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2.2 観葉植物ポトスの鉢替え [稼業]

 10数年前に、当店のバイトさんたちから当時店長だった小生への誕生日プレゼントとしていただいた観葉植物のポトス。小鉢に入った可愛い大きさで、居間の隅に飾っておいた。お日様は全く当たらず、光線は夜に点ける蛍光灯のみ。
 よって、生長することなく、水やりもほとんどしなかったがために、いつしか枯れ枯れになり、小さな葉っぱ2枚を残すだけとなった。
 “数年間も鑑賞できたのだから、もう寿命だ。捨てよう。”と、小生が言ったら、女房が、“可哀想だわ。ひょっとすると生き返るかも。”と、日当たりの良い場所に移したら再生してくれ、葉っぱがいっぱい芽吹いて1年で随分と大きくなった。
 それを店に持ってきて飾ることにした。
 冷蔵ストッカーの上に置いておいたら、直ぐ上の蛍光灯が営業時間中しっかり当たり、どんどんツルが伸び、茂りだした。初めは垂れ下がらせていたが、1年でそれも限界となり、横へ這わせることにした。
 天井から30~50cmの所にダブルで細い棒を吊り下げ、これにツルを螺旋状に巻いてあげたら、1年で2mほど伸び、翌年もまた2m、といった具合に毎年順調に伸び続けてくれる。
 3年ほど経ったころに鉢を一回り大きなものに取り替えてあげた。
 その後も伸び続け、昨年3月時点では約13メートルの長さに伸び、あと7mほどで店内を一周する勢いとなった。
 その状況は次の写真のとおり。(2013.3.29撮影)

DSCN0099.JPG
(店内西面の天井近くに置いてある鉢植から右方向に伸び、角のエアコン辺りまで撮影)<写真をクリックすれば拡大表示できます。>

DSCN0100.JPG
(上の写真の続き:角のエアコン辺りから店内北面に進み、その角から店内東面の途中まで撮影。ここが先端。)<写真をクリックすれば拡大表示できます。>

DSCN0101.JPG
(先端部の拡大写真)<写真をクリックすれば拡大表示できます。>

 その後、昨年からまた2mほど伸びて先端部は次のような状態となり、今年は店内最終の南面を走ることになる。(2014.2.2 先端部の拡大写真)<写真をクリックすれば拡大表示できます。>

DSCN0249.JPG
(真ん中辺りの枯葉までが昨年3月の先端)

 どうだ!と自慢したくなります。ギネスに登録できるかも?
 ご来店いただいたお客様からも、“これ、造化かと思っていたけど本物ね。スゴイ!”と、ときどきお褒めの言葉をいただいています。“うれしーい!”です。

 さて、こうまで伸びるポトスの根っこはというと、あまり大きくない鉢だから、さぞ窮屈になっていよう。鉢を入れ替えて3、4年経っている。
 そこで、本日、大きな鉢に入れ替えることにした。
 今までの鉢はプラスチック製であり、先ずは鉢にへばりついている根っこを物差しを突っ込んではぎ落とす。ところが、鉢の裏から根っこが外に出ており、引き抜くことは不可能である。よって、ペンチでもって鉢の裏側から側面にかけて少しずつ壊していき、最後に裏面を壊し終えたら、パカッと外すことができた。うまく外れてくれてホッと一安心。
 見てみると、入れ込んであった牛糞堆肥がほとんどなくなっており、根っこばっかりといった状態になっている。
 “ポトス君、随分と窮屈な思いをさせてしまってすまん。”と心の中で声をかけたところである。
 代わりの鉢は2、3周り大きなものを用意した。これもプラスチック製であり、先ずは糸鋸で縦に真っ二つに切り分けた後で、底面と側面を針金で結わいで元の形にした。これで、次回の植え替えが容易にできることになる。
 かなり縦長であり、底まで牛糞堆肥を敷き詰めるのはなんだから、底から10cmほどは発泡スチロールの小片を入れ込んだ。その上に牛糞堆肥を数cm入れ、ポトスの根っこの塊を乗せて、周りに牛糞堆肥を埋め込む。これで完成。
 ありあわせのトレイを鉢の下に差し込み、水やりをして、終了。
 “ポトス君、さあ、これで、足が思いっきり伸ばせるだろう。今年の夏にツルをグーンと伸ばしてくれよ。”
 
 ところで、気がかりなことが一つある。昨年の4月に店の照明を40W蛍光管からLED管に変えた(ただし、ツルの先端部は東面を走っており、ここには従前どおりボール球がある)ことである。光りの性質がどれだけか違うことだろう。ポトスにとって光合成がうまく進むかどうか心配であった。でも、昨年1年間で2mほど伸びてくれたから安堵したものの、冬になって全体に葉枯れが例年より目立ち、ちょっと心配ではある。
 “ポトス君、光不足だろうが頑張って葉をいっぱい付けてくれ。”
と彼(彼女?)にお願いしたところである。
 3、4年後には、何とかして店内一周を果たしてほしいものである。
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