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1.10 余韻冷めやらぬ昨日一昨日の飛騨高山「花扇(はなおうぎ)」湯治旅 [湯治旅行/宿泊旅行]

<一日一楽日記>(落ち込みから脱却・幸せ膨らむ ※1
 11連休という長い年末年始のお休みをいただいて、今日から当店初売りセールを始めたのだが、まだ余韻冷めやらぬ昨日一昨日の飛騨高山「花扇」湯治旅である。
 今日の日記も、それについて書こう。

 昨年驚いたのだが、宿泊客の客層である。例年の奥飛騨温泉の宿は中高年の夫婦やグループが多いのに対し、高山市街は圧倒的に若い人が多い。加えて、小さな子供連れの方が目立ち、なかには3世代で来ている家族もある。そして、外人客もかなり目に付いた。今年はコロナ明けで外国人宿泊客が昨年より多いかと思ったが、どういうわけか日本人も含めて閑散(前日の宿泊者は多かったそうだ)としており、欧米人は見かけなかったが中国人、韓国人は複数組いた。食事会場の名札を見れば、それが一目瞭然。昨年同様に国際都市・高山といった感じがたっぷり伝わってきた。
 空いていたこともあってか、我々に与えられた部屋は、浴場にも食堂にも近い、とても便利な場所であった。これはほんと有り難いこと。また、カギは2つもらえ、女房と娘は同一行動となるも、小生は別行動になることが多く、これまた助かる。

 さて、食事はどうかというと、昨年と同様に、山家(やまが)料理にふさわしい「岩魚(いわな)の骨酒」2合を注文しておき、懐石料理に舌鼓を打つ。骨酒には、昨年と同様によく焼いた岩魚が2匹も入っていた。2匹も、とは、なんとももったいない豪華な骨酒。すぐにうまみがこってり出てきて味が濃くなり、途中で1合、継ぎ酒をお願いする。
 次々と出てくる料理、どれもけっこううまい。器もいいし、味も良く、十分に堪能させてもらえた。昨年と同様、特上の味とまではいかないが、上の部類にしっかり入り、かつ、概ね満腹。去年は感じなかったが、ご飯の味は最高であった。特定の農家からの直接仕入れかどうか、仲居さんに聞いてみたが、ご存じなかったものの、きっとそうであろう。農協経由の米だと、あれだけうまいご飯にはならん。
 朝食はというと、飛騨では珍しく塩分控えめ、味も良し、ボリュームはありすぎるほど。昨年はあっさりした湯豆腐だったと思うが、その代わりに今年は豆乳鍋が出た。これは肉系でこってりしており、年寄りには重すぎる。夕食並みに腹にずしんと来る。また、ホウバ味噌は飛騨ではどこでも出るが、今回の味噌は飛騨牛入りと、これまた肉系。客層は若い人が多いし、半数は外国人ゆえに、きっとその嗜好に合わせたのだろう。文句は言えない。
 去年もそうだったが、ここのホウバ味噌料理は一工夫されていた。固形燃料で暖めて焼く方式に変わりはないが、下に不燃紙が敷いてあり、その上にホウバがあって、刻みネギを添えた味噌が乗っている。不燃紙が敷いてあるゆえ、ホウバが焦げて穴が開くという恐れはないし、味噌が焦げるということもない。こうした例は他の宿にはまずない。うまいこと考えたものだ。小まめにかき混ぜなくて済み、放っておいても安心。
 ところで、小生のホウバ味噌の食べ方というと、いつものことだが、味噌にサラダ、漬物、その他味噌和えにしていい野菜を全部乗っけて混ぜて温野菜として食す。味噌がほんの少ししか乗っていなかったから、薄い味噌味野菜となってしまい、残念だった。これは外道の食べ方だから文句は言えない。
 なお、サラダについているトマトは豆乳鍋に放り込んで、煮えたトマトを食すのも小生のやり方だ。娘がサラダドレッシングがとてもおいしいというから、一部のサラダ用野菜にかけて食べてみたところ、さっぱりしていてほんとおいしく、ホウバに乗せたサラダ用野菜を少々戻して、野菜の生食も味わったところである。
 夕食も朝食も、ほんとおいしかった。お湯良し、食事良し、よって、言うことなし。

 チェックアウト後に頼んだコーヒー。味も良かったが、昨年同様に器が面白い。最初はコーヒーの液面が四つ葉マークの形に見え、飲み進むとハートマークになる。じゃあ、もう少し飲むとダイヤになり、最後はスペードか。と思うも、そうはならず。最後の最後にちょちょっとハートマークが変わる。液面の変わる姿を楽しめるという、こんな器があるなんて驚いたところである。
 ロビーには1か所だけ囲炉裏があり、昨年は出発が遅かったから、そこで最後の15分ほど寛がせてもらえたが、囲炉裏があることを失念しており、これは楽しめなかった。

 というようなことで、来年もこの時期にまた投宿したい「花扇」である。往き返りの高速バスも空いており、今年と同じパターで、来年以降も定着しそうな正月過ぎの湯治旅。

※1 2012.9.2別立てブログ記事で書きましたが、毎日何か楽しい出来事が少なくとも1つはあったはずであり、それを書き綴っていけば落ち込みから脱却できるとのことで、小生も“一日一楽”日記を付け始めました。
 また、このブログの2015.3.3の記事で紹介しました、ひすいこたろう著「ものの見方検定」に書かれている「小さな幸せに気づくレッスン」で次のように述べられています。
 「わたしは今日幸せでした。なぜならば…」、これの続きを3つ考えてから寝てください。寝る前に幸せを味わって眠ると、不思議と、朝起きたときの表情が違うんです。これも続けるとよくわかるのでぜひお試しくださいね。
 小生も早速これを始め、うち1つを記事にしたところです。


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<2日前の日記:夕食>(記憶力増強トレーニング ※2
単品につき脳トレ休み

※2 2014.6.3ブログ記事「 100歳までボケない101の方法 」で書きましたが、その中で衝撃を受けたのが「2日前の日記を付けよう」で、次のように書かれています。
 記憶力を維持し、さらには高めることができ、ボケ防止に役立つ効果が大きいから、ぜひやってみてください。例えば2日前に食べたものを思い出すのはどうでしょう。前日のことならかなり鮮明に覚えていると思いますが、2日前となると途端にあやしくなりませんか。
 よって、小生も早速2日前の日記を付け始めたところです。
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