SSブログ

3.26 人類進化論“アクア説”4冊の本を断捨離 [学び]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 暇なときには断捨離読書を続けているのだが、進化に関する本が最終盤を迎えた。
 “この4冊は捨て難いなあ”と思いつつも捨てることにした。イギリスのシナリオライター、エレイン・モーガン女史が著された人類進化論“アクア説”(第1冊目の初版は1972年、その後10年以上かけて全5冊発刊)に関するものである。その改訂版が日本ではざっと20年前に相次いで出版され、小生は10年ほど前に古本を半額程度で買った。アマゾンを覗いてみたら、もう絶版になっており、古本が定価の倍近い値段で売られているではないか。手持ちの本を売ればいくらかになろうが、書き込みが半端じゃないから、送料で赤字になろう。よって、捨てるしかない。
 しかし、彼女が最初に著された「女の由来」は残したい気もする。理由は、男と女に関する欧米文化が如実に示されているからだ。
 翻訳された表題「女の由来」は原語で「The Descent of Woman」であるが、これはダーウィンが晩年に著した「人間の由来」→「The Descent of Man」(日本では出版されず)をもじったものである。そして、本書の書き出しは「創世記によれば、神が最初に作ったのは男だ。女は、その思いつきでつくられた、いわばおまけである。…」で始まるから面白い。
 本の内容は、人類進化論“アクア説”をメインとするも、男と女に関する現代の独特な欧米文化批判に半分近くのページをさいている。といっても、いわゆるヒステリックな女性解放運動家とは違って、男と女はヒトという同一種である前に、オスとメスという“種”の違い、これからくるところの正しい役割分担を求めている彼女である。なるほど、と納得させられるところが多い。
 彼女は1920年生まれ、存命なら今年100歳になられる。ウイキペディアには彼女の記述は特になく、もうお亡くなりになっていよう。残念ながら、彼女が精力的な取材でまとめ上げた“アクア説”はいまだ認知されていない。
 その原因として大きなものは、彼女の著した「女の由来」のあとがきに「私がテレビの台本を書いていたという経歴が邪魔になった。私が男女同権をうたうフェミニズムの本の中でアクア説を提示したせいで、私は権威者たちにそれを無視する恰好の口実を与えてしまった。」と書いているように、“門外漢のど素人くせに” “女だてらに”というものである。これは、日本とて同じ文化であろうし、前者については日本のほうがよりひどいのは確かなことである。
 文化を考えながら自然科学の本を読むのは、また興味深い。そうした部分については、別立てブログ「男と女の不思議」の中に残しておくこととしよう。

<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
4品思い出す。うち1品は別のもの。3/5で60点

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。