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9.13 四葉(すうよう)胡瓜を食す [グルメ]

 キュウリもいろんな品種がある。小生が子供の頃は専業農家で、早取り用、遅取り用、酢もみ用があったり、その後小型の新品種が登場したりして、かすかではあるが、それぞれの味や食感の違いを覚えている。
 その中で、最も記憶しているのは、ごく普通の品種のキュウリは頭の部分が苦かったことである。丸かじりするときは、その部分をこっそり捨てていた。それが、小型の新品種は頭も苦くなかった。
 今では、こうした苦いキュウリはお目にかからなくなった。本当は、キュウリは夏野菜であり、苦味がなければならないのである。漢方五行論からすれば、夏は心の季節であり、心は苦味を欲す、であるから、最近定着したゴーヤのように苦くなくてはならないのだ。
 去年あたりから、無理やり作られた交配種(F1種:均一な形質のものが多収穫となるが、次世代が育たなかったり、親の世代と形質が異なってバラバラな形質が出る)より、昔の品種(固定種)に興味を持ち、キュウリについても、面白いものを知ったので、その種を「野口のタネ」でネット購入した。
 なお、固定種であるからして、他のキュウリと交配しないように気を付ければ自家種取りが可能で、翌年以降も同じ形質のものが収穫できるのだが、種というものは非常に安価であるから、そのつもりはない。
 それが「四葉(すうよう)胡瓜」で、子供の頃、遅取り用としてたまに栽培していた記憶がかすかにある。イボイボが目立った細長いキュウリで、みずみずしさが少し欠けていた感じがした。
 さて、うちではキュウリを第3弾まで作付けし、時差収穫することにしている。そこで、「四葉(すうよう)胡瓜」を最終の第3弾で栽培することにし、7月中旬(計画では7月上旬)に種蒔きした。そのとき、種袋には蒔き時は5月となっていて、ちょっと遅いかな、と思ったが、何とか生長してくれて、昨日、少々小さ目だが待ちきれなくて初収穫した。細長くてイボイボが目立ちすぎ、見た目は非常に悪い。
 子供の頃の記憶どおりで、パリパリして歯ざわりが良く、匂いも並み以上で香りが良いと、前向きに評価できた。第2弾が途切れてから、だいぶ日にちが経っており、より美味しくいただけたといったところ。
 今朝、畑を見てみると、数本が随分大きくなっている。40センチ程度で収穫してよいとのことだから、明日あたり収穫することにしよう。
 涼しくなったから、バンバン生ることはなかろうが、大量に収穫できたときには「きゅうちゃん漬け」にしたいと考えている。「きゅうちゃん漬け」の製造会社も原料は「四葉(すうよう)胡瓜」を使っているからである。パリパリして食感が良いから、そうしているとのことである。
(昨日撮影)
 
DSCN0220.JPG

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