12.27 生物にとって厄介者のカルシウムの挙動が大気の二酸化炭素濃度を大きく左右する [学び]
<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1)
地球温暖化問題について、先に次の2つの小論を記事にした。
12.10 平安時代は地球の温暖期で「平安」、現代は温暖化傾向にあり「平和」であってよいのだが
12.11 温室効果ガス「二酸化炭素」をこれ以上減らすと植物が飢餓状態になるんではないか
その最後に「新生代の地球上の二酸化炭素濃度の漸減傾向が続いている大きな要因を知ることができた。これについては、後日記事にしたいと思っている。」とした。
近日中に、その続きを書き上げようと、暇を見ては(いつも暇だが)キーボードを叩いてきたのだが、今日になってようやく脱稿した。
そうしたら、メチャ長文となり、小論と言えど、大部なものとなってしまった。
よって、その小論の導入部だけをこのブログで投稿するにとどめ、全文は、先の2つの記事とまとめて、別ブログでアップすることにした。
→ ピントがずれている地球温暖化阻止と温室効果ガス削減
その導入部は以下のとおり。必須のミネラルであるカルシウムは、実は生物にとって「厄介者なのである」というお話である。(これに興味のある方は、以下をお読みいただき、地球温暖化問題に興味がある方は、上にリンクを張った別ブログ記事の全文をお読みいただけると有り難いです。)
生物にとって厄介者のカルシウムの挙動が大気中の二酸化炭素濃度を大きく左右する
カルシウムはなくてはならない必須のミネラルとして最重要視されている。そして、まだまだカルシウム摂取量が足りないと。こんなことを言っているのは世界広しと言えど、日本だけのことである。こうなってしまったのは、戦後において、日本人のハンディは背が低いことにあり、欧米人に追いつけとばかり、骨を長くせんと悪足掻きしたのである。そして、カルシウム摂取が声高に叫ばれ、“牛乳を毎日飲もう!”と喧しい。これは、今に至っても強く叫ばれている。
ところが、実際には戦前において十分にカルシウムは足りていたのであり、当時、背が低かったのは別の原因であることが今では判明している。よって“なにを今更”といったところであるが、一度走り出した“牛乳を毎日飲もう!”運動は、残念ながらもう止めようがない。間違いであってもそれがいったん正しいとされてしまうと、これを貫徹するしかないのが現代資本主義社会の悲しい性(さが)であり、これはいたしかたないことでもあろう。
こんな話は本題を大きく逸脱することだから、このへんにして、本当にヒトに(これは生物全般に共通するが)カルシウムはなくてはならないミネラルなんだろうか。
たしかにほんのちょっぴりカルシウムは必要とする。しかし、生物の細胞内には同族のマグネシウムは入ってよいが、いくら同族とはいえ、カルシウムはほんのちょっぴりでたくさんであり、細胞内と細胞外のカルシウム濃度を比べると、細胞内は細胞外の千~万分の1の濃度であってよく、この濃度比ではじめて円滑な生命活動が営めるのである。
正直言って、カルシウムは厄介者なのである。
そのため、生物は細胞内へのカルシウムの侵入を食い止めるために、随分と苦労してきている。じゃあどうやってカルシウムを排除しようか、生物は考える。生物は多細胞化すればするほど、通常は外骨格なり内骨格を持たないことには体を支えたり身を守ることができない。当初は、カニが良い例だが、これをキチン質でもって対処していたのだが、これを作るには手間暇かかる。そこで、より丈夫で簡単に作ることができる、厄介者のカルシウムを利用して外骨格をその化合物(炭酸カルシウム(CaCO₃))に切り替えを行った動物が数多く出現して大繁栄し、これは現在まで続いている。貝類の殻がそうであり、サンゴの殻もそうである。脊椎動物となると、ヒトも魚もそうだが、内骨格として骨にカルシウムをリン酸カルシウムとして集めた。
陸上生活ではカルシウム(Ca)が大量に体内に侵入することはないが、海での生活では海水に大量に溶け込んでいるカルシウムイオン(Ca²⁺)に絶えず暴露されているから、貝類やサンゴはじゃんじゃん炭酸カルシウム(CaCO₃)を作ってカルシウムイオン(Ca²⁺)を除去しようとするのである。この貝類やサンゴのお陰で、海水中のカルシウムイオン(Ca²⁺)濃度は下がる方向にあるから、他の海洋生物は助かっている。一般の海洋生物にとっては、“貝やサンゴたちよ、どんどん炭酸カルシウムを作ってくれ”である。こうして、貝類やサンゴは、その死でもって大量の炭酸カルシウム(CaCO₃)を海底に残す。
でも、これは無駄な抵抗に終わる。貝類やサンゴの死骸は、やがて石灰岩に変わり、そして陸に持ち上げられたりして露出する。そうなると石灰岩は風化作用を受けて少しずつではあるが溶けてしまい、再びカルシウムイオン(Ca²⁺)が生じて、これが再び海に戻っていくからである。
(以上、ここまで、一部を再掲しました。)
※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
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<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2 )
5品思い出す。正解。100点
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
