.fc2.com/blog-entry-175.html
・奇跡という言葉は自然科学の辞書にはない 神学の辞書にあるだけだ これって誰が言った言葉だっけ?
 http://emuchuu.blog.fc2.com/blog-entry-185.html

by どろんこ (2022-07-21 16:28) 

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