1.28 貴重な高貴薬「牛黄」を買い占める [稼業]
<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1)
「牛黄(ごおう)」という漢方生薬・高貴薬がある。その値段は、ばか高く、最近の末端価格は金(グラム6千円)の2倍、つまり1グラム1万2千円といったところである。通常一日用量は100mgだから1か月で3万6千円となる。(いずれも税込)
「牛黄」は、牛にできる胆石のことで、ヒトにも滅多にできない胆石であるからして、と殺した牛の千頭に1頭程度からしか見つからない。
「牛黄」は疲労回復に効く生薬として、これに勝るものはなく、水戸のご老公・黄門様が旅にお持ちの印籠の中に入っていたのが「牛黄」である。
近年、中国が大きく経済成長し、富裕層が「牛黄」を飲み始め、そして備蓄するようになった。備蓄の目的は「癌に効く牛黄」であるからして、もし癌を罹ったらしっかり飲めばいいし、罹らなかったら売ればいいという、ちゃっかりした考えがある。
本当に癌に効くかは怪しいところであるが、癌を患ってこれをしっかり飲むと、体の疲労を訴えることが大きく減じ、そして楽に死ねるという、大きなメリットがある。
そうしたことから、「牛黄」はずっと値上がり傾向を示していた。そして、2年ほど前から中国富裕層が投資目的で積極的な買い込みを始めたがために、品薄となり、市場価格は高騰し、そのとばっちりで日本にあまり入ってこなくなってしまった。
日本の漢方系製薬メーカーは、牛黄製剤を製造できなくなったり、大幅な値上げをするしかなくなった。当店が取引している製薬メーカーは1社であるが、値上げ幅は小さかったものの、出荷制限されてしまった。前年実績以上に発注することができないのである。
高価なものだから、そうそう売れるものではないが、女房の常備薬であるから確実に入手できないと困ったことになる。治療法のない慢性心不全であるからして、疲労回復に必須だし、赤血球の活性強化にとても効果があるからだ。
最近、新規の愛用者が出てきて、以前だったら大喜びしたであろうが、今は冷や冷やもので、“毎日は飲まないでくださいね。高い漢方薬ですから、本当に疲れたときだけにしてください。”と、愛用者全員にブレーキを掛けている。
こうした内情は全て製薬メーカーに伝えてあり、なんとか前年実績以上に発注させてもらえないかとお願いしてきた。
そうしたところ、年度末が迫ってきて、同業者の中で廃業したりして、うちの担当者の枠に余りが出てきたようである。今日、大箱5箱(女房の4か月分)の追加注文がさせてもらえることになった。有り難い、有り難い。
加えて、今年度、他の商品の仕入れもアップし、1ランク上の取扱店に格上げになり、好条件で仕入られることになるという、おまけ付き。これまた有り難い、有り難い。
ところで、中国通の同業者からの情報では、今、中国で感染が広がっている新型肺炎ウイルスに対する免疫力向上のため、富裕層は「牛黄」を予防的に飲み始めたという。なんにでも効く「牛黄」(実際にはそうでもないが)であるからして、ここでまた「牛黄」の需要が急激にアップし、日本に入ってこなくなる恐れも出てきた。困ったことになった。少なくとも再値上げされ、通常一日用量100mgで1か月分が5万円台になろう。
参考までに、中国が最大の「牛黄」消費国であるが、自国内の生産だけではとても賄いきれず、肉牛の大産地ブラジル、オーストラリアで中国人が「牛黄」を買いあさっているようである。なお、米国も肉牛の大産地であるが、ウィキペディアによると、狂牛病の問題(米国ではまだ尾を引いているようだ)で北米産の「牛黄」は事実上使用禁止となっているとのこと。多少プリオンが混入していても高齢者の末期癌なり、我が女房のような場合には北米産の「牛黄」であってかまわないから、使わせてもらいたいものである。
<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2 )
5品思い出す。正解。100点
