SSブログ

2.6 韓流100話(その17)「学力社会&若者文化」 [韓流100話]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 10月27日に紹介しました木口政樹さんの著「おしょうしな韓国 ほのぼの韓流100話」から、ビックリさせられるお話を、気まぐれ的にちょい出しして紹介します。今日はその第17回です。
43 学力社会
 ここ韓国はヤンバンの国、ソンビの国だ。ヤンバンというのは、科挙試験に合格した文官・武官のことである。ソンビというのは、学者のことである。…
 朝鮮時代のヤンバンは、文官と武官にわかれていて、文官は文の人、武官は武を中心として文もかなりやる。ここで重要なのは、朝廷では文官の地位が武官のそれより高かったことである。学問を修め、頭の切れる人は大きく出世したのである。…
 こうした背景があるからだろうか、現代でも子どもを文つまり学者にさせようという空気が色濃く残っている。学者まではいかないまでも、勉強に対する思い入れは並々ならぬものがある。勉強して成績をあげ、いい大学にはいることが当面の唯一の目標となる。高卒では社会に出て食ってゆくことは無理だという雰囲気だ。…
 韓国の空気は勉強一色といっていいだろう。全員がガンナム(高級住宅地)に住むことを望み、全員が八学群(ガンナムの学群では韓国一の学群といわれる)に通うことをねがう。親も子も大変だ。全員が八学群に通うことなんてはじめからできないし、全員がソウル大学にはいることなどできないのである。そんなことはみな、百も承知なのだが、それでもなお、勉強つまり文に対するあこがれは冷めやらないのである。そのエネルギたるや、ことばでの形容は不可能にちかい。…
 「武よりも文」というこの意識は、また、「理系よりも文系」という意識に通じているようにも思う。電気や機械などを扱うよりも、文学、哲学を論じるほうが高尚だという意識があるようだ。… 
(引用ここまで)
 次に、これに関連して別の話より以下抜粋します。
60 若者文化
 「ヤジャ」についても言及しなければならないだろう。「夜間自律学習」の「夜自」をとって「ヤジャ」という。高校生の夜間学習のことである。有名校はもちろんのこと、韓国のありとあらゆる高校でこのヤジャというものがある。…放課後になっても家に帰るのではなく学校に残り、夕食を食べてから教室で学習がはじまる。…1年生は夜9時まで、2年生は夜10時まで、3年生は夜11時までというのが大部分の高校のスタイルといえるだろう。これが毎日続くわけだ。…静かに黙々と勉強に励む姿が見られる… 
(引用ここまで)
 もう一つ、これらに関連して別の話より以下抜粋します。
36 ハグウォン(学院)
 …韓国ではハグウォン(学院)というのは、学習塾とか英会話スクール…の類に使う。…
 ここで驚いたのは朝6時からのクラスがあることだった。…遠くから1時間2時間かけて来る(日本語スクールの)学生もいるのだ。…それが毎日続くのである。…目をしゃきっとさせて先生の顔をくいいるようにみつめてがんばっている。このような「早朝学習」は日本ではとても考えられないことだ。勤勉そのもの。
(引用ここまで)

 いやぁ~大変ですなぁ、韓国の高校生や大学生は。勉強、勉強また勉強。息つく暇もない。これじゃあ、“なんもせずにボーッとしていたくなる”のもうなずけます。
 そんな韓国の若者現代事情は、筆者のブログにあります。ご覧ください。
 天安からアンニョン「ムーミン世代」  
 
<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
単品につき脳トレならず

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。