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6.27 今年初めて女房が梅酒を造ることに [おふくろ]

 うちの庭にある梅の木。毎年、けっこうな量の梅の実が生り、おふくろが梅干を漬けていた。それが、3年ほど前に庭師さんに剪定してもらったら、枝の切りすぎで梅がほとんど生らなかった。翌年から別の庭師さんに代ったが、小生が頼んで同様に剪定してもらった。
 梅の実が生らない方が助かるからだ。と言うのは、おふくろが漬ける梅干は昔ながらのやり方であるから、酸っぱくならず塩っ辛くなってしまい、とても食べられないからである。おまけに、おふくろは自分は便秘になるからと言って食べず、小生一人が貧乏くじを引いて食べさせられる羽目に陥る。
 ところが、今年は、従前ほどではないが、バケツ1杯の大粒の梅の実をおふくろが今日収穫した。そして、たまたま自宅へ行った女房に、“お隣さんに教えてもらって梅干を漬ける。”と、のたもうたという。
 これの意味するところは、“95歳にもなったから、自分一人では無理だから、お隣さんに手伝ってもらって梅干を漬ける。”ということであり、実質上ほとんど全部がお隣さんの世話になることになってしまうのは必至である。(なお、“先ほど隣を覗いたが留守であった。”とも言っていたとのことであるから、先の言葉は深読みして“嫁が勉強して梅干を漬けろ。”という意味は全くない。)
 よって、これではお隣さんに多大な迷惑が掛かることになるから、小生が早速自宅に行ってきて、“梅干ではなくて、梅酒を漬けろ。”と注文した。そしたら、“漬け方が分からん。”と申すではないか。数年前まで、豊作なときは全部を梅干とはせず時々梅酒を造っていたのに。
 これを翻訳すると、“梅酒は造りたくない。梅干が造りたい。”である。
 女房には、まだまだおふくろの言葉のこうした翻訳ができないのだが、長年の経験で小生にはできる。
 困ったおふくろではあるが、ひとつひとつ翻訳するのも面白い。たいてい翻訳したことが当たるからだ。
 さて、そうなると、おふくろは梅酒を造らないのは明らかであり、“女房に梅酒を造らせるから、ビンを出しておいてくれ、明日もらっていくから。”と言うしかなかった。おふくろは、“うん、分かった。”と返事したから、準備してくれるだろう。
 店に戻って、女房に、かくかくしかじかで梅酒を作ってくれと頼んだところである。女房は梅干にも興味を持ったようでネット検索していたが、梅酒を検索させたら、“こちらの方がうんと簡単だから、梅酒にするわ。”と言ってくれた。
 梅酒もうまいものである。ここ2年ほど焼酎の湯割りで晩酌しているが、梅酒ができれば食前酒として梅酒を飲み、そのあと少々の焼酎の湯割りをいただけばいい。これで、晩飯がより豪華になろうというもの。
 今日は、とんだバタバタ劇になったが、いい方向に“1件落着”した次第。
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