※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
「牛黄(ごおう)」という漢方生薬・高貴薬がある。その値段は、ばか高く、最近の末端価格は金(グラム6千円)の2倍、つまり1グラム1万2千円といったところである。通常一日用量は100mgだから1か月で3万6千円となる。(いずれも税込)
「牛黄」は、牛にできる胆石のことで、ヒトにも滅多にできない胆石であるからして、と殺した牛の千頭に1頭程度からしか見つからない。
「牛黄」は疲労回復に効く生薬として、これに勝るものはなく、水戸のご老公・黄門様が旅にお持ちの印籠の中に入っていたのが「牛黄」である。
近年、中国が大きく経済成長し、富裕層が「牛黄」を飲み始め、そして備蓄するようになった。備蓄の目的は「癌に効く牛黄」であるからして、もし癌を罹ったらしっかり飲めばいいし、罹らなかったら売ればいいという、ちゃっかりした考えがある。
本当に癌に効くかは怪しいところであるが、癌を患ってこれをしっかり飲むと、体の疲労を訴えることが大きく減じ、そして楽に死ねるという、大きなメリットがある。
そうしたことから、「牛黄」はずっと値上がり傾向を示していた。そして、2年ほど前から中国富裕層が投資目的で積極的な買い込みを始めたがために、品薄となり、市場価格は高騰し、そのとばっちりで日本にあまり入ってこなくなってしまった。
日本の漢方系製薬メーカーは、牛黄製剤を製造できなくなったり、大幅な値上げをするしかなくなった。当店が取引している製薬メーカーは1社であるが、値上げ幅は小さかったものの、出荷制限されてしまった。前年実績以上に発注することができないのである。
高価なものだから、そうそう売れるものではないが、女房の常備薬であるから確実に入手できないと困ったことになる。治療法のない慢性心不全であるからして、疲労回復に必須だし、赤血球の活性強化にとても効果があるからだ。
最近、新規の愛用者が出てきて、以前だったら大喜びしたであろうが、今は冷や冷やもので、“毎日は飲まないでくださいね。高い漢方薬ですから、本当に疲れたときだけにしてください。”と、愛用者全員にブレーキを掛けている。
こうした内情は全て製薬メーカーに伝えてあり、なんとか前年実績以上に発注させてもらえないかとお願いしてきた。
そうしたところ、年度末が迫ってきて、同業者の中で廃業したりして、うちの担当者の枠に余りが出てきたようである。今日、大箱5箱(女房の4か月分)の追加注文がさせてもらえることになった。有り難い、有り難い。
加えて、今年度、他の商品の仕入れもアップし、1ランク上の取扱店に格上げになり、好条件で仕入られることになるという、おまけ付き。これまた有り難い、有り難い。
ところで、中国通の同業者からの情報では、今、中国で感染が広がっている新型肺炎ウイルスに対する免疫力向上のため、富裕層は「牛黄」を予防的に飲み始めたという。なんにでも効く「牛黄」(実際にはそうでもないが)であるからして、ここでまた「牛黄」の需要が急激にアップし、日本に入ってこなくなる恐れも出てきた。困ったことになった。少なくとも再値上げされ、通常一日用量100mgで1か月分が5万円台になろう。
参考までに、中国が最大の「牛黄」消費国であるが、自国内の生産だけではとても賄いきれず、肉牛の大産地ブラジル、オーストラリアで中国人が「牛黄」を買いあさっているようである。なお、米国も肉牛の大産地であるが、ウィキペディアによると、狂牛病の問題(米国ではまだ尾を引いているようだ)で北米産の「牛黄」は事実上使用禁止となっているとのこと。多少プリオンが混入していても高齢者の末期癌なり、我が女房のような場合には北米産の「牛黄」であってかまわないから、使わせてもらいたいものである。
<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2 )
5品思い出す。正解。100点
※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
コメント 0