地球温暖化問題について、先に次の2つの小論を記事にした。
12.10 平安時代は地球の温暖期で「平安」、現代は温暖化傾向にあり「平和」であってよいのだが
12.11 温室効果ガス「二酸化炭素」をこれ以上減らすと植物が飢餓状態になるんではないか
その最後に「新生代の地球上の二酸化炭素濃度の漸減傾向が続いている大きな要因を知ることができた。これについては、後日記事にしたいと思っている。」とした。
近日中に、その続きを書き上げようと、暇を見ては(いつも暇だが)キーボードを叩いてきたのだが、今日になってようやく脱稿した。
そうしたら、メチャ長文となり、小論と言えど、大部なものとなってしまった。
よって、その小論の導入部だけをこのブログで投稿するにとどめ、全文は、先の2つの記事とまとめて、別ブログでアップすることにした。
→ ピントがずれている地球温暖化阻止と温室効果ガス削減
その導入部は以下のとおり。必須のミネラルであるカルシウムは、実は生物にとって「厄介者なのである」というお話である。(これに興味のある方は、以下をお読みいただき、地球温暖化問題に興味がある方は、上にリンクを張った別ブログ記事の全文をお読みいただけると有り難いです。)
生物にとって厄介者のカルシウムの挙動が大気中の二酸化炭素濃度を大きく左右する
カルシウムはなくてはならない必須のミネラルとして最重要視されている。そして、まだまだカルシウム摂取量が足りないと。こんなことを言っているのは世界広しと言えど、日本だけのことである。こうなってしまったのは、戦後において、日本人のハンディは背が低いことにあり、欧米人に追いつけとばかり、骨を長くせんと悪足掻きしたのである。そして、カルシウム摂取が声高に叫ばれ、“牛乳を毎日飲もう!”と喧しい。これは、今に至っても強く叫ばれている。
ところが、実際には戦前において十分にカルシウムは足りていたのであり、当時、背が低かったのは別の原因であることが今では判明している。よって“なにを今更”といったところであるが、一度走り出した“牛乳を毎日飲もう!”運動は、残念ながらもう止めようがない。間違いであってもそれがいったん正しいとされてしまうと、これを貫徹するしかないのが現代資本主義社会の悲しい性(さが)であり、これはいたしかたないことでもあろう。
こんな話は本題を大きく逸脱することだから、このへんにして、本当にヒトに(これは生物全般に共通するが)カルシウムはなくてはならないミネラルなんだろうか。
たしかにほんのちょっぴりカルシウムは必要とする。しかし、生物の細胞内には同族のマグネシウムは入ってよいが、いくら同族とはいえ、カルシウムはほんのちょっぴりでたくさんであり、細胞内と細胞外のカルシウム濃度を比べると、細胞内は細胞外の千~万分の1の濃度であってよく、この濃度比ではじめて円滑な生命活動が営めるのである。
正直言って、カルシウムは厄介者なのである。
そのため、生物は細胞内へのカルシウムの侵入を食い止めるために、随分と苦労してきている。じゃあどうやってカルシウムを排除しようか、生物は考える。生物は多細胞化すればするほど、通常は外骨格なり内骨格を持たないことには体を支えたり身を守ることができない。当初は、カニが良い例だが、これをキチン質でもって対処していたのだが、これを作るには手間暇かかる。そこで、より丈夫で簡単に作ることができる、厄介者のカルシウムを利用して外骨格をその化合物(炭酸カルシウム(CaCO₃))に切り替えを行った動物が数多く出現して大繁栄し、これは現在まで続いている。貝類の殻がそうであり、サンゴの殻もそうである。脊椎動物となると、ヒトも魚もそうだが、内骨格として骨にカルシウムをリン酸カルシウムとして集めた。
陸上生活ではカルシウム(Ca)が大量に体内に侵入することはないが、海での生活では海水に大量に溶け込んでいるカルシウムイオン(Ca²⁺)に絶えず暴露されているから、貝類やサンゴはじゃんじゃん炭酸カルシウム(CaCO₃)を作ってカルシウムイオン(Ca²⁺)を除去しようとするのである。この貝類やサンゴのお陰で、海水中のカルシウムイオン(Ca²⁺)濃度は下がる方向にあるから、他の海洋生物は助かっている。一般の海洋生物にとっては、“貝やサンゴたちよ、どんどん炭酸カルシウムを作ってくれ”である。こうして、貝類やサンゴは、その死でもって大量の炭酸カルシウム(CaCO₃)を海底に残す。
でも、これは無駄な抵抗に終わる。貝類やサンゴの死骸は、やがて石灰岩に変わり、そして陸に持ち上げられたりして露出する。そうなると石灰岩は風化作用を受けて少しずつではあるが溶けてしまい、再びカルシウムイオン(Ca²⁺)が生じて、これが再び海に戻っていくからである。
(以上、ここまで、一部を再掲しました。)
※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。
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<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2 )
5品思い出す。正解。100点
※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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