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2.1 楽(らく)することは楽(たの)しいこと? [学び]

 楽(らく)してはいかん。苦労せよとは言わないが、何事もどれだけかは努力せよ。そうしないことには自分は成長しない。それに、楽(らく)してしまっては楽(たの)しくもないではないか。
 そんな思いで小生は今まで生きてきました。
 よって、このブログの“一楽”も“一たのし”であって、“一らく”ではないと、断りをして書き綴ってきました。
 しかし、昨年9月に“高齢者”の仲間入りをした(させられた)のを契機に、少しばかり心境に変化が生じてきました。
 “俺も年を食ったなあ。これからはそうも頑張らんとてええのやないかあ。少しずつ誰かに頼って甘えさせてもらおう。そして、助けてくださった方に感謝、感謝だ。感謝の気持ちだけは絶対に忘れてはいかん。”
 こうなってしまうと、“一楽”は“一たのし”でもあり、“一らく”でもある、となってしまいそうです。

 「他人に頼ってひたすら感謝する」という生き方は、幾冊かその蔵書を持っている故・小林正観さんがよく言っておられたことで、別立てブログ「薬屋…」や当店がDM配布する「生涯現役新聞」で、以前に何度か紹介しました。少しでも皆さんに“心の安らぎ”を持っていただけたらと思って記事にしたところです。
 ところが、小生自身は、その当時は“まだまだ俺は”という意気込みが大きかったですから、自分がそうした生き方に入っていくのはずっと先だと思っていました。還暦を迎えたとき、家族皆がそのお祝いをしようとしてくれたとき、頑なに拒否したほどですからね。
 しかし、自分が“高齢者”扱いにされてしまったときには、“俺は”という覇気が湧いてこず、何だか気力がガクンと萎えてしまったのです。それを切っ掛けに小林正観さんの思想を順々に受け入れていく、といった心境にあります。

 さて、この前の日曜日に、ある製薬会社の勉強会があり、同業者講師の方から、おすすめ本のリストをいただきました。その中に「なんでも仙人の 人生がどんどん良くなるシンプルな教え」(みやがわみちこ著)があり、興味を持ったものですから、ネット注文し、それが今日届きました。(入手したのは、その続編のQ&A編ですが)
 内容は小林正観さんの思想と大差ないと感じましたが、表紙をめくった最初のページに掲げられているのが次の言葉(これだけしか書かれていない)です。
 『やった~っ!もっともっと楽になれるんだ~!』 by なんでも仙人
 こうまで“らく”を強調されてしまうと、その気にされられてしまいそうです。
 でも、この本(たったの64ページ)を一気に読んで、その感想はと言うと、“これでいいのだ!”となってしまいました。
 ここでお断りをしておきますが、“らく”をすることと、“ずるをする”、“放り出す”といったこととは全く別物ですから、誤解なきよう。(2月8日追記:「楽に生きる」とは「自分も相手も楽になれる生き方」つまり「こだわりをなくす」ということ by なんでも仙人)
 よって、このブログを書き始めた頃は、“一楽”は“一たのし”であって“一らく”ではない、としましたが、これからは、“一楽”は“一たのし”でもあり“一らく”でもある、として書き綴っていきたいと思っています。
 読者の皆様に引き続きご愛読賜りますようよろしくお願いします。
 なお、同業者講師A様には個人的にも良書の紹介をいただいたり、手取り足取り教えを請うたりと、何かとお世話いただいており、この場をお借りし、深く深く感謝申し上げます。
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