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5.21 禍転じて福となす [おふくろ]

 3日前のことであるが、ある方からいただいた珍しい鉢植の花木と果樹が、おふくろの手によって無残にも剪定されてしまった。
 ここのところ安心していたが、久方ぶりにおふくろにまだらボケが生じた。
 96歳と高齢だが体はまだまだ元気であり、この時期、庭木の中で伸びてきた若芽の枝を剪定するのが常であり、ここのところ毎日少しずつやっていた。
 今年も頑張っているなあ、と微笑ましく思っていたら、なんと、庭木の直ぐ隣に置いておいた鉢植の花木と果樹そして銀杏の盆栽にも手をかけてしまったのである。
 銀杏の盆栽はやり始めたところで見つけ、ストップさせられたが、鉢植2本は、時既に遅しであった。
 “よう考えて剪定せえ!”と、どやしつけたところであるが、またやりかねない。昨年も5月から7月にまだらボケが時々出たからである。
 よって、鉢植2鉢を庭木と少々離れた場所に置き、「切るな。大きくなって花が咲く。」、「切るな。大きくなって果物が生る。」と大きく表示した札を立てておいた。
(剪定後の写真:前方が果樹、後方が花木)

DSCN0282.JPG

 せっかくの頂き物がとんでもないことになってしまい、その方に昨日メールで、かくかくしかじかで申し訳ないとお詫びしておいた。
 そしたら、今日、メール返しがあり、高齢の母上であるからお許しになってあげてくださいという暖かいお言葉とともに、剪定された枝を挿し木して数を増やされてはいかがか、というアドバイスをいただいた。
 なるほど、である。
 挿し木は初体験だがそうしますとメールを送ったら、直ぐにメール返しがあり、土はかくかくしかじかにすると良いとのご教示をいただき、早速それに従って挿し木することにした。

 さてさて、ここで困ったことが生じた。
 様々な庭木の剪定くずと混ざってしまっており、どれがどれだか判別が難しいのである。小生は花にはあまり興味がないが果物は大好物であり、果樹の剪定くずから果樹の枝を探し出さねばならない。
 似たような葉っぱが付いた枝があり、それらとともに拾い集めて鉢植の葉と比較する。切り口の数の半分程度しか拾い出せなかったが、それでも数本は確保できた。

 ここで、一先ず作業を中止し、店の雑用が済んでから、午後にでも挿し木作業をすることにしよう。挿し木したうち1本でも良いから根付いて欲しいものだ。
 願わくば全部。欲が深すぎるか。
 いずれにせよ、何だかワクワクします。
 ちなみに、その果樹とは、ブラジル南部原産の「ジャポチカバ」というもので、ブドウの実のようなものが幹に直接生るという珍しいものです。耐寒性は1度Cくらいまでとのことで、直植えできないのが残念ですが。
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