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3.11 指宿温泉で1泊、湯治を楽しむ [湯治旅行/宿泊旅行]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 枕崎へご挨拶に伺った後、泊まることにした指宿温泉の宿は、錦江楼。旅行社に、ゆったり落ち着ける宿を頼んだら、ここを予約してくれた。こじんまりした良い宿であったが、半分は中国人じゃあねえの、といった感じ。でも、初来日の団体ではなく、2人3人4人といった客ばかりであり、日本に旅慣れた方々のようでマナーはしっかりしており、決して騒ぐことなし。
 ところで、最近の小生の最大の関心ごと、それを聞いてみると、この旅館は昨年から全室禁煙。タバコが吸える場所は3箇所に限定されていたものの、客室に海が見えるベランダがあり、そこで勝手に吸うことに。吸う度に(とまでいうのは大袈裟だが)、小生と同様なことをやっている御仁を見かける。窓を開けている部屋はまずないであろうし、開けていたところで煙はほとんど入らないだろう。これで、よし、よし、である。
 度々たばこを吸うから、ベランダの手すりにたばことライターそして携帯灰皿を置きっぱなし。雨もほとんど上がり、風もないから、これでよし。ところが、夜遅くに2回目の温泉に浸かりにいって、しばらくしたら風がでてきた。ときおりビューッと強く吹くではないか。これじゃあ、タバコとその上に置いたライターが吹き飛ばされるのは必至。内側に落ちればいいが、外側に落ちたら一巻の終わりだ。それは五分五分。その結果はというと、吉と出た。よし、よし。今回はライターの予備を持っていかなかったから冷や汗ものであった。
 さて、温泉のほうはと言えば、海が広く見える展望風呂も海が見えない露天風呂も大きさはほぼ同じでこじんまりしていたが、例によって入浴客はまばら。おおむね独り占めと言った感じ。今回もほんと有り難いことである。いつもどおり、着いてすぐ、夕食後ひと眠りしてから、そして早朝、計3回、各1時間の湯治を楽しむ。
 今回は疲れもあって、もっぱら寝湯を楽しんだ。湯船の淵や岩に頭を置いてゴロリと寝る形。のぼせそうになったら水シャワーをたっぷり浴びる。洗い場には他に1人いるかいないかであるから、遠慮することなく水シャワーを浴びることができ、体を冷ませる。
 泉質は表示を見なかったから分からないが、少々黄色く濁っている。たぶん鉄分であろう。匂いはほとんど感じない。湯の落ち口から手ですくって口に含んでみたら、ちょっと渋みがあったが塩辛さはなし。女房も言っていたが、無色透明より濁っていたほうが温泉らしくていい。
 湯加減もちょうどいい。欲を言えば、気持ちぬる目のほうがより良い。冷水シャワーを浴びる間隔が延びるから。
 心地好い湯治でもって、運転疲れ、気疲れはきれいに吹っ飛んだ。
 翌日は、帰りの飛行機が夕刻であったから、時間つぶしに教えてもらったフラワーパークへ行ってきた。誰に教えてもらったかというと、息子のお相手とそのお母さんが相談しての結果を息子から聞いたところである。前の晩に息子に電話し、“お父さんとお母さんんが今どこにいると思う?”となぞかけし、かくかくしかじかで相手のお母さんに今日会ってきたことを告げ、翌日はどこかで時間つぶししてから飛行機に乗ることも言ってあったからである。夕食の途中におすすめの場所の電話が入ってきた。有り難い気配りである。
 そして、フラワーパークがおすすめとなった理由がふるっている。小生が花好きであると勘違い(花が嫌いなわけじゃないけど)されたのである。お相手を息子がうちに連れてきたとき、そう間違えられても無理はない状況にあったから、そうなってしまった。ああ、そうか、なるほど、と、つい笑ってしまった。
 さて、そのフラワーパーク、慢性心不全を抱えている女房と一緒だから、無理のない範囲で動いたが、思いのほか女房の足が軽く、けっこう歩き回ってしまった。所々に見ごたえのある場所があって、十分に堪能させてもらえた。
 そこを出てから、なるべく開聞岳の麓を走って薩摩富士の姿を堪能し、その後の帰路は、空港近くの割引の利くガソリンスタンドの電話番号をカーナビに打ち込んで、その指示に従って車を走らせる。ところが、そのカーナビ、空港インターを出たところで無言となる。これじゃあ、目的のガソリンスタンドにたどり着けそうにない。目に付いたスタンドで給油し、車を返却するレンタカー会社の場所を聞いたら2軒先とのこと。そこに着く直前に“目的地周辺に到着しました”とのたまう。“今頃もう遅いわ。用事は済んだ”とカーナビに文句。
 搭乗手続きまで十分に時間があったので、空港のレストランでコーヒーを飲む。何杯でもお代わりOK、セルフサービスで、ということであった。これが実にうまいのである。当然、お代わりをした。そうしたところで、隣の席にビールが運ばれてくる。“俺も飲みてえ!”とビールを注文。車内がけっこう暑かったから喉も乾いており、ビールがこれまた実にうまい。というようなことで、待ち時間もあっという間に過ぎ去っていった。
 いろいろとあったが、ほんと実にいい旅であった。
  
<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
お休み

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 2

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指宿温泉郷の錦江楼ですか。
わたしは去年、指宿の「いわさきホテル」に1泊しました。
屋久島へ行ったときです。
このときに、露天風呂に入っていたら雨が降ってきてくれて
数十年ぶりの露天風呂「雨」を楽しませてもらいました。
一楽さんの場合、今回はもっぱら寝湯を楽しんだということで。
湯船の淵や岩に頭を置いてゴロンと寝るスタイルですか。
いいですね。岩肌のごつごつも心地よい感じですよね。
帰ってから奥様がぎっくり腰になったということで。
早めのご回復を願ってます。^^
by お名前(必須) (2019-03-15 13:39) 

どろんこ

天安さん、コメント有り難うございます。
そうでしたか、屋久島行きのとき指宿温泉に泊まられたのでしたか。
岩肌のごつごつは厳しいですから、タオルを枕にして寝湯してました。
誰かがザブンと湯に入ると、“津波”が起き、体がひっくり返されそうになるのですが、今回は静か~に入ってくださる人ばかりで、助かりました。
by どろんこ (2019-03-15 18:03) 

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