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3.29 禁を破って男子厨房に入り、2年ぶりに釜飯を作る [グルメ]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 男子厨房に入らず、というが、小生はその典型だ。といっても、魚を釣って来たり、もらったりしたときは、それをさばくのは小生の役割になっているから、魚をさばくためにのみ厨房に入る。でも、調理することはない。
 しかし、何事にも例外はあり。2年前がそうであった。唯一、小生が調理できる料理があり、それは釜飯だ。そのとき以来ずっと厨房に入らずで来たが、半年くらい前であったと思うが、“久しぶりに釜飯が食べたいわ”と女房が言う。“いいよ、いつでも”と返事したが、その後、一向にお声がかりがなく、年明け後に再度“久しぶりに釜飯が食べたいわ”と女房が言うも、それも流れ、やっと3、4日前に“今度の火曜日に作ってよ”ときた。
 どうして、こういうことになるのか、そのあたりのことはさっぱり分からないが、毎日の献立を3、4日前から考えていて、それがぱったり途切れてしまったのかもしれない。

 それはどうでもいいが、今日、2年ぶりに厨房に入る。なんだかワクワクする。
 もっとも、釜飯づくりなんて簡単なもので、調理のうちに入らないかもしれない。しかし、2年ぶりの釜飯づくりだから、緊張する。
 女房が用意してくれたのは、3合炊き用の「山菜五目 釜飯の」であり、その袋にレシピが書いてあるから、それに従って、出汁と釜飯の具を入れれば終わる。よって、米をとぐ作業が調理の過半を占める、といったところだ。
 しかし、おふくろ譲りの我が家の釜飯は一味、いや二味違うのである。具だくさんの釜飯であり、4品の追加がある。こうすると、実にうまくなる。
 まず、干しシイタケ。まあまあ大きな5枚のシイタケ、これは女房が朝、水に浸しておいてくれたものを細かく切る。なお、汁のほうは水代わりに釜のほうに入れる。次に、板かまぼこ。これは赤いものが色どりも良く、縦に2つ切りしてから横に細かく切っていく。3つ目が、鶏肉の細切れ、これは3分の1パックほどを女房が残しておいてくれたから、これを全量取り出し、大き目のものはさらに細かく切る。これらを釜にぶち込むのである。
 そして、炊きあがる5分前に、塩を少々振ってかき混ぜておいた6個の生卵を流し込めばよいのであり、炊飯器のスイッチを入れるのと生卵の投入は女房に任す。なんせ小生は店番しているから、先に仕事を切り上げて店の2階の居室へ行った女房にバトンタッチだ。
 加えて、釜飯には吸い物が付き物だから、その調理は女房の役目であり、小生には吸い物の調理法はさっぱり分からん。そして、五目飯にはショウガの塩漬けがよく合うから、それをどこからか取り出してこなければならず、その場所も小生には分からない。
 ところで、難しいのが水加減。水が多すぎるとベタベタの飯になるし、少なすぎると米に芯が残る。過去に1回、芯が残った釜飯になってしまい、食べるのに苦労した。どうやら板かまぼこが少々水を吸うようで、レシピに書いてあるよりほんの少々水を加えるといいと記憶にある。しかし、その加減が思い出せない。えいやッと水道の蛇口をひねり、ほんの少々、ちょっと水が足りないかなあ、と思う程度のわずかばかりの水の量であったが、“これでよし、後は野となれ山となれ~”である。
 2年前に釜飯を作ったときの記事を後から見たのだが、そのときも水の量は書いてない。今日入れた水の量はぐい呑み2杯分ぐらい。次回、釜飯を作るときは、先にこの記事を見て水加減しなきゃいかん。覚えておこう。(最後に追記:水の追加は不用であった。最初に出汁とシイタケの汁を入れて、3合炊きの目盛り線まで水を入れるのだが、その位置決めが難しい。水の表面張力があるからだ。これは毎日のように飯炊きをやらないことには感がつかめない。)

 さーて、出来上がりは、失敗か成功か。水加減にひやひやドキドキ。閉店処理して2階へ上がると、女房がまだ炊けていないという。炊飯器の炊きあがり表示の12分前に卵を入れたが、まだ一部が生だという。炊きあがる5分前で良かったと思うも、どうやら炊飯器によって違いがあるらしい。さらに10分ほど待って、ようやく卵が煮えた。気になる水加減である。女房がよそってくれて早速一口食べる。よし、成功!
 まずは一安心。あとはよく味わって食べる。おいしいかどうか定かでないが、自分で作った釜飯である。自家栽培の野菜同様に自分で作ったものであるからであろう、なぜかとてもおいしく感じてしまう。

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。


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<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
4品思い出す。正解。100点

※